トレンボロン サイクル完全設計|Ace/E/Hexaエステル別・初回〜上級プロトコル・PCT【2026年版】

トレンボロン サイクル完全設計|Ace/E/Hexaエステル別・初回〜上級プロトコル・PCT【2026年版】

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結論(3行)

  • トレンボロン・サイクルは「エステル(Ace=短/E=長/Hex=超長)」「用量帯(初級50/中級75-100/上級150 mg/EOD)」「テスト+トレン+(マステロン or ウィンスト)」の3軸を先に固定してから組むのが事故の少ない設計順序になる。
  • 初回はテスト250-400mg/週+トレン・アセテート 50mg/EOD(隔日)を6-8週、次にエナンセートで12週、上級者でテスト+トレン+マステロン三本立てをコンテスト直前6-10週、というのが海外フォーラムでも国内ジムでも頻出するルート。
  • どの段に進むにしても、アリミデックス(エストロゲン管理)・カベルゴリン(プロラクチン管理)・クロミッド+ノルバデックス+HCG(PCT=サイクル後の回復療法)が手元に揃わないなら、組み始めるタイミングではない。

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1. なぜ「トレンボロン サイクル」だけ独立した設計記事が必要か

トレンボロン(以下トレン)は、テストステロン(以下テスト)やマステロン、プリモボラン、アナバーといった他のAAS(アナボリックステロイド=合成男性ホルモン)と「同じ感覚」では組めない薬剤になっている。理由は3つある。

第一に、トレンはアンドロゲン受容体(AR=男性ホルモン受容体)への結合親和性がテストの約5倍とされ、低用量でも体感が圧倒的に濃い。「テストと同じmg数だけ入れた」では明らかに過剰になる。

第二に、エステル(注射用に脂肪酸を結合させた持続化部位)の違いで血中濃度カーブが大きく変わり、急性副作用(注射直後の咳=トレンクラフ、寝汗、攻撃性)の出方も別物になる。アセテートとエナンセートを「半減期だけの違い」と片付けると失敗する。

第三に、トレン特有の副作用経路(プロラクチン経由のジネコマスチア、グルココルチコイド受容体拮抗による寝汗・不眠、神経精神症状)があり、AI(アロマターゼ阻害薬=エストロゲン抑制薬)単独では守れない。

Popeらの内分泌学会(Endocrine Society)による公式声明でも、19-ノルテストステロン誘導体(トレンが属するグループ)は心血管・神経精神症状の負荷が他のAAS群より大きいと整理されている(Pope HG Jr et al. *Endocr Rev*. 2014, PMID: 24423981)。

本記事は「トレンを安全側に倒して結果を出すサイクル設計」をエステル選択・用量チャート・目的別プロトコル・PCT・E2/プロラクチン管理まで通しで解説する。副作用そのものの詳細はトレンボロンの副作用を完全解説に譲り、ここではあくまで「組み方」に集中する。

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2. 設計の前にエステルを選ぶ:Ace vs E vs Hexa

トレンには市販されている主要なエステルが3つある。半減期と血中濃度の山の高さが違うので、「どのエステルを選ぶか」が実質的にサイクル全体の性質を決める。

2-1. トレンボロン・アセテート(Ace、短エステル)

  • 半減期: 約1日
  • 注射頻度: 隔日(EOD=Every Other Day)〜毎日
  • 血中濃度: 山が高く谷も深い
  • 特徴: 中止後3-5日でほぼ抜ける(=合わなければすぐ降りられる)

向いている人: 初めてトレンを試す人、コンテスト直前のピーキング(仕上げの最終調整)目的、副作用が出たら即抜きたい慎重派。

当店在庫: トレンボロン・アセレート 100mg×10ml ¥10,000

2-2. トレンボロン・エナンセート(E、長エステル)

  • 半減期: 約7-10日
  • 注射頻度: 週2回(月・木 など)
  • 血中濃度: なだらか
  • 特徴: 急性副作用(咳・急な攻撃性)は出にくいが、副作用が出てから抜けるまで4-6週かかる

向いている人: 注射回数を減らしたい、12週前後の中長期サイクルを組みたい、毎日刺すストレスを避けたい。

当店在庫: トレンボロン・エナンセート 200mg×10ml ¥15,000

2-3. トレンボロン・ヘキサヒドロベンジルカーボネート(Hexa、超長エステル)

  • 半減期: 約14日
  • 注射頻度: 週1回
  • 血中濃度: 最も平坦
  • 特徴: 流通量が少なく、上級者向け。副作用が出た場合に2-3か月影響が残る

国内個人輸入では入手性が落ちるため、本記事では基本的にAce/Eを軸に組む。

2-4. 選び方の早見表

目的 推奨エステル 理由
初めてトレンを試す Ace 中止しやすい、用量微調整がしやすい
中期サイクル(10-12週) E 注射頻度が週2回で済む
コンテスト直前ピーキング Ace 抜けが早く、登壇前の血中濃度コントロールがしやすい
副作用が怖い E低用量 山が低く急性反応が出にくい
1年に1サイクルだけ E 注射ストレスを減らして継続しやすい

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3. 用量チャート:初心者50/中級75-100/上級150 mg/EOD

トレンの用量は他のAASより1段低めに置くのが基本。テストの500mg/週感覚で「トレンも500mg/週」としてしまうと、副作用が一気に立ち上がる。

3-1. 初心者(初回〜2サイクル目)

項目 推奨
トレン・アセテート 50mg を隔日(=175mg/週相当)
または トレン・エナンセート 200mg/週(月・木で100mgずつ)
テスト・エナンセート 250-400mg/週
アリミデックス 0.25-0.5mg を週2回(E2を見て調整)
カベルゴリン 0.25-0.5mg を週2回
サイクル長 6-8週

ポイントは「テストを必ず併用する」「サイクル長を短く区切る」「最初からカベルゴリンを手元に置く」の3点。トレン単独サイクルは性欲・勃起の崩落リスクが急に上がるため、初心者では避ける設計が現実的。

3-2. 中級者(3サイクル目以降、トレンの体感を把握済)

項目 推奨
トレン・アセテート 75-100mg を隔日(=260-350mg/週相当)
または トレン・エナンセート 300-400mg/週
テスト・エナンセート 300-500mg/週
アリミデックス 0.5mg を週2回(E2 20-40 pg/mL 帯維持)
カベルゴリン 0.5mg を週2回
サイクル長 8-12週

中級帯から「ダイアナボル(メタンジエノン)4週キックスタート」「マステロン併用」「ウィンストール仕上げ」など、目的別オプションを足し始める。詳細は次章の目的別プロトコル参照。

3-3. 上級者(競技志向・コンテスト直前)

項目 推奨
トレン・アセテート 100-150mg を隔日
テスト・エナンセート 400-600mg/週
マステロン・プロピオネート 100mg を隔日
ウィンストール(経口) 50mg/日(最終4-6週)
アリミデックス 0.5mg を週2-3回
カベルゴリン 0.5mg を週2回
サイクル長 10-14週

注: 150mg/EODは多くのユーザーが「振り返ると不要だった」と総括する用量帯になっている。心血管・腎・精神面の負荷が一段上がるため、本当にコンテスト登壇する選手以外はこの帯まで上げない設計を推奨する。

> 警告: 用量を上げるほど副作用は線形ではなく階段状に増える。100mg/EODと150mg/EODはリスクの質が違う。「他人が150mgで結果を出したから自分も」という置き換えは事故になりやすい。

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4. 初回サイクル定番A:テスト+トレン・アセテート 8週

トレン初回として国内外問わず最もよく挙がる構成。「トレンの体感を短期で把握しつつ、合わなければすぐ降りられる」設計になっている。

プロトコル

テスト・E トレン・Ace アリミデックス カベルゴリン
1-8 250-400mg/週 50mg EOD 0.25-0.5mg ×2/週 0.25-0.5mg ×2/週
9-10 (オフ) (オフ) 状況により継続 プロラクチン値見て継続/中止
11-14 PCT(後述)

設計意図

  • テストを基本量(250-400mg/週)で土台に置き、「テスト由来のエストロゲン管理」をアリミデックスで、「トレン由来のプロラクチン管理」をカベルゴリンで別経路カバー。
  • アセテートを選ぶことで、副作用が許容範囲を超えたら3-5日で降りられる退路を確保。
  • 8週で切る理由は、トレンの神経精神症状(不眠・易怒性・寝汗)が累積する前に区切るため。

商品セット

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5. 初回サイクル定番B:テスト+トレン・エナンセート 12週

「アセテートのEOD注射が物理的にきつい」「12週使ってじっくり仕上げたい」場合の構成。

プロトコル

テスト・E トレン・E アリミデックス カベルゴリン
1-12 300-400mg/週(月・木) 200-300mg/週(月・木) 0.5mg ×2/週 0.5mg ×2/週
13-14 (オフ) (オフ) 継続 継続
15-18 PCT

設計意図

  • 注射を週2回(月・木 同タイミング)に統一し、生活リズムに組み込みやすくする。
  • エナンセートはなだらかな血中濃度カーブで急性副作用が出にくいが、合わなかった場合の「降り」が遅い(中止後4-6週影響残)ので、初回でこのプロトコルを選ぶなら「合わない可能性を低く見積もれる」根拠が必要。
  • PCT開始を最終投与後14-18日に設定(エナンセートの半減期を踏まえた標準タイミング)。

商品セット

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6. 中級者バルク:テスト+トレン+ダイアナ4週キックスタート

オフシーズンのクリーンバルク(脂肪を増やしすぎず筋量を伸ばす)で頻出する構成。

プロトコル

テスト・E トレン・E ダイアナ(キックスタート) アリミデックス カベルゴリン
1-4 400mg/週 300mg/週 25-30mg/日 0.5mg ×2/週 0.5mg ×2/週
5-12 400mg/週 300mg/週 (オフ) 0.5mg ×2/週 0.5mg ×2/週
13-14 (オフ) (オフ) 継続 継続
15-18 PCT

設計意図

  • ダイアナ(メタンジエノン、経口AAS)の即効性で1-4週目に水分込みで一気に重量・体感を引き上げ、エナンセート系が血中で立ち上がる5週目以降に主役交代する設計。
  • ダイアナは17α-アルキル化(肝代謝を回避するための分子修飾)経口剤で肝負担が大きいため、4週で必ず切り、肝サポート(TUDCA等)を併用する。
  • このプロトコルは肝・脂質に強い負荷をかけるため、サイクル前にALT/AST・HDL/LDL・血圧を測っておくのが前提。

注意

ダイアナボル(メタンジエノン製剤)は当店現在の在庫リストに入っていないため、本セクションは「一般的なプロトコル例」としての情報提供。代替としてマステロン・プロピオネートウィンストール 20mg×100錠 ¥16,000を使うバリエーションのほうが現実的に組みやすい。LINE経由で在庫確認を推奨: LINEで在庫・組み合わせを聞く

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7. コンテスト直前6-10週:テスト+トレン+マステロン三本立て

カット最終仕上げ(コンテスト登壇1.5-2か月前)の定番。「硬度・凹凸・血管浮き出し」を引き上げる目的でマステロンを三本目に組み込む。

プロトコル(8週版)

テスト・E トレン・Ace マステロン・P アリミデックス カベルゴリン
1-8 200-300mg/週 100mg EOD 100mg EOD 0.5mg ×2/週 0.5mg ×2/週
9-10 (オフ) (オフ) (オフ) 継続 プロラクチン見て継続/中止
11-14 PCT

設計意図

  • テストを「TRT寄り(200-300mg/週)」に絞り、E2を抑えつつ水分貯留を最小化。
  • トレンとマステロンをアセテート/プロピオネートで揃え、すべてEOD注射でリズム統一。
  • マステロンは穏やかなAI様作用(SHBG=性ホルモン結合グロブリンへの結合経由でE2作用を弱める)もあり、AI用量を増やさずに済む利点がある。

商品セット

詳細はマステロン サイクル設計の決定版も参照。

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8. 上級者カット:テスト+トレン+マステロン+ウィンストール

ステージ登壇直前4-6週で「最後の絞り・乾き」を取りに行く構成。経口ウィンストール(スタノゾロール)で水分を抜きながら筋密度を残す。

プロトコル(10週版、最終4-6週でウィンスト追加)

テスト・E トレン・Ace マステロン・P ウィンストール アリミデックス カベルゴリン
1-4 200-300mg/週 100mg EOD 100mg EOD (なし) 0.5mg ×2/週 0.5mg ×2/週
5-10 200-300mg/週 100mg EOD 100mg EOD 50mg/日 0.5mg ×2/週 0.5mg ×2/週
11-12 (オフ) (オフ) (オフ) (オフ) 継続 継続
13-16 PCT

設計意図と注意

  • ウィンストールは17α-アルキル化経口AASで、関節の潤滑液(滑液)を減らす作用があり、関節痛が出やすい。サイクル前から関節に違和感がある人は外す。
  • HDL(善玉コレステロール)を強く下げるため、トレン+ウィンストの組み合わせでは脂質パネルが急速に悪化する。サイクル中盤と終了時に必ず採血する。
  • 上級者向けで、初回・2サイクル目では絶対に組まない構成。

商品セット

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9. E2(エストラジオール)管理:アリミデックスの使い方

トレンサイクル中のE2管理は「テスト由来のE2を抑える」だけが目的になる(トレン自体はアロマ化しない=エストロゲンに変換されない)。アリミデックス(アナストロゾール)は、テストが酵素アロマターゼで変換されてエストラジオールになる経路を阻害する薬剤。

用量プロトコル

状況 アリミデックス用量
テスト 250mg/週まで 0.25-0.5mg を週2回
テスト 400mg/週 0.5mg を週2-3回
テスト 600mg/週以上 0.5mg を3日おき(EOD)

採血タイミング

  • サイクル前: 総テスト・E2・SHBG・LH/FSH・脂質・肝機能
  • サイクル4週目: テスト・E2・脂質・肝機能(用量微調整の判断材料)
  • サイクル終了時: 同上(PCT開始判断)
  • PCT終了4週後: ホルモン回復確認

E2の目標帯は20-40 pg/mL(超高感度ECLIA法基準)。10 pg/mL以下に下げると関節痛・性欲低下・抑うつが出るため、AIは「効かせすぎない」のがコツになる。

商品

アリミデックス 1mg×50錠 ¥7,500。1錠を1/4にカットして使うのが標準的。

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10. プロラクチン管理:カベルゴリンの使い方

トレン特有の「プロラクチン経由のジネコマスチア」「性欲崩落」を防ぐためのキードラッグ。

機序

カベルゴリンはドーパミンD2受容体作動薬で、下垂体からのプロラクチン分泌を抑制する。トレンは19-ノル骨格由来のプロゲステロン受容体作動性が、間接的にプロラクチンを上昇させるため、AIではブロックできない経路をカベルゴリンで塞ぐ形になる。

用量プロトコル

状況 カベルゴリン用量
トレン 50mg/EOD まで 0.25-0.5mg を週2回
トレン 75-100mg/EOD 0.5mg を週2回
トレン 150mg/EOD 0.5mg を3日おき
乳頭痛・しこり出現時 0.5mg を3-4日おきで強化

副作用と対策

  • 吐き気、立ちくらみ、頭痛が用量依存で出る
  • 就寝前服用で副作用を寝ている間にやり過ごす運用が多い
  • 食後服用で吐き気を軽減

1サイクルあたりの消費量

8-10週サイクルで0.5mg×週2回 = 16-20錠消費。32錠入りで1サイクル+α分。

カベルゴリン 0.5mg×32錠 ¥20,000

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11. PCT(サイクル後の回復療法):クロミフェン+ノルバデックス+HCG

トレンは内因性テストステロンを「ほぼゼロ」まで抑制するため、PCTを省略すると数か月のローテストステロン状態(性欲消失・うつ・筋量減少・体脂肪増加)に入るリスクが高い。

11-1. PCT薬剤の役割

薬剤 分類 ターゲット 目的
クロミッド(クロミフェン) SERM(選択的エストロゲン受容体調節薬) 視床下部 LH/FSH分泌再開→精巣刺激→内因性テスト回復
ノルバデックス(タモキシフェン) SERM 乳腺組織+視床下部 乳腺保護(ジネコ予防)+LH再開
HCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン) LH様作用 精巣ライディッヒ細胞 精巣を直接刺激して萎縮回復を加速

11-2. 標準PCTプロトコル(参考例)

期間 クロミフェン タモキシフェン HCG
PCT開始-2週 50mg/日 40mg/日 500IU EOD(2週)
3-4週 25mg/日 20mg/日
5-6週 12.5mg/日

11-3. PCT開始タイミング(エステル別)

エステル 最終投与から 理由
トレン・アセテート 5-7日後 半減期1日で5日後にはほぼ抜ける
トレン・エナンセート 14-18日後 半減期7-10日で2半減期経過
トレン・ヘキサ 18-21日後 半減期14日でほぼ完全に抜ける必要

注: テストステロン・エナンセートを併用している場合、テストの最終投与から14-18日後にPCT開始が標準。トレンとテストの最終投与日を合わせておくとPCT開始判断がシンプルになる。

11-4. HCGをサイクル中に使う「ブラスト」プロトコル

長期サイクル(10週超)では、PCTでまとめて回復するより、サイクル中にHCG 250-500IUを週2回注射し続けて精巣サイズを維持する運用も増えている。これにより、PCT本体での精巣回復が早くなる。

11-5. 商品セット

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12. 副作用対策チェックリスト(サイクル開始前)

組み始める前に手元に揃えるべき装備をリスト化する。1つでも欠けているなら、トレンを始めるタイミングではない。

12-1. 薬剤側

  • [ ] テストステロン・エナンセート(土台、トレン単独サイクル禁止)
  • [ ] トレン本体(Ace または E)
  • [ ] アリミデックス(E2管理)
  • [ ] カベルゴリン(プロラクチン管理)
  • [ ] クロミッド + ノルバデックス(PCT本体)
  • [ ] HCG(精巣維持・回復加速)
  • [ ] 肝サポート(TUDCA等、特に経口併用時)

12-2. 計測側

  • [ ] 家庭用血圧計(週1記録)
  • [ ] 体温計+心拍計(安静時心拍が80超えたら警戒、100超えたら中止判断)
  • [ ] サイクル前の血液検査結果(総テスト・E2・脂質・肝・腎・血算)
  • [ ] サイクル中4週目の中間採血予約
  • [ ] サイクル終了時の採血予約
  • [ ] PCT終了4週後の回復確認採血予約

12-3. 環境側

  • [ ] 寝室温度を18-20℃に保てる空調環境
  • [ ] 同居家族・パートナーへの「攻撃性が上がる可能性」の事前共有
  • [ ] サイクル中に運転・接客・対人折衝の重要場面が重ならない時期選択
  • [ ] サイクル中の禁酒・カフェイン制限の合意

12-4. 中止判断ライン(これが出たら即やめる)

  • 安静時心拍 100bpm 超が3日以上
  • 収縮期血圧 150mmHg 超 または 拡張期 100mmHg 超
  • 暴力衝動・自殺念慮の自覚
  • 乳頭の急速なしこり化(48時間以内に増大)
  • 黄疸、尿量1日0.5L未満、視野欠損
  • ALT/AST が基準上限の5倍超

詳細はトレンボロンの副作用を完全解説を参照。

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13. リスクが高い人(使うべきでないプロファイル)

Baggish らの Circulation 論文では、長期AAS使用者で左室肥大(LVH)・左室駆出率(LVEF)低下が有意に高頻度に観察されたと報告されている(Baggish AL et al. *Circulation*. 2017, PMID: 28533317)。トレンはAR結合親和性が高く、心筋ARへの作用も強いため、以下のプロファイルでは慎重に検討すべき。

  • 心血管疾患の既往(高血圧、不整脈、心筋梗塞、心筋症)、家族歴(若年突然死)
  • 腎機能低下(eGFR 60未満)
  • 肝疾患(B/C型肝炎キャリア、脂肪肝重度)
  • 精神疾患の既往(双極性障害、重度うつ病、パニック障害)、不眠症
  • AGA(男性型脱毛症)が急速進行中(トレンはフィナステリドではブロックできない)
  • 25歳未満(脳前頭前野とHPTA=視床下部-下垂体-性腺軸の発達が完成していない)
  • 競技アスリート登録あり(WADA禁止表掲載薬剤、長期検出される)

> 注意: 上記は「絶対禁忌」ではないが、これらに当てはまる場合は専門医の判断のもとで使用を慎重に検討すべき領域。本記事は個人輸入された製剤の使用を医学的に推奨するものではない。

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FAQ

Q1. トレン初回はAceとEのどちらを選ぶべき?

A. 「合わなかった時にすぐ降りられる」アセテートが推奨される。EOD(隔日)注射の物理的負担はあるが、副作用許容範囲を超えた場合に3-5日で抜ける退路を持てる利点が大きい。エナンセートだと中止後4-6週影響が残るため、初回には向かない。

Q2. テストなしのトレン単独サイクルは可能?

A. 推奨されない。トレンは内因性テスト分泌を強く抑制するが、自身はアロマ化しないためE2が低くなりすぎ、関節痛・性欲崩落・抑うつが一気に出る。テスト250-400mg/週を必ず併用し、E2を20-40 pg/mL帯に保つ設計が標準。

Q3. カベルゴリンなしでトレンを組めるか?

A. 「不可能ではないが推奨されない」。低用量(50mg/EOD)+短サイクル(6週)では出ない人もいるが、出てから慌てて買うより最初から手元に置く設計が安全。乳頭痛・しこりが出てからカベルを始めても、症状が引くまで2-3週かかる。

Q4. PCTを省略してもいい?

A. テストTRTレンジ(125-200mg/週)で「ブラスト&クルーズ」運用にする以外、省略は推奨されない。サイクル後に内因性テストが戻らないまま3-6か月経過するリスクが大きく、その間の体調・気分・性機能の落ち込みは大きい。

Q5. アリミデックスとカベルゴリンを両方手元に置く必要は?

A. ある。トレンサイクルでは「エストロゲン経路(テスト併用由来)」と「プロラクチン経路(トレン由来)」の両方を別経路で管理する必要がある。片方だけだと必ず穴が空く。

Q6. 1年に何サイクルまで?

A. 海外フォーラムの一般的な目安は「1年に1-2サイクル(各6-10週)」。連続サイクルや年3回以上は心血管・精神面の累積リスクが急に上がる。サイクル間のオフ期間は最低でも前回サイクル長と同じ期間を取るのが推奨される。

Q7. テスト+トレン+マステロン三本立てを初回で組んでも大丈夫?

A. 推奨されない。三本同時に入れると副作用が出た時の原因特定が困難になる(どれが効いて、どれが副作用を出しているか分からない)。初回はテスト+トレンの二本で体感を把握し、2-3サイクル目以降にマステロンを足すのが切り分けの効く設計。

Q8. ダイアナ4週キックスタートは肝臓的に大丈夫?

A. 「無傷ではない」。経口17α-アルキル化AASは必ずALT/AST上昇を伴う。サイクル前と4週終了時にALT/AST・ビリルビンを採血し、上限の3倍を超えたら即中止する設計が前提。TUDCA等の肝サポート併用も推奨される。

Q9. PCT終了後にすぐ次のサイクルに入れる?

A. 推奨されない。PCT終了から最低でも前サイクルと同じ期間の「クルーズ期(完全オフ または TRTレンジのみ)」を取り、ホルモン値・脂質・血圧が完全にベースラインに戻ったことを採血で確認してから次サイクル設計に入るのが標準。

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14. 参考文献

  • Pope HG Jr, Wood RI, Rogol A, Nyberg F, Bowers L, Bhasin S. Adverse health consequences of performance-enhancing drugs: an Endocrine Society scientific statement. *Endocrine Reviews.* 2014. PMID: 24423981. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/24423981/
  • Baggish AL, Weiner RB, Kanayama G, Hudson JI, Lu MT, Hoffmann U, Pope HG Jr. Cardiovascular Toxicity of Illicit Anabolic-Androgenic Steroid Use. *Circulation.* 2017. PMID: 28533317. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/28533317/
  • Kanayama G, Kaufman MJ, Pope HG Jr. Public health impact of androgens. *Current Opinion in Endocrinology, Diabetes and Obesity.* 2018. PMID: 29369918. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/29369918/
  • Pope HG Jr, Kouri EM, Hudson JI. Effects of supraphysiologic doses of testosterone on mood and aggression in normal men: a randomized controlled trial. *Archives of General Psychiatry.* 2000. PMID: 10665615. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/10665615/
  • WADA Prohibited List 2025. World Anti-Doping Agency. https://www.wada-ama.org/

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免責事項

本記事は医薬品個人輸入代行業者が提供する情報提供であり、医療行為・診断・処方を代替するものではありません。アナボリックステロイドの使用は健康リスクを伴います。日本国内で承認されていない医薬品を含むため、使用は自己責任となり、専門医の診察を受けることを強く推奨します。本記事の対象は成人男性であり、未成年・競技アスリート・妊娠可能年齢女性の使用は想定していません。WADA禁止表掲載薬剤を含むため、競技登録のあるアスリートは使用しないでください。

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