サスタノン vs エナン/シピ/プロピ/経口|テスト製剤5種徹底比較・血中安定性・注射頻度・PIP・適性【2026年版】

サスタノン vs エナン/シピ/プロピ/経口|テスト製剤5種徹底比較・血中安定性・注射頻度・PIP・適性【2026年版】

先に結論(3行)
  • 初回バルク重視なら 候補A
  • カット/維持なら 候補B
  • 副作用リスク最小化なら 候補C
「自分の目的・経験値・予算でどれか」はLINEで一緒に詰めます。
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結論(忙しい人向けの3行)

  • サスタノン(Sustanon 250)は4種エステル混合製剤、テストエナンセート/シピオネート/プロピオネート/経口ウンデカン酸はそれぞれ単一の製剤。「混合 vs 単一」「注射 vs 経口」「短期型 vs 長期型」の3軸で性格が分かれる。週1回でシンプルに済ませたいならエナンセートかシピオネート、立ち上がりの早さを取るならプロピオネートかサスタ、注射が苦手なら経口ウンデカン酸、欧州TRTプロトコルに合わせるならサスタ — というのが大まかな住み分け。
  • 各観点で比べると、血中濃度の安定性は「シピオネート ≈ エナンセート > サスタ(週2注射前提) > プロピオネート > 経口ウンデカン酸」。注射頻度は「経口(1日2〜3回) > プロピオネート(週3) > サスタ(週2) > エナン/シピ(週1〜2)」。価格(当店在庫)はテストエナン¥9,500・シピオネート¥9,500・プロピオネート¥8,470・サスタ250mg ¥11,500・サスタ400mg ¥14,000・経口ウンデカン酸¥26,000。
  • 結論として、初回サイクルはエナンセート単独が最もシンプルで失敗しにくい。2サイクル目以降に「立ち上がりを早くしたい」「血中の波を小さくしたい」と思ったらサスタへ、「米国プロトコルを参考にしたい」ならシピオネート、「短いサイクルで切れ味を見たい」ならプロピオネート、「注射が無理」なら経口ウンデカン酸、という順で選択肢が広がる。在庫・組み合わせ相談はLINE(https://lin.ee/IsqXZZF)まで。

> 本記事は成人男性のボディメイク・ホルモン補充療法(TRT)目的の方に向けた情報提供です。未承認医薬品の個人輸入は自己責任、未成年の使用や、競技ドーピング目的の使用は対象外です。健康に不安がある方は必ず医師に相談してください。

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まずテスト製剤5種類の全体像 — 何がどう違うのか

テストステロン製剤は世界中で何十種類もありますが、ボディメイクで実際に使われるのは数種類に絞られます。当店で扱っている範囲で、5種類を一枚の表に整理すると以下のようになります。

製剤 形式 エステル 半減期(目安) 推奨注射頻度 当店価格
サスタノン250 注射(油性) 4種混合(プロピオン酸/フェニルプロピオン酸/イソカプロン酸/デカン酸) 2〜15日(エステル別) 週2(E3.5D) ¥11,500
サスタノン400 注射(油性・高濃度) 4種混合(同上、含量倍) 同上 週2(E3.5D) ¥14,000
テスト・エナンセート 注射(油性) エナンセート単独(C7) 約4.5日 週1〜週2 ¥9,500
テスト・シピオネート 注射(油性) シピオネート単独(C8) 約5〜8日 週1 ¥9,500
テスト・プロピオネート 注射(油性) プロピオン酸単独(C3) 約2日 週3〜EOD ¥8,470
テスト・ウンデカン酸経口 経口カプセル ウンデカン酸(C11)+リンパ吸収 約3〜4時間 1日2〜3回(食事と) ¥26,000

「エステル」とはテストステロン本体にぶら下げた油性側鎖のこと。長いほど油に溶け、ゆっくりと加水分解されて血中に放出されます。エステル長 ≒ 血中持続時間 と理解すれば、各製剤の性格はほぼ把握できます。

サスタノンは「短期(プロピオン酸)+中期(フェニルプロピオン酸/イソカプロン酸)+長期(デカン酸)を1本に詰めた折衷案」、エナンセート/シピオネートは「中期だけのシンプル設計」、プロピオネートは「短期だけ」、経口ウンデカン酸は「リンパ吸収という別ルートで肝負荷を回避した経口版」という位置づけです。

なお、「テストステロンそのものの効き(筋肥大・性欲・赤血球産生・気分の上がり方など)」はどの製剤も同じです。違うのは血中に出てくる速さ・持続・注射頻度・PIP(注射部位の痛み)・PCT開始のタイミングといった運用上の差だけ。中身の薬理は同じものを扱っているという前提を、まず押さえておきます。

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サスタノン vs テストエナンセート — 週1注射 vs E3.5D注射の悩み

サスタノンとエナンセートは、海外フォーラムで最も比較される2剤です。「初回サイクルはどっち?」という問いに対して、判断軸を6つ挙げます。

1. 血中濃度の安定性

製剤 週1注射での安定性 週2注射での安定性
エナンセート 中(週末にやや下がる) 高(ほぼ平坦)
サスタノン 低(短期エステルが抜けて谷ができる) 高(短期と長期が補完)

エナンセートは半減期4.5日の単一エステルなので、週1でも血中濃度の波は緩やかです。一方サスタノンは、短期エステル(プロピオン酸・半減期2日)が3〜4日で抜けるので、週1注射だと「打って2日でピーク → 5日目以降に倦怠感」という波が出やすい。Minto らの油性エステル製剤の薬物動態モデル(参考: PMID 9103484)が示すように、エステル長が短いほど切り出し速度が早く、ピークと谷が深くなります。

サスタを使うなら週2(月午後+木夜などのE3.5D)が現代海外コミュニティの実質標準。エナンセートは週1でも週2でも使えるが、週2にするとシピオネート並みに平坦になる、というのが薬物動態的な事実です。

2. 立ち上がりの早さ

製剤 効きを体感し始めるまで 定常状態到達
エナンセート単独 2〜3週 4〜6週
サスタノン 1週目から(プロピオン酸由来) 8〜10週(デカン酸由来)

「サイクル開始から早く効いてる感が欲しい」ならサスタ、「じわじわ立ち上がるのを受け入れる」ならエナン、という性格の違いがあります。

3. PIP(注射部位の痛み)

エナンセートは中鎖の単一エステルで油への溶解性が良好、PIPは比較的軽い。サスタノンはプロピオン酸が含まれるので注射当日〜翌日に軽い疼痛が出る人が一定数います。「注射の不快感を最小化したい」ならエナン優位。

4. コスト

製剤 当店価格 12週・週500mg必要量 12週コスト目安
エナンセート 250mg/10ml ¥9,500 2.5本(15mL=3,750mg→24mL消費)→ 3本 ¥28,500
サスタノン 250mg/10ml ¥11,500 同上 → 3本 ¥34,500
サスタノン 400mg/10ml ¥14,000 1.9本 → 2本 ¥28,000

エナンセートが最も安く、サスタ400mg版は注射量を減らせる代わりに250mg版より割安なmg単価。コスト最優先ならエナン、注射量を減らしたいならサスタ400mg。

5. PCT開始タイミングの読みやすさ

製剤 最終注射からPCT開始までの待機
エナンセート 13〜14日後
サスタノン 18〜21日後(デカン酸の半減期15日を考慮)

エナンセートはシンプルな単一エステルなので、PCT開始日の計算がしやすい。サスタはデカン酸が長く残るので待機期間が1週間ほど伸び、初心者が混乱しやすいポイントです。

6. E2(エストラジオール)管理のしやすさ

芳香化率(テストステロンが体内のアロマターゼ酵素で女性ホルモンに変換される割合)はどちらも同じ(=テストステロン本体由来なので)。ただし血中濃度の波が小さいエナンセート週2のほうが、E2のスパイクも穏やかになる傾向があります。サスタ週1だと注射直後にE2が跳ねて、週末に下がる、という波が起きやすい。

結論: エナン vs サスタ の選び方

  • 初心者・週1で済ませたい・コスト重視・PCT開始日を読みやすくしたい → テストエナンセート
  • 2サイクル目以降・立ち上がりを早めたい・欧州TRTプロトコルに合わせたい・週2注射を厭わない → サスタノン

姉妹記事「テストエナンセート(Test E)完全ガイド」「サスタノン用量完全ガイド」もあわせて参照してください。

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サスタノン vs テストシピオネート — 米国 vs 欧州プロトコルの背景

シピオネート(Cypionate)は米国で最もメジャーなテスト製剤、サスタノンは欧州・中東・南アジアで主流。これは医療文化と薬物承認の歴史の違いから来ています。

1. 半減期と注射頻度

製剤 半減期 推奨注射頻度
シピオネート 約5〜8日 週1(米国TRT定番)
サスタノン 2〜15日(エステル別) 週2(E3.5D)

シピオネートはエナンセートよりやや長い半減期で、週1注射でも血中濃度が比較的平坦です。米国のTRTクリニックが「週1回シピオネート」を標準処方にできるのはこのため。サスタは前述の通り、週1だと谷が出やすく週2が前提になります。

2. 血中濃度の安定性

シピオネートはサスタの「平坦版」と思って差し支えありません。週1注射での安定度は「シピオネート > エナンセート > サスタ(週1)」の順。週2注射に揃えれば3者ともほぼ同等になります。

3. PIP

シピオネートはサスタより明らかにマイルド。サスタはプロピオン酸由来の刺激が出ることがあるのに対して、シピオネートは中鎖単一エステルで溶解性が高く、注射時の疼痛が少ない。PIPが嫌でテストを諦めかけている方には、シピオネートかエナンセートが優しい選択肢です。

4. 米国 vs 欧州の文化的背景

米国はFDA承認の関係で、シピオネート(Depo-Testosterone、Pfizer)が長くTRT第一選択でした。一方、欧州ではOrganon社のサスタノンが1948年から流通し、医療用TRTで「月1回通院」を実現する設計として広く処方されてきました。Gooren & Behre(参考: PMID 18477208)も、欧州ではサスタノン・スタンエート・ウンデカン酸長期注射の3本柱、米国ではシピオネートが標準と整理しています。

5. 価格(当店)

シピオネートとエナンセートは当店ではどちらも ¥9,500 で同価格、サスタ250mgが ¥11,500。ボディメイクのコスト計算では「シピ ≒ エナン < サスタ250 < サスタ400」の順。

6. PCT開始タイミング

製剤 最終注射からPCT開始まで
シピオネート 14〜16日後
エナンセート 13〜14日後
サスタノン 18〜21日後

シピオネートはエナンよりやや遅め、サスタよりは早め。

結論: シピ vs サスタ の選び方

  • 米国プロトコルを参考にしたい・週1注射でPIPを最小化したい → シピオネート
  • 欧州プロトコルに合わせたい・短期エステルの立ち上がりも欲しい → サスタノン

シピオネートとエナンセートは性格がほぼ同じ(週1で運用できる中鎖単一エステル)で、価格も同じ。米国製レシピを真似るときに「Depo-Testosterone」と書かれていればシピオネートを選ぶ、それ以外はエナンでも実質同等、という使い分けが現実的です。

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サスタノン vs テストプロピオネート — 注射頻度の極端差

プロピオネート(Test P / TP)はテスト製剤の中で最も短い半減期(約2日)を持ち、別の極にあります。

1. 注射頻度の桁違い

製剤 推奨注射頻度 12週サイクルの総注射回数
プロピオネート 週3〜EOD(2日に1回) 36〜42回
サスタノン(週2) E3.5D 24回

プロピオネート単独だと、12週で40回前後の注射が必要。サスタの倍近い回数を打つことになります。

2. 立ち上がりの早さと切れ味

プロピオネートは「打ったその日から効いてる」と表現されるほど早い。一方で抜けるのも早く、48時間以上空けると血中濃度が一気に下がる。コンテストやフォトシュート前の「短期サイクル(6〜8週)で水抜きを最大化したい」用途で選ばれることが多い製剤です。

サスタは早い立ち上がり(プロピオン酸成分由来)を持ちながら、長期エステル(デカン酸)が底を支えるので、ロングサイクル(12〜16週)に向く。「短期切れ味のプロピ」「中長期の安定のサスタ」と性格がはっきり分かれます。

3. PIP

プロピオネートのPIPは強烈です。注射部位が翌日もヒリヒリすることが多く、慣れていない人は注射そのものをストレスに感じる。サスタもプロピオン酸を4分の1含むので軽いPIPが出ますが、プロピ単独よりはマシ。「PIPに弱い」と自覚している人は、プロピは見送ったほうが無難です。

4. PCT開始タイミング

製剤 最終注射からPCT開始まで
プロピオネート 5〜7日後
サスタノン 18〜21日後

プロピは半減期が短いので、PCT開始まで1週間で済む。サスタは3週待つ。「サイクル全体の長さ」だけで考えるとプロピのほうが回転が早いという見方もできます。

5. コスト(当店)

製剤 価格 1mg単価
プロピオネート 100mg/10ml ¥8,470 ¥8.47
サスタノン 250mg/10ml ¥11,500 ¥4.6
サスタノン 400mg/10ml ¥14,000 ¥3.5

mg単価で見るとサスタが圧倒的に安い。プロピは100mg/mLという低濃度のため、同じmg数を打つのに3倍量の油が必要で、結果的にmg単価も高くなります。

6. 用途別の住み分け

用途 向く製剤
6〜8週の短期切れ味サイクル(コンテスト前など) プロピオネート
12〜16週の安定したバルク・カット サスタノン
注射回数を増やしてでもPIPを耐える覚悟がある プロピオネート
注射回数を最小限にしたい エナンセート/シピオネート/サスタ

結論: プロピ vs サスタ の選び方

  • 短期サイクルで切れ味重視・コンテストやフォトシュート用・週3〜EOD注射を厭わない → プロピオネート
  • 中長期サイクルでサイズ・安定優先・週2注射で済ませたい → サスタノン

プロピは「上級者の短期決戦用」、サスタは「中級〜上級の中長期土台」。同じテストでも用途が大きく違います。

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サスタノン vs 経口ウンデカン酸 — 経口の利便性 vs 注射の確実性

「注射が無理」「ロケーション的に注射が難しい」という方が候補にする経口テストステロンが、ウンデカン酸エステル(Andriol/Restandol/テストカプス。当店在庫名は「テストステロン・アンデコネイト 40mg×100」)。サスタとは形式も吸収経路も全く違います。

1. 投与経路と肝負荷

経口ウンデカン酸は、テストステロンに長鎖脂肪酸(C11)を結合させたカプセル剤で、腸管からリンパ管経由で吸収されるため、肝初回通過(first-pass)を回避できる。17α-アルキル化していない経口テストとして、肝負荷の軽い数少ない設計です(Bagchus らの食事併用バイオアベイラビリティ研究、PMID 12627930 を参照)。

サスタノンは筋肉注射で、肝初回通過は経由しません。両者とも肝負荷は通常の経口AAS(オキシメトロン・メタンドロステノロンなど17α-アルキル化系)よりずっと軽い、という共通点があります。

2. 吸収率と食事依存性

経口ウンデカン酸は脂質を含む食事と一緒に飲まないと吸収率がほぼゼロになるという独特な性質があります。空腹で飲むのは無意味、脂質20g以上の食事と一緒に飲むのが鉄則。一方サスタノンは食事に関係なく、注射すれば確実に血中に入る。

「外食が多くて食事のタイミングが読めない」「朝飯抜きで仕事に行くタイプ」という生活パターンの方は、経口ウンデカン酸の吸収率がブレやすく、サスタなど注射剤のほうが安定して効きます。

3. 半減期と投与頻度

製剤 半減期 投与頻度
経口ウンデカン酸 約3〜4時間 1日2〜3回(食事ごと)
サスタノン 2〜15日 週2注射

経口は1日2〜3回飲む必要があり、飲み忘れると血中濃度が一気に下がる。サスタは週2回のスケジュールで済む。「毎日3回の服薬」と「週2回の注射」のどちらが生活に合うかで判断が分かれます。

4. 用量と効きの強さ

経口ウンデカン酸の実用レンジは1日120〜320mg(40mgカプセル3〜8個)。注射換算で経口240mg/日 ≒ 注射換算で週300〜400mg相当が現実的な目安(吸収率の不安定さを織り込むと注射のほうが少ない用量で済む)。

「サイズアップ最大化」のサイクル目的なら、注射が圧倒的に効率がよい。経口は「TRT延長」「注射への橋渡し」「出張多めの中継ぎ」用途に向きます。

5. コスト

製剤 価格 12週運用での目安
経口ウンデカン酸 40mg×100 ¥26,000 240mg/日(6カプセル/日)で約17日分 → 5箱 ¥130,000
サスタノン 250mg/10ml ¥11,500 週500mg×12週で3本 ¥34,500

経口はmgあたりコストが圧倒的に高い。これは肝負荷の軽い経口テストという希少設計の代償です。「注射絶対無理」の方向けの選択肢で、コストパフォーマンスではサスタや他の注射剤に大きく負けます。

6. PIP・採血項目・PCT

  • PIP: 経口は注射ではないのでゼロ。サスタは前述の通りプロピオン酸由来の軽い疼痛あり。
  • 採血項目: ほぼ同じ。総テスト・遊離テスト・E2・LH/FSH・AST/ALT・LDL/HDL・ヘマトクリット・PSA(40歳以上)。経口は半減期が短いので「飲んだ直後/トラフ(次の服薬直前)」で値が大きく変動するため、採血タイミングの記録が重要。
  • PCT: どちらも HPTA(視床下部-下垂体-精巣軸)を抑制するので必須。経口は半減期が短いので最終服薬から3〜5日後にクロミッド(クロミフェン)開始、サスタは18〜21日後。

結論: 経口 vs サスタ の選び方

  • 注射が物理的・心理的に無理・出張多めで注射スケジュールが立たない・TRT延長目的 → 経口ウンデカン酸
  • コストを抑えたい・サイクル目的で確実な効きを取りたい・食事のタイミングが不規則 → サスタノン(または他の注射剤)

詳しくは姉妹記事「経口テストステロン・ウンデカン酸用量完全ガイド」も参考にしてください。

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5観点まとめ — どのテストが何の用途に向くか

ここまでの比較を、6つの観点で1枚にまとめます。

観点1: 血中濃度の安定性

順位 製剤(週1注射前提) 順位 製剤(週2/最適化前提)
1 シピオネート 1 エナンセート週2/シピオネート週2/サスタ週2(横並び)
2 エナンセート 2 プロピオネートEOD
3 サスタ 3 経口ウンデカン酸(食事タイミング次第)
4 プロピオネート

観点2: PIP(注射部位の痛み)の少なさ

順位 製剤
1 経口ウンデカン酸(注射そのものなし)
2 エナンセート/シピオネート(中鎖単一・溶解性高)
3 サスタノン(プロピオン酸成分で軽い疼痛)
4 プロピオネート単独(短鎖・刺激強い)

観点3: コスト(当店12週・週500mg目安)

順位 製剤 12週コスト目安
1 エナンセート/シピオネート ¥28,500前後
2 サスタ400mg ¥28,000前後
3 サスタ250mg ¥34,500
4 プロピオネート ¥50,000超(低濃度・必要本数多)
5 経口ウンデカン酸 ¥130,000前後(240mg/日換算)

観点4: PCT開始タイミングの読みやすさ

製剤 最終投与からPCT開始まで シンプルさ
プロピオネート 5〜7日後
経口ウンデカン酸 3〜5日後
エナンセート 13〜14日後
シピオネート 14〜16日後
サスタノン 18〜21日後 やや低(デカン酸の長期残存)

観点5: E2(エストラジオール)管理のしやすさ

芳香化率はどれも同じ(テストステロン本体由来)。ただし血中濃度の波が小さいほどE2のスパイクも穏やかになる。

順位 製剤
1 シピオネート週1/エナンセート週2/サスタ週2
2 プロピオネートEOD(波は小さいが短鎖で動きが速い)
3 経口ウンデカン酸(食事ごとの吸収変動あり)
4 サスタ週1(短期エステルでスパイク出やすい)

観点6: 利便性(注射頻度・服薬頻度)

順位 製剤 投与頻度
1 エナンセート/シピオネート 週1〜2
2 サスタノン 週2
3 プロピオネート 週3〜EOD
4 経口ウンデカン酸 1日2〜3回(食事ごと)

総合観点別早見表

観点 1位 2位 3位
血中安定性(週1) シピオネート エナンセート サスタ
PIPの少なさ 経口/エナン/シピ サスタ プロピ
コスト エナン/シピ サスタ400 サスタ250
PCTタイミング読みやすさ プロピ/経口 エナン/シピ サスタ
E2管理 シピ/エナン週2/サスタ週2 プロピEOD サスタ週1
利便性 エナン/シピ サスタ プロピ/経口

「全項目1位の製剤はない」というのが結論です。何を優先するかで選び方が変わります。

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適性ユーザー別 — 6パターンの選び方

実際にどう選べばいいかを、6つのユーザー像に分けて整理します。

パターン1: 完全初心者(初回サイクル)

推奨: テストエナンセート単独・週1〜週2注射・12週

理由は3つ。① 単一エステルで注射頻度・PCTタイミングがシンプル ② 価格が最安帯 ③ PIPが軽くて学習コストが低い。サスタは「複数エステルの薬物動態を理解した上で運用する」前提があるため、初心者には情報量が多すぎます。

姉妹記事「テストEサイクルプラン」に12週初心者プロトコルの具体例があります。

パターン2: 2サイクル目以降のボディメイカー

推奨: サスタノン または シピオネート

初回でテスト本体への自分の反応(E2上昇しやすい体質か、AGAが進むか、ニキビが出るか)を学んだ上で、「立ち上がりを早めたい」ならサスタ、「米国プロトコルや週1注射のシンプルさを取りたい」ならシピオネート。

パターン3: コンテスト/フォトシュート前の短期切れ味狙い

推奨: テストプロピオネート + 短期AAS(マステロンなど)

6〜8週の短期サイクルで切れ味を最大化したい用途。週3〜EOD注射の覚悟があればプロピは強力です。サスタはデカン酸の長期残存があるので、「コンテスト後すぐに完全クリアしたい」用途には不向き。

パターン4: TRT延長目的(永続的な男性ホルモン補充)

推奨: シピオネート週1 / エナンセート週1 / サスタE3.5D の3択

TRT用量(週100〜150mg)では3製剤とも実用域。米国ベースのクリニック模倣ならシピ、欧州ベースならサスタ、中庸ならエナン。ボディメイクと違って「永続的に飲み続ける」前提なので、生活に組み込みやすい注射頻度を選びます。

経口ウンデカン酸も選択肢になりますが、コストが3〜5倍以上になるため、「注射が物理的に無理な人」の最終手段。

パターン5: 注射が物理的・心理的に無理な人

推奨: 経口ウンデカン酸

肝負荷の軽い数少ない経口テスト。1日2〜3回の服薬を厭わなければ運用可能。ただし「脂質を含む食事と一緒」「出張・外食で食事タイミングがズレると吸収不安定」という制約は理解しておく必要があります。

パターン6: 上級者・大会選手

推奨: 用途で組み合わせ(サスタ土台+プロピでコンテスト前ピーキング、など)

たとえば「サイクル前半12週はサスタE3.5D・後半4週はプロピEODに切り替えてコンテスト前にクリア」という設計が古典的。サスタとプロピは「同じテストの異なるエステル」なので、切り替え時に血中濃度の谷を作りにくい(サスタ内のプロピオン酸成分とプロピ単独製剤がスムーズに繋がる)。

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併用 vs 単独運用 — テストを2種類混ぜてもいいのか

「サスタとエナンセートを同時に打ってもいいのか?」という質問が定期的に出ます。結論から言うと、薬理的には可能だが、実用上のメリットは小さいというのが回答です。

サスタ+エナン同時運用は可能?

  • 同じテストステロン本体なので、芳香化・アンドロゲン作用・HPTA抑制は単純加算
  • 血中濃度カーブを「サスタの早い立ち上がり+エナンの中期持続」で重ねることはできる
  • ただし「サスタ単独・週500mgのE3.5D」でほぼ同じ波形が作れるので、わざわざ2剤混ぜる意義が薄い

実用的には、サスタを使うならサスタ単独、エナンならエナン単独で組むのが管理上シンプルです。例外的に「サスタが手に入らない週はエナンで埋める」「移行期にサスタを減らしながらエナンを増やす」といった運用はあり得ます。

サスタ+プロピ(短期エステル併用でフロントロード)

サイクル前半1〜2週だけプロピを追加して、血中濃度を一気に立ち上げる「フロントロード」をやる人もいます。サスタE3.5D + プロピEOD ×2週、その後はサスタE3.5D単独に切り替え、という設計。

メリット: 立ち上がり週(週1〜3)の体感が早い。 デメリット: 注射頻度が週4〜5回になる、PIPが累積する、初心者には負担が大きい。

サスタ+経口ウンデカン酸

「注射の谷の日に経口で底上げ」という発想は理論上ありえますが、経口ウンデカン酸の吸収不安定性とコストを考えると合理性は薄い。注射頻度を増やす(E3.5D → EOD)ほうが経済的・管理的に有利です。

他のAAS(非テスト)とのスタック

サスタ・エナン・シピ・プロピ・経口ウンデカン酸はすべて「テスト本体」なので、ナンドロロン・トレンボロン・マステロン・ボルデノン・経口剤などのAASとスタックを組む際に「土台」として使う点では同じ。スタック相手と組み合わせる時は、「土台のテスト製剤を1つ選んで、足し算で他のAASを乗せる」設計が基本です。

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価格・在庫・買い方 — 当店ラインナップ

2026年4月時点で、当店で扱っているテストステロン製剤は以下の6種類です。

注射剤

商品 価格 特徴
サスタノン 250mg/10ml ¥11,500 4種混合・標準濃度・E3.5D推奨
サスタノン 400mg/10ml ¥14,000 4種混合・高濃度・注射量を減らせる
テストステロン・エナンセート 250mg/10ml ¥9,500 単一エステル・週1可・最安帯
テストステロン・シピオネート 250mg/10ml ¥9,500 単一エステル・米国TRT定番
テストステロン・プロピオネート 100mg/10ml ¥8,470 短期エステル・週3〜EOD

経口剤

商品 価格 特徴
テストステロン・アンデコネイト 40mg×100 ¥26,000 経口・リンパ吸収・食事と一緒に

用途別おすすめの組み合わせ

用途 おすすめ
初心者・コスト優先 テストエナンセート 250mg/10ml ¥9,500 ×3本
米国プロトコル・週1注射 テストシピオネート 250mg/10ml ¥9,500 ×3本
欧州プロトコル・立ち上がり早く サスタノン 250mg/10ml ¥11,500 ×3本(または400mg ×2本)
短期コンテスト切れ味 テストプロピオネート 100mg/10ml ¥8,470 ×複数
注射NG・経口運用 テストアンデコネイト 40mg×100 ¥26,000(複数箱)

迷う場合は、目的(バルク/カット/TRT延長/コンテスト)・体重・経験(初回か何サイクル目か)・生活パターン(注射頻度許容度・食事タイミング)を教えていただければ、LINE(https://lin.ee/IsqXZZF)で組み合わせ提案します。在庫状況・配送状況も合わせてお返事します。

PCT・E2管理の周辺薬剤(クロミッド・HCG・アリミデックス)と、用量設計の詳細は姉妹記事「サスタノン用量完全ガイド」にまとめています。

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FAQ — よくある質問

Q1. 結局、初回サイクルはサスタとエナンのどっちがいい?

A. 初回はテストエナンセート単独を強く推奨します。注射頻度・PCT開始タイミングがシンプルで、価格も最安帯、PIPも軽い。サスタは2サイクル目以降の選択肢として、欧州プロトコルにこだわる方の第一選択として位置づけるのが現実的です。

Q2. サスタとシピオネートはほぼ同じ?

A. いいえ、性格は違います。シピは「半減期5〜8日の単一エステル・週1で平坦」、サスタは「短期〜長期4種混合・週2前提」。シピのほうが管理がシンプル、サスタのほうが立ち上がりが早い。ただし「ゴール血中テスト濃度」を達成する手段としては、両方とも有効です。

Q3. プロピオネート単独サイクルは初心者でもいける?

A. 推奨しません。週3〜EODの注射頻度、強めのPIP、初心者には負担が大きすぎます。プロピは「中級者の短期ピーキング用」または「上級者のコンテスト前用」と位置づけるのが現実的です。

Q4. 経口ウンデカン酸は注射と同じ筋肉量増加が期待できる?

A. 期待値は注射より低めに見積もるべきです。吸収率の不安定性(食事依存)と用量上限(コスト・1日服薬回数の制約)から、注射換算で週300〜400mg相当の効きが現実的な目安。「サイズアップ最大化」が目的なら注射、「肝負荷の軽い経口でTRT延長」なら経口、と用途を分けて考えるのが合理的です。

Q5. サスタと他のテスト製剤を同時に使うのはアリ?

A. 薬理的には可能ですが実用上のメリットは小さい。サスタ単独・週500mgのE3.5Dでほぼすべての血中濃度パターンをカバーできます。例外は「フロントロード(サスタ+プロピで立ち上がり加速)」「移行期(サスタ→エナンに切り替え時の重複期間)」の2ケース。

Q6. シピオネートからサスタに切り替える時、何日空ければいい?

A. 切り替え当日に新しい製剤を打って大丈夫です。シピの最終注射から3〜4日後にサスタを打ち始めると、血中濃度の谷を作らずに移行できます。逆方向(サスタ→シピ)も同様。同じテストステロン本体なので、エステル違いを切り替えるだけと考えればOKです。

Q7. プロピオネートのPIPは慣れる?

A. 個人差が大きいです。注射部位を毎回ローテーション(右大臀筋→左大臀筋→右大腿四頭筋→左大腿四頭筋→右三角筋→左三角筋)、油を温めてから吸い上げる、ゆっくり注入する、などの工夫で軽減はできますが、エナンセート並みにマイルドになることはあまりありません。「PIPが嫌でAASをやめた」という声は、プロピ単独サイクルから出ることが多いです。

Q8. 経口ウンデカン酸を「飲まない日」を作るとどうなる?

A. 半減期が3〜4時間と短いので、24時間飲まないと血中テスト濃度はほぼゼロに戻ります。注射剤と違って「貯金」がないので、毎日のルーティン化が必須。出張で飲み忘れが続くとサイクル全体の効きが大きく落ちます。ルーティン管理が苦手な方は注射剤のほうが安定します。

Q9. サスタからエナンに変えたら、効きは落ちる?

A. 同じmg数で打てば、定常状態の血中テスト濃度はほぼ同じになります。違うのは「立ち上がりの早さ」と「血中濃度の細かい波形」だけ。サスタの「短期エステルによる早い立ち上がり」を失う代わりに、PCTタイミングが読みやすくなる・PIPが軽くなるというメリットを取る形になります。

Q10. 個人輸入は本当に合法?

A. 個人が自己使用目的で海外医薬品を取り寄せること自体は薬機法で認められています。輸入代行業者を経由する形も判例上認められています。ただし、第三者への譲渡・販売は薬機法違反です。あくまで個人使用に留めてください。

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関連記事

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参考にしたソース

  • Minto CF, et al. "Pharmacokinetics and pharmacodynamics of nandrolone esters in oil vehicle: effects of ester, injection site and injection volume." *J Pharmacol Exp Ther*. 1997. PMID: 9103484 — 油性エステル製剤のエステル別PKモデル
  • Gooren LJ, Behre HM. "Testosterone treatment of hypogonadal men participating in competitive sports." *Andrologia*. 2008. PMID: 18477208 — テスト療法と運動選手の薬物動態考察
  • Bagchus WM, et al. "Important effect of food on the bioavailability of oral testosterone undecanoate." *Pharmacotherapy*. 2003. PMID: 12627930 — 経口TUの食事併用バイオアベイラビリティ
  • Organon (現MSD) Sustanon 250 公式添付文書(英国MHRA・EU承認品)
  • Pfizer Depo-Testosterone(シピオネート)公式添付文書(米国FDA承認品)
  • Reddit r/steroids Wiki(海外ボディメイカーの実用ガイド)

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最後に — 自分のニーズで選ぶ

テスト製剤の比較は「どれが優れているか」ではなく「自分の生活と目的にどれが合うか」で決まります。週1注射でシンプルに済ませたいならエナンセート、米国プロトコルに合わせるならシピオネート、立ち上がりを早くしたいならサスタ、短期切れ味狙いならプロピオネート、注射NGなら経口ウンデカン酸 — このマトリクスを念頭に、自分の優先順位(コスト・利便性・効きの早さ・PIP耐性)で選んでください。

迷ったらまず初回はテストエナンセート単独からスタートし、2サイクル目以降に「次は何を試すか」を考えるのが、海外コミュニティで最も支持される進め方です。

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