トレンボロン・H / 100mg * 10ml

トレンボロンヘキサヒドロベンジルカーボネート (Trenbolone Hexahydrobenzylcarbonate, パラボラン)

概要

トレンボロンヘキサヒドロベンジルカーボネート（通称：パラボラン）は、トレンボロン系ステロイドの中でも長いエステルを持つタイプで、持続的な血中濃度を維持しやすいのが特徴です。元々はフランスの製薬会社が筋肉の衰弱を防ぐ医療用途で開発しましたが、現在ではボディビルダーやアスリートの間で極めて人気があります。トレンボロンアセテートやエナンセートと比較して注射頻度が少なく済むため、より扱いやすいとされています。

効果

• 高品質な筋肉増強：筋密度を向上させ、クリーンで硬い筋肉を発達させる。
• 強力な脂肪燃焼作用：基礎代謝を高め、脂肪の削減を促進。
• 筋肉の維持：カタボリック作用を抑え、減量期でも筋量を維持。
• 水分保持なし：エストロゲンに変換されないため、むくみが発生しない。
• 筋力の飛躍的向上：トレーニングパフォーマンスを劇的に向上させる。
• 持続的な効果：長いエステルのため、血中濃度が比較的安定しやすい。

副作用

• アンドロゲン性副作用（ニキビ、脱毛、体毛の増加）
• プロゲステロン作用による乳腺肥大のリスク
• ナイトスウェット（夜間の発汗）
• 不眠・睡眠の質の低下
• 血圧上昇
• 攻撃的な気分の変化・イライラ
• 心血管リスク増加（HDL低下、LDL上昇）
• 性機能低下（テストステロン抑制）
• 腎臓・肝臓への負担

半減期

約 10～14日

使用頻度・使用量

• 初心者：週200mg
• 上級者：週400～600mg（副作用のリスクが高まる）
• 注射頻度：週1～2回（長いエステルのため）
• サイクル期間：8～12週間

推奨されるケア剤

• プロラクチン抑制：カベルゴリン（カベルゴリン、ドスタレックス）
• 肝臓保護：ウルソデオキシコール酸（UDCA）
• 心血管サポート：オメガ3脂肪酸、コエンザイムQ10、赤米酵素
• PCT（回復療法）：クロミフェン（クロミッド）、タモキシフェン（ノルバデックス）、HCG（ヒト絨毛性ゴナドトロピン）

総評

トレンボロンヘキサヒドロベンジルカーボネート（パラボラン）は、トレンボロンの持続型エステルとして、効果の持続性と安定性が魅力的な選択肢です。トレンボロンアセテートよりも注射頻度が少なく済み、副作用の影響も比較的緩やかになることがあるため、エナンセートよりも長期間の使用に適しています。しかし、副作用の強さは変わらないため、適切なケアとPCTが不可欠です。