YK-11 の副作用と対策

安全第一で要点を整理します。

  • 目的と位置づけ:筋肥大/体組成改善のために
  • 使い所(オン/ブリッジ/PCT あるいは 筋肥大フェーズ)
  • モニタリング(該当項目)+自覚症状
  • 注意:過不足・タイミング・相互作用。受診目安あり。
  • 結論:安全第一。法令・競技規定・医師相談。

この記事でわかること

  1. 1. 本剤の要点(強み・弱み)
  2. 2. 設計の一般知識(サイクル/運用の考え方)
  3. 3. モニタリング(血液検査/自覚症状)
  4. 4. 併用と相性(役割分担)
  5. 5. 副作用・禁忌と受診目安
  6. 6. よくある失敗と対策
  7. 7. FAQ
  8. 8. 購入&無料パーソナル相談

1. 本剤の要点(強み・弱み)

YK-11は「SARM様」の位置づけで語られることが多い一方、ヒトでの臨床データは極めて乏しく、作用はAR(アンドロゲン受容体)部分作動+フォリスタチン上昇を介する抗ミオスタチン様の可能性が指摘されています。期待は「筋量・筋硬度の上乗せ」「脂肪増を抑えながらの増量」。ただし実証性は限定的で、性腺抑制・脂質悪化・肝負担などは他の経口剤並みに想定して備えるべきです。非アロマ化のため水分・E2起因のむくみは少なめですが、乾きすぎや腱ストレスには注意。

SARMs(オスタリン/リガンドロール/YK-11/RAD-140/GW/MK-677)

  • オスタリン:マイルド。関節感の向上・減量ブリッジ向き。
  • リガンドロール:筋量寄りだが抑制はそれなり。
  • RAD-140:高い筋力体感を狙えるが抑制度合も高め。
  • YK-11:理論上“伸び悩み打開”の上乗せ候補。ただしデータ不足・個体差大。
  • GW(PPARδ):持久/脂質改善のサポート。AR作用と重複しない。
  • MK-677:GH/IGF-1経路を介した回復・睡眠・食欲のサポート。

AAS(トレン/プリモ/マステロン/アナバー)

  • トレン:圧倒的だが副作用重い。上級者の管理下以外は非推奨。
  • プリモ:クリーン寄り。長期計画に合うがコスト高。
  • マステロン:ドライ感・硬度。E2低め環境で真価。
  • アナバー:経口AASの中では比較的扱いやすいが肝・脂質ケアは必要。

法令・競技規定:SARMs/AASはWADA禁止表(多くが対象)。国内法と競技規定を必ず遵守。医師相談のうえ健康を最優先に。


2. 設計の一般知識(サイクル/運用の考え方)

サイクルは「短期集中→評価→休薬」を基本に。経口主体は肝・脂質に触るため、一般には数週〜数か月の短期で区切り、休薬を十分とるのが無難です。個別量は示しませんが、低めから段階的に立ち上げ、体感と血液の両面で過不足を見ます。YK-11は体感の立ち上がりが遅い人もいるため、トレ強度・回復・睡眠の土台を先に整えておくと評価しやすいです。

タイミングは筋肥大フェーズでの上積みや、減量中の筋量維持に。非アロマ化ゆえ水抜けが良く見える一方、カロリー不足+高強度で腱・関節にストレスが乗りやすいので、週総ボリューム(大筋群10–20セット/週目安)、RIR1–3中心の漸進、週1の軽めやデロードを挟むと破綻しにくいです。

栄養は体重1kgあたり蛋白1.6–2.2g、筋肥大期は適切な余剰カロリー、減量期は緩やかな赤字。脂質は極端に削らず、EPA/DHAと食物繊維で脂質プロファイルを守る。睡眠7–9時間、就寝前のスマホ・アルコール・過剰カフェインは抑制。

PCTは「抑制の程度+期間」で判断。LH/FSH/総Tが落ち、症状(性欲低下・倦怠)が続くなら、医師の管理下でSERM主体のPCTを検討。短期・軽度で自発回復が見込める場合は、休薬と生活最適化で経過観察も選択肢です。


3. モニタリング(血液検査/自覚症状)

タイミング 項目例 目的
開始前 E2/総T/AST/ALT/GGT/脂質/血圧 等 ベースライン
中間 上記+該当項目 過不足の検知
終了/休薬 同上 回復確認

追加で推奨:LH/FSH、クレアチニン/尿蛋白、HbA1c/空腹時血糖、ヘマトクリット、CK、甲状腺系(長期の倦怠時)、PSA(男性中高年)。自覚症状では頭痛・動悸、眠りの質、皮膚(ニキビ/脂性)、抜け毛、性欲/勃起、気分変動、関節・腱の違和感を記録。


4. 併用と相性(役割分担)

  • 相性が良い例:YK-11+GW(持久/脂質の底上げ)、YK-11+MK-677(回復・睡眠の底上げ)。作用が被らず評価しやすい。
  • 注意例:YK-11+RAD-140/LGD等のAR強度の高い併用は抑制・脂質悪化が相加。重複は最小限に設計。
  • AASとの併用は管理が難度高。肝負担の重複(経口AAS)やE2バランスの破綻に注意。
  • 過剰にならない:同系統の「硬度/ドライ」を重ねすぎると腱リスクや関節違和感が増える。

5. 副作用・禁忌と受診目安

副作用 頻度感 危険サイン 対処/受診目安
性腺抑制(性欲低下・倦怠) 中等度 勃起障害/抑うつ 休薬。LH/FSH/総T測定。長引く場合は医師相談、PCT検討。
脂質悪化(HDL低下/LDL上昇) よくある 胸痛・動悸 食事/有酸素/オメガ3。持続悪化は受診、薬物療法の要否を評価。
肝機能異常 不明〜あり得る 黄疸/濃色尿/右季肋部痛 即休薬し受診。AST/ALT/GGTが基準の2–3倍超で医療評価。
血圧上昇/動悸 時々 頭痛・めまい・息切れ 在宅血圧管理。高値持続(140/90以上が反復)なら医師相談。
皮膚・毛髪(ニキビ/脱毛) 時々 重度炎症 スキンケア/皮膚科。家族歴が強い場合は早めの介入。
腱・関節の違和感 時々 鋭い痛み/可動域低下 負荷を落とし受診。ウォームアップ・エキセントリック過多を避ける。
女性の男性化 稀だが注意 声の低音化/多毛 早期中止で可逆性が高い。兆候で直ちに中止し受診。

6. よくある失敗と対策

  • 「薬だけ」で上げようとする → トレ強度・睡眠・タンパク質が不十分だと効果は鈍い。
  • 経口の重ね過ぎ → 肝・脂質の悪化が先行。系統をずらして最小構成に。
  • 急な重量更新 → 筋が先に強くなり腱が追いつかず怪我。RIR管理とデロード。
  • 休薬・PCTの軽視 → 抑制の長期化でQOL低下。血液で回復確認。
  • 法令・ドーピング無視 → 競技者はWADA/団体規定を必ず確認。国内法も遵守。

7. FAQ

Q. YK-11の“向いているフェーズ”は?

停滞打破の上乗せや、減量期の筋量維持で検討されます。ブリッジでは抑制最小化を重視し、短期・低強度で経過観察。競技者はWADA規定上アウトなので使用不可。

Q. 効果が体感できない/副作用が出る時は?

まずトレ・栄養・睡眠の土台を見直し、血液(T/LH/FSH・脂質・肝・血圧)で客観評価。副作用が強い場合は直ちに中止し受診。自己判断で他剤を重ねて相殺しようとしないこと。

Q. 他剤との棲み分けは?

AR刺激の総量はミニマムに。硬度/ドライはYK-11やマステロン等で役割が被りやすいのでどれか一つ。脂質・持久はGW、回復・睡眠はMK-677といった“別軸”の組み合わせが評価しやすいです。


8. 購入&無料パーソナル相談


著者プロフィール

みんなのステロイドストア管理人(アナボリックステロイド歴4年) — 「最短でデカく、健康被害は最小」をモットーに、販売と無料パーソナル相談を提供。

免責事項:情報提供目的。医療行為の代替ではありません。体調変化があれば医師に相談してください。国内法・競技規定(WADA等)を必ず確認し、違法行為やドーピング回避を助長する情報提供は行いません。


参考文献

  1. 該当なし
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