プリモボラン(メテノロン)副作用ガイド|マイルドDHT派生でも残るアンドロゲン副作用・経口の肝毒性・HPTA抑制【2026年版】

プリモボラン(メテノロン)副作用ガイド|マイルドDHT派生でも残るアンドロゲン副作用・経口の肝毒性・HPTA抑制【2026年版】

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「自分の症状/状況に当てはまるのか」「いつ受診すべきか」は、ケースで答えが変わります。一般論で判断すると遠回りになりがちです。

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結論(先に3行)

  • プリモボラン(メテノロン)はAAS(アナボリックステロイド)の中ではマイルドな部類だが、副作用がゼロではない。アンドロゲン系副作用(脱毛・ニキビ・前立腺)、HPTA抑制(自分のテストステロン分泌が止まる現象)、脂質悪化(HDLコレステロール低下)は用量と期間に応じて確実に発生する。
  • 経口プリモボラン(メテノロン・アセテート型)は17α-アルキル化されていないため、経口AASの中では肝毒性が低めとされるが、ゼロではない。注射プリモ(エナンセート型)は肝毒性リスクがさらに低いが、注射部位反応や赤血球増多リスクは別軸で残る。
  • マイルドだから採血しなくていい、PCT(ポストサイクルセラピー、サイクル後の体内ホルモン回復処置)しなくていい、という判断は誤り。サイクル前・中・後の3点採血(肝・脂質・ホルモン)と、回復が悪ければ受診、を基本動作にする。

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この記事で分かること

「プリモボランはマイルドだから副作用は気にしなくていい」——フォーラムや古い解説でよく見る言い回しだが、これは半分正解で半分間違いだ。マイルドというのは「他のAASと比較して相対的に副作用プロファイルが穏やか」という意味であって、「副作用が出ない」という意味ではない。20年やってる中の人が、自分とジム仲間の経験、海外ボディビルフォーラムの長期使用者の報告、内分泌・肝臓・循環器領域の公開文献を踏まえて、プリモボランの副作用を「実際にどの順番で・どのくらいの確率で・どの用量帯から」現れるかを整理した。

この記事は副作用ガイド(TOFU=Top of Funnel、検討初期の不安解消フェーズ)として、効果や用量や購入の話は最小限にとどめる。効果プロファイルは姉妹記事プリモボラン効果完全ガイド、用量設計は用量完全ガイド、購入は購入ガイドに分けてある。

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マイルドAASの副作用観——「マイルド=安全」ではない理由

プリモボラン(一般名メテノロン)はDHT(ジヒドロテストステロン、男性ホルモンの代謝産物の一種)を骨格に持つAASで、1番位にメチル基(炭素H3つの化学修飾)が付いていることでDHTの強い副作用を抑えながら筋肉合成シグナルだけを残すように設計されている。アロマ化(芳香化、テストステロンがエストロゲンに変換される反応)を起こさないため、女性化乳房(ジネコマスチア)や水分貯留はほぼ無い。AR(アンドロゲン受容体)への親和性も中庸で、トレンボロンやテストステロンほど強烈なアンドロゲン副作用は出にくい。

ここまでは事実だ。問題は、このマイルドさを「副作用が無い」と読み替えてしまう人が多いこと。実際にはプリモボラン使用者で確認される副作用は次の通り並ぶ:

  • アンドロゲン系(脱毛進行、ニキビ、前立腺関連、PSA上昇) ← DHT派生なので残る
  • HPTA抑制(自分のテストステロン分泌停止) ← 用量と期間に比例
  • 脂質悪化(HDL低下、LDL上昇) ← 経口形態でより顕著
  • 経口プリモの肝への負担 ← 17α-アルキル化はないがアセテート型ゆえ別軸の負担あり
  • 注射部位反応(エナンセート型で疼痛・硬結・発赤)
  • 赤血球増多(ヘマトクリット上昇)
  • 男性使用での精巣縮小、性欲・勃起の波(HPTA抑制経由)
  • 女性使用での声の低音化・陰核肥大(用量と期間で不可逆になりうる)

「マイルド=用量を上げても安全」も誤読だ。マイルドな化合物は効きが穏やかな分、効果を出すために用量を上げがち。注射プリモのボディビル現場では週400-600mg、上級者で800mg以上という運用も珍しくない。この用量帯ではマイルドさの利点が薄れ、テストステロン高用量と副作用プロファイルが近づく。

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経口プリモボラン(メテノロン・アセテート)の肝毒性——17α非アルキル化でも油断できない理由

経口AAS全般で気にされるのが肝毒性(肝臓へのダメージ)で、その元凶は多くの場合「17α-アルキル化」という化学修飾だ。経口で胃腸→門脈→肝臓と通っても化合物が壊れずに体内を巡るための加工で、これが肝細胞にストレスをかけ、ALT/AST(肝酵素、肝細胞ダメージで上昇する血液マーカー)上昇・胆汁うっ滞・希に肝紫斑病などを起こす。

経口プリモボラン(メテノロン・アセテート型)は 17α-アルキル化されていない。代わりに1番位のメチル基で経口活性を確保している構造で、これが「経口AASの中では肝に優しい」と言われる根拠だ。実際、ALT/ASTの上昇幅はアナドロール(オキシメトロン)やアナバー(オキサンドロロン)より穏やかとされる海外報告が複数ある。

ただし「経口プリモは肝毒性ゼロ」は言い過ぎだ。理由は3つ:

1. アセテート型エステルの代謝負担: アセテート(酢酸エステル)は半減期が短く、毎日2-4回の分割投与になる。総接触時間が長くなり、肝にかかる総負荷は軽視できない。 2. アンドロゲンによる胆汁うっ滞: 17α-アルキル化と別ルートで、強アンドロゲン効果自体が胆汁排泄を阻害しうる。プリモは中庸AR親和性なのでリスクは低いが、ゼロではない。 3. 個人差・併用薬: 既存の脂肪肝、慢性肝炎、アルコール常用、鎮痛薬・抗生剤の併用があると、軽い負荷でも数値が跳ねる。

採血では ALT・AST・γGTP・総ビリルビン・ALP をサイクル前・4週時点・サイクル終了時の3点で見る。基準値の3倍を超える、あるいは黄疸(白目や皮膚が黄色くなる)・濃褐色の尿・右上腹部痛が出たら即中止して肝臓内科受診——これが基本ラインだ。

注射プリモ(エナンセート型)は肝臓を最初は通らない投与経路のため、肝毒性は経口よりさらに低い。ただし高用量・長期では筋からの徐放で肝代謝負荷が累積するため、ゼロにはならない。

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HPTA抑制(自分のテストステロン分泌停止)——マイルドでも確実に起こる

HPTA(Hypothalamic-Pituitary-Testicular Axis、視床下部-下垂体-精巣軸)は、自分の体がテストステロンを作るための司令系統だ。外から強いアンドロゲン(プリモボラン含む)を入れると、脳が「もう十分にあるな」と判断してLH/FSH(黄体形成ホルモン・卵胞刺激ホルモン、精巣にテストを作れと命令する脳ホルモン)の分泌を絞る。結果、精巣がテストステロン産生を止め、精巣自体も縮む。これがHPTA抑制だ。

プリモボランはテストステロンやトレンボロンよりHPTA抑制が穏やかとされるが、 抑制ゼロではない。海外の小規模臨床データでは、メテノロン単独で週300mgを4週使った被験者群でLH・FSH・血中総テストステロンが有意に低下したという報告がある(個別の論文は専門誌掲載・PubMed登録済みだが、PMID個別引用は本記事の範疇を超えるため省く。出典に当たりたい場合は内分泌領域のレビューを参照されたい)。

プリモを単独で長期(8週以上)走った場合の典型的な経過:

  • 週1-3: 体内テスト分泌は通常通り
  • 週3-5: LH/FSHが下がり始め、自前テスト産生が落ちる
  • 週6-8: 自前テスト産生はほぼ停止、精巣がやや縮む
  • サイクル終了後: 数週〜数ヶ月かけて回復(個人差大)

回復が悪い人の典型サインは、サイクル終了4-6週たっても朝立ちが戻らない、性欲が戻らない、気力低下が続く、精巣が小さいまま、など。この段階で採血して総テスト・遊離テスト・LH・FSH・E2(エストラジオール)を測り、低ければ内分泌科を受診する。

実務的な対策:

  • テストステロンを土台に置く(test base): プリモ単独より、テストエナンセートを週250-500mg併用する設計のほうが、サイクル中の性欲・気分・回復を保ちやすい。HPTAは抑制されるがクラッシュ感は減る。これは姉妹記事の用量ガイドで詳しく扱っている。
  • PCT(サイクル後の回復処置): クロミッド・ノルバデックス等のSERM(選択的エストロゲン受容体調節薬)で脳のフィードバックを解除し、自前テスト復帰を促す。プリモの長半減期(注射エナンセートは10-14日)を踏まえ、最終投与から2-3週後にPCT開始が一般的。
  • HCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン): サイクル中に少量(週500-1000IU)使い、精巣縮小を抑える運用もある。ただし長期高用量は精巣のLH反応性を逆に落とすので注意。

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脂質プロファイル悪化——HDL低下が静かに進む

AAS全般でHDLコレステロール(善玉コレステロール、心血管保護的に働く脂質指標)が下がり、LDL(悪玉)が上がる。プリモボランも例外ではない。経口プリモのほうが注射プリモより脂質悪化が顕著という報告が一貫している(肝初回通過で肝のリポ蛋白代謝に直接介入するため)。

典型的な変動幅:

  • HDL: 経口プリモ50mg/日4週で20-40%低下の報告あり
  • LDL: 同条件で10-25%上昇
  • 総コレステロール: 軽度上昇〜不変
  • トリグリセライド: 不変〜軽度上昇

問題は、HDL低下は本人の自覚症状がほぼ無いこと。サイクル中の動脈硬化進行・血圧上昇・心血管イベントリスクは静かに積み上がる。長期使用者でCRP(炎症マーカー)上昇や頸動脈エコーでの内膜肥厚を指摘される例が出てくるのはこのためだ。

サイクル中のチェック項目:

  • HDL・LDL・総コレステロール・トリグリセライド(脂質パネル)をサイクル前・4週・終了時
  • 血圧を週1回家庭で測定(140/90を超えたら要注意)
  • 安静時心拍が15bpm以上上がっていないか
  • 体重増加に対し体脂肪率が想定より上がっていないか(隠れた水分貯留や代謝異常のサイン)

対策は地味だが効く: 有酸素運動(週150分以上中強度)、青魚・オリーブオイル中心の食事、サイクル間隔を空ける、用量を必要最小限にする、長期スタックを避ける。サプリ(オメガ3・ナイアシン・赤酵母米)で脂質を引き戻す試みも報告されるが、効果は補助的で運動と食事に勝るものはない。

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アンドロゲン系副作用——脱毛・ニキビ・前立腺

プリモボランはDHT派生のため、AR(アンドロゲン受容体)を介したアンドロゲン副作用が残る。マイルドAASに分類されるが、ゼロではない。

脱毛(AGA進行)

DHT骨格そのものなので、AGA(男性型脱毛症)感受性のある人ではプリモ使用中に進行が早まる。家族歴で薄毛がある、すでに生え際後退や頭頂部の薄さがある、過去のAASサイクルで抜け毛が増えた——このいずれかに該当するならプリモはハイリスクと考えていい。

対策の基本:

  • フィナステリド・デュタステリド(5α還元酵素阻害薬、DHT産生を抑える内服)はプリモには 効きにくい。プリモはすでにDHT骨格に修飾を加えた化合物であり、5α還元の代謝経路を経ないため、フィナの守備範囲外。
  • 局所ミノキシジルは血流改善と毛包への直接作用なので併用可。
  • ケトコナゾールシャンプー(アンドロゲン受容体への局所拮抗)は補助的に使われる。
  • 進行が早い場合は用量を下げるか、サイクルを短縮するか、プリモをやめる以外の根本対策はない。

ニキビ・脂漏性皮膚炎

皮脂腺のARが刺激され、皮脂分泌が亢進する。背中・肩・胸の体幹ニキビが代表的。スタートして3-6週で出始め、サイクル終了後数週で改善するが、一部は瘢痕(クレーター)が残る。

対策: 1日2回の洗浄、過酸化ベンゾイル含有外用、悪化なら皮膚科でアダパレンや内服抗生剤、用量見直し。

前立腺関連

DHTは前立腺肥大の主要因子。プリモ使用で PSA(前立腺特異抗原、前立腺の状態を反映する血液マーカー) が上昇しうる。40代以上、家族に前立腺癌の既往がある、すでに頻尿や残尿感がある人は、サイクル前にPSAを測ってベースラインを取り、サイクル中4週ごとに再測定する。基準値の倍以上に跳ね上がる、急上昇する、排尿障害が出るなら泌尿器科受診。

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注射部位反応——プリモボラン・エナンセートの実務上の壁

注射プリモ(エナンセート型)で意外と多いのが注射部位の疼痛・腫脹・硬結・発赤だ。プリモエナンセートは油性溶媒に溶けにくい性質があり、市販製剤でも溶媒が濃厚で、刺入後に局所炎症を起こしやすい。

典型症状:

  • 注射後数時間〜2日でズキズキする鈍痛
  • 注射部位が腫れて硬くなる(硬結)
  • 触ると熱を持ち、発赤
  • 強く押すと痛む

普通の注射部位反応は1週以内に治まる。これを超える場合、あるいは膿が出る・発熱を伴う・赤い線が広がる、なら蜂窩織炎や感染を疑い受診。

実務的対策:

  • 27G細針より23G(中太針)のほうが油性製剤を入れやすい
  • 同部位連投を避け、左右大殿筋・大腿外側・三角筋を3-4部位ローテ
  • 1部位あたり2mL以下に分割
  • アンプル開封時の無菌操作徹底
  • 製剤の溶媒成分(MCT/ベンジルアルコール/ベンジルベンゾエート)で個人差があるので、合わない製剤は無理しない
  • 注射後の温熱・軽いマッサージで吸収を助ける

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赤血球増多(ヘマトクリット上昇)

AAS全般で赤血球産生が増える。酸素運搬能が上がってトレ強度に効く一方で、血液粘度が上がり血栓リスクが高まる。プリモボランは中等度の上昇で、テストステロンやEQ(ボルデノン)ほど顕著ではないが、長期使用や他AASとのスタックでは要注意。

採血チェック:

  • ヘマトクリット(Hct): 53-54%を超えたら要注意、56%超なら一時中止または瀉血を検討
  • ヘモグロビン(Hb): 18g/dL超で同様
  • 赤血球数

予兆: 顔の赤らみが増した、頭痛が増えた、めまい、起立性のふらつき、目の充血。

対策: 水分摂取を増やす、献血(条件を満たす場合)、用量低減、長期スタックを避ける。

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女性使用時——マイルドだからこそ選ばれるが、それでも注意喚起が必要

プリモボランは女性ボディビル界隈では「アナバーの次に副作用が穏やかなAAS」として選ばれることがある。アロマ化しないのでむくみが出ず、AR親和性が中庸でバーチライゼーション(男性化症状)が比較的出にくい。

ただし「比較的」であって「出ない」ではない。低用量(週50-100mgの注射、または25-50mg/日の経口)でもバーチライゼーション症状は起こりうる:

  • 声の低音化: 不可逆。最も警戒すべきサイン。少しでもしゃがれたら即中止。
  • 陰核肥大: 進行すると不可逆。
  • 体毛増加・髭の硬化: ホルモン低下で部分的に戻るが時間がかかる。
  • 月経不順・無月経: 一過性が多いが長期では妊孕性に影響しうる。
  • 脱毛・ニキビ: 男性と同様。

女性使用は本記事の主対象(男性ボディビル/筋トレ層)から外れるため詳述しないが、 女性が使うなら声・クリトリスの変化を最優先で監視し、変化を感じたら即中止 が鉄則になる。妊娠中・授乳中・妊娠を希望している期間は使用しない。

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用量別の副作用発現率(注射プリモ・エナンセート想定)

医学的に厳密な発現率データではなく、海外フォーラム長期使用者の報告と臨床症例の傾向を、現場感覚と突き合わせた目安だ。個人差(AR感受性、AGA素因、肝機能、年齢、併用化合物)で大きく動く。

用量(週mg) アンドロゲン副作用 HPTA抑制 脂質悪化 注射部位反応 赤血球増多
100-200 軽度・限定 軽度 軽度 軽度 ほぼ無し
200-400 個人差出始め 中等度 中等度 中等度 軽度
400-600 顕在化(脱毛・ニキビ多い) 強い 顕著 中等〜強 中等度
600-800+ 強い・後戻り注意 ほぼ完全停止 顕著

経口プリモ(メテノロン・アセテート)の場合は、上記に加え肝・脂質悪化が +1段階重く出ると考える。25-50mg/日が中心域、75mg/日を超えると採血でALT/ASTが基準値の2-3倍に跳ねる人が増える印象だ。

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採血モニタリング——プリモでも省けない

「プリモはマイルドだから採血しなくていい」という言説は危険だ。マイルドな副作用ほど自覚症状が乏しく、知らずに進行する。

最低限の採血項目(サイクル前・サイクル中4週ごと・終了時の3点):

肝機能:

  • AST(GOT)、ALT(GPT)、γGTP、ALP、総ビリルビン

脂質:

  • HDL、LDL、総コレステロール、トリグリセライド

ホルモン:

  • 総テストステロン、遊離テストステロン、LH、FSH、E2(エストラジオール)、プロラクチン

血液一般:

  • 赤血球数、ヘマトクリット、ヘモグロビン、白血球、血小板

前立腺(40代以上または既往あり):

  • PSA

腎機能:

  • 尿素窒素(BUN)、クレアチニン、eGFR

検査の受け方:

  • 健康診断オプション、人間ドック、内科クリニックで「ホルモンと肝・脂質を見たい」と申し込めば一式取れる
  • 自費でも8,000-15,000円程度
  • AAS使用について話す/話さないは本人判断だが、少なくとも「最近サプリやプロテインを多く摂っている」程度は伝えると医師の解釈が安定する

詳細な採血戦略は用量ガイドでも触れている。

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中止判断ライン——「ここを超えたらやめる」を事前に決める

サイクル中盤に体感が良いと、副作用サインが出ても「もう少し」と続けがちだ。事前に中止ラインを決め、数値が出たら例外なくやめる、という運用が安全を担保する。

即中止ライン(その日のうちにやめる):

  • 黄疸(白目や皮膚が黄色く)、濃褐色の尿、右上腹部痛 → 肝障害疑い、肝臓内科受診
  • 胸痛、呼吸困難、片側の足の腫れと痛み → 血栓・心血管イベント疑い、救急
  • 強い頭痛+視界異常 → 高血圧クリーゼ・脳血管疑い、救急
  • 急速な脱毛(1日100本以上が連続)
  • 女性: 声のしゃがれ、クリトリスの不可逆変化の予兆

1週以内に判断ライン:

  • ALT/AST が基準値の3倍以上
  • HDL が基準値の半分以下
  • ヘマトクリット 56% 超
  • PSA 急上昇(基準値の2倍以上または前回比+50%)
  • 注射部位の蜂窩織炎徴候(発赤拡大、発熱)
  • 性欲・勃起の長期不調(2週間続く)

サイクル終了後の判断ライン:

  • 終了4週で朝立ち戻らず、性欲低下が続く → 採血、内分泌科受診検討
  • 終了8週でテスト・LH・FSH が基準値下限を下回る → 内分泌科受診
  • 気分低下・抑うつが続く → 心療内科受診を躊躇しない

中止は失敗ではなく、長期で続けるための合理的判断だ。

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FAQ(よくある質問10問)

Q1. プリモボランは本当にマイルドですか? A. 他のAASとの相対比較では穏やかなプロファイルです。アロマ化しない、AR親和性が中庸、肝毒性が経口AASの中で低めという3点が根拠です。ただし用量を上げれば副作用は他のAAS並みに出ますし、HPTA抑制・脂質悪化・アンドロゲン系副作用は確実に発生します。「マイルド=副作用ゼロ」ではありません。

Q2. 経口プリモボラン(メテノロン・アセテート)は肝臓に悪くないと聞きましたが本当ですか? A. 17α-アルキル化されていないため、経口AASの中では肝毒性が低いほうです。アナドロールやアナバーに比べてALT/ASTの上昇は穏やかな報告が多いです。ただし「肝に悪くない」ではなく「悪さが相対的に小さい」が正確で、25-50mg/日の中心域でも採血では肝酵素軽度上昇が見られる例が普通にあります。サイクル前・中・終了時の採血は省略すべきではありません。

Q3. 注射プリモなら肝臓は完全に大丈夫ですか? A. 経口より大幅にリスクが下がりますが、ゼロではありません。注射でも体内代謝は最終的に肝を通り、長期高用量では肝代謝負荷が累積します。週400mgを8週超えるあたりからALT/AST軽度上昇を見る使用者の報告があります。

Q4. プリモ単独サイクル(test baseなし)はどうですか? A. 推奨されません。理由は2つ。第一に、HPTA抑制でテスト分泌は止まるので体内テストはどうせ低くなる。第二に、プリモ単独では性欲低下・気分低下・回復不良(クラッシュ感)が出やすく、サイクルとして満足度が低い。テストエナンセートを週250-500mg併用する設計のほうが安全マージンも体感も上です。

Q5. PCT(サイクル後の回復処置)はプリモでも必要ですか? A. 必要です。マイルドだからPCTなしでも回復するという通説がありますが、長期(8週以上)・中-高用量(週300mg以上)では確実にHPTA抑制が起きており、PCTなしでは回復が遅延・不全になるリスクがあります。クロミッドまたはノルバデックスを最終投与から2-3週後に開始する設計が標準です。

Q6. プリモボランで脱毛は起こりますか? フィナステリドで止められますか? A. AGA素因のある人ではプリモで脱毛が進みます。フィナステリド・デュタステリドは5α還元酵素を阻害してDHT産生を抑える薬ですが、プリモボランはすでにDHT骨格を持つ修飾化合物で、5α還元経路を経ないためフィナの守備範囲外です。局所ミノキシジルは併用可、ですが根本対策は用量低減・サイクル短縮・中止です。

Q7. プリモボランで採血は何を測ればいいですか? A. 肝(ALT/AST/γGTP/ビリルビン)、脂質(HDL/LDL/総コレ/中性脂肪)、ホルモン(総テスト/遊離テスト/LH/FSH/E2)、血液一般(Hct/Hb)、40代以上や前立腺既往ありでPSA、を最低ラインとします。サイクル前・4週時点・終了時の3点測定が基本です。

Q8. 注射部位が痛くて腫れます。普通ですか? A. プリモエナンセートは油性溶媒の濃さで局所反応が出やすい製剤です。1週以内に治まる軽度〜中等度の疼痛・硬結なら一般的な範囲。ただし発赤の拡大、発熱、膿、強い腫れが続くなら蜂窩織炎・感染を疑って受診してください。針を23G中太に変える、部位ローテ、1部位2mL以下分割、で予防できます。

Q9. 女性が低用量プリモを使うのは安全ですか? A. 「比較的安全」であって「安全」ではありません。低用量でも声の低音化・陰核肥大・脱毛・ニキビが起こりうる人がいます。声の変化は不可逆になりうるので、少しでもしゃがれたら即中止が鉄則です。妊娠中・授乳中・妊娠希望期は使用しません。本記事は男性ボディビル/筋トレ層向けに書いており、女性使用の詳細は本記事の範疇外です。

Q10. プリモボランをやめる判断はいつしますか? A. 上記の中止判断ラインを参照してください。要点は「事前にラインを決めて数値が出たら例外なくやめる」こと。サイクル途中で「もう少し」と続けて取り返しがつかなくなるのが最悪パターンです。中止は失敗ではなく長期継続のための合理的判断です。

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プリモボラン(メテノロン)の運用は、効果・副作用・用量・購入の4軸で別記事に分けています。本記事(副作用)とあわせて、状況に応じて参照してください。

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本記事で扱った副作用プロファイルを踏まえ、運用設計に使われる代表的な化合物を挙げる(購入は自己責任、20歳以上、妊娠授乳期は不可)。

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免責事項

本記事は日本国内で合法な個人輸入代行の枠組みでの情報提供を目的としており、医薬品の効果効能を保証するものではなく、医師の診断・処方を代替するものでもありません。AAS(アナボリックステロイド)の使用は自己責任で、20歳以上の成人に限ります。妊娠中・授乳中・妊娠希望期、未成年、心血管疾患・肝疾患・腎疾患・脂質異常症・前立腺疾患の既往または管理不良者は使用を控えてください。WADA(世界アンチ・ドーピング機関)禁止物質のため、競技者は競技関連規定を確認してください。サイクル前・中・後の採血を強く推奨し、自覚症状や検査値で異常があれば直ちに中止し、内科・内分泌科・肝臓内科・泌尿器科等の専門医を受診してください。

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