PT-141用量完全ガイド|1-2mg/回・SC注射・タイミング・体重別レンジ【2026年版】
結論(先に3行)
- 海外承認用量(米国Vyleesi、女性HSDD)は1.75mg/回・皮下注射。男性オフラベル使用でも1-2mg/回が実用域
- 性行為の30-45分前に1回投与、24時間に1回まで・1ヶ月に8回まで(海外添付文書の上限)
- 10mgバイアルにBac-water 2mLで溶解→1mL=5mg→0.3mL=1.5mg、0.4mL=2mgで換算
この記事で分かること
- 初回用量・標準用量・上限用量の数字と、なぜその範囲が妥当なのか
- 10mgバイアルの希釈計算と、インスリンシリンジでの目盛りの読み方
- 性行為からの逆算でいつ打てばいいか(タイミング設計)
- 体重・年齢・初回かどうか・副作用感受性で用量をどう調整するか
- 効果がイマイチだったときの増量判断、副作用が強かったときの減量判断
PT-141は適切な用量・タイミングで使えば中枢性に性欲を引き上げる薬だが、量が少なすぎると「打ったけど何も感じなかった」、多すぎると「悪心で性行為どころじゃなくなった」になる。最適レンジを最初に押さえるのが体験を大きく変える。
用量レンジの全体像
PT-141の用量設計は、海外承認(Vyleesi)の1.75mg/回を中心に、上下に幅を持たせるのが標準。
| カテゴリ | 用量 | 用途 |
|---|---|---|
| 初回テスト | 0.5-1mg | 副作用感受性の確認 |
| 慣らし用量 | 1-1.5mg | 副作用控えめで効果を見る |
| 標準用量 | 1.5-2mg | 効果と副作用のバランス点 |
| 上限用量 | 2mg | これ以上は副作用が増える割に効果が伸びない |
| 上限の上限 | 2-3mg | リスク>ベネフィットになりがち、推奨されない |
海外Vyleesiの上限は1.75mg/回・週2回・月8回まで。男性オフラベルでも2mgを超えると悪心・血圧上昇が顕著になる報告が多く、2mgが実用上の上限と考えるのが妥当。
体重と用量の関係
PT-141はペプチドの中では比較的小さな分子(分子量1025)で、脂溶性が低い。そのため体重比例で大きく変える必要は薄いが、参考目安は以下:
- 体重60kg未満:1-1.5mg
- 体重60-80kg:1.5-1.75mg
- 体重80-100kg:1.75-2mg
- 体重100kg超:2mg(これ以上は副作用増える)
実際には体重よりも「副作用感受性の個人差」のほうが大きい。同じ75kgの人でも、悪心で1mgが限界の人と、2mgでも全く悪心が出ない人がいる。
希釈計算:10mgバイアルをどう溶かすか
PT141 10mgバイアルにBac-water(注射用滅菌水・静菌水)で溶解する。希釈量によって1mLあたりの濃度と必要シリンジ目盛りが変わる。
Bac-water 2mL希釈(推奨)
最も換算が楽で、エラーが少ない希釈量。
- 全量2mL=10mg → 1mL=5mg → 0.1mL=0.5mg
- 0.2mL = 1mg
- 0.3mL = 1.5mg
- 0.35mL = 1.75mg(Vyleesi標準用量)
- 0.4mL = 2mg
インスリンシリンジ(U-100、1mLサイズ)の目盛りで言うと、20IU=1mg、30IU=1.5mg、40IU=2mg、と読み替えられる(1mL=100IU表示のシリンジの場合)。
Bac-water 1mL希釈
濃度を高くしたい場合(注射量を減らしたい場合)。
- 全量1mL=10mg → 1mL=10mg → 0.1mL=1mg
- 0.15mL = 1.5mg
- 0.2mL = 2mg
換算は楽だが、目盛りが小さくなるので誤差が出やすい。慣れていないうちは2mL希釈を推奨。
Bac-water 5mL希釈
保管期間を考えて薄めに作る場合。ただしBac-waterは1バイアル30mL入りが多く、5mLも使うのはコスパが悪い。基本は2mLでいい。
タイミング設計:性行為から逆算する
PT-141は性行為前30-45分に投与するのが標準。
推奨タイミング
| 時刻 | アクション |
|---|---|
| T-60分 | 投与準備(食事は軽め) |
| T-45分 | 皮下注射(腹部) |
| T-30分 | リラックスしてパートナーとの時間 |
| T+0分 | 性行為開始 |
| T+2-4時間 | ピーク帯、ここまでに本番 |
| T+8時間 | 効果減衰、就寝 |
食事との関係
満腹直後の投与は悪心を悪化させやすい。理想は:
- 投与の1-2時間前に軽食を済ませる
- 投与時は空腹寄り(完全な空腹だと血糖低めで気分悪くなる人もいるので軽く何か食べておく)
- 投与後の食事は軽めに
アルコールとの関係
海外添付文書では併用注意で、立ちくらみ・失神リスクが上がる。投与日のアルコールは:
- ビール1杯〜ワイン1-2杯程度なら大きな問題は出にくい
- 強い酒、深酒は避ける
- 投与から2時間以上空けて少量、が無難
初回投与の進め方
初めてPT-141を使う場合の推奨プロトコル。
Step 1:副作用感受性テスト(0.5-1mg)
性行為の予定がない日に、0.5mg〜1mgで「自分に何が起きるか」だけ確認する。
確認するもの:
- 悪心が出るか・どれくらいで出るか
- 顔のほてり・頭痛
- 血圧変動(可能なら血圧計で投与前後を測る)
- 眠気・倦怠感
これで副作用がほぼ出なければ、本番用量を1.5-2mgに上げて問題ない。悪心が出るタイプなら、用量は1-1.5mgに留める。
Step 2:本番用量の決定(1-2mg)
副作用テストの結果から:
- 副作用ほぼなし → 1.5-1.75mgで本番
- 軽度の悪心あり → 1mg-1.5mgで本番
- 強い悪心 → 0.5mg刻みで微調整、または使用継続自体を再検討
Step 3:タイミング最適化
実際に使ってみて、自分にとって効きが立ち上がる時間を確認:
- 30分で十分立ち上がる人(吸収早い)
- 45分必要な人(標準)
- 60分以上かかる人(吸収遅い、空腹時投与で改善することも)
これを2-3回の使用で把握する。
増量判断:効果がイマイチだったとき
「1.5mgで効きが弱かった」というとき、すぐ2mgに上げるのではなく、以下を順に確認:
1. タイミング:投与から30分しか経っていない場合は45-60分待つ 2. 刺激:性的刺激のない環境で「効き」を判定していないか 3. アルコール・疲労:打ち消し要因がなかったか 4. 吸収部位:皮下脂肪が薄い部位だと吸収が早すぎて短時間で抜けることがある 5. 保管:溶解後30日以上経過、または常温放置で活性低下していないか
これらを潰しても効きが弱ければ、次回1.75mg→2mgと0.25mg刻みで上げる。一気に2倍にしない。
減量判断:副作用が強かったとき
悪心・血圧上昇・頭痛が強くて性行為に集中できなかった場合:
1. 0.5mg減らす(1.5mg→1mg) 2. 空腹時投与を避ける(軽食2時間前) 3. ゆっくり注入(数秒かけて押し込む) 4. アルコール併用を切る 5. 腹部以外の部位(太もも前面など)を試す
それでも副作用が強ければ、PT-141は体質に合わない可能性。PDE5阻害剤側に戻す判断もアリ。
上限ガードレール:超えてはいけないライン
- 1回 2mg超(2.5mg、3mgなど)→ 副作用顕著、効果は頭打ち
- 24時間に2回投与 → 血圧・悪心リスクが累積
- 月8回超 → メラノコルチン系の脱感作、色素沈着リスク増
- 高血圧未治療下での投与 → 心血管イベントリスク
- 心筋梗塞・脳梗塞既往者の投与 → 禁忌に近い
これらは海外添付文書(Vyleesi)で規定されているガードレール。男性オフラベルでも同水準で運用するのが安全。
体質別調整の目安
痩せ型(BMI20以下)
皮下脂肪が薄く、吸収が早い傾向。1mg-1.5mgでも十分効く人が多い。針が深く刺さりすぎないよう短い針を使う。
標準体型(BMI22-25)
教科書通りの1.5-1.75mgが合いやすい。
肥満寄り(BMI28以上)
皮下脂肪が厚く、吸収がやや遅い。1.75-2mgで標準効果。腹部の十分な脂肪部位に確実に皮下投与する。
高齢(50代以上)
代謝・循環がゆっくりになるため、副作用が出やすい。1mg-1.5mgで様子見スタートが無難。
投与経路の選択肢
PT-141は基本的に皮下注射(SC、Subcutaneous)。
- 皮下(SC):標準。腹部・太もも前面・上腕後ろ。痛みほぼなし、吸収安定
- 筋肉内(IM):可能だが必要性なし。痛みが増す、吸収速度はSCと大差なし
- 鼻スプレー:過去に試験あり、現在の流通はほぼ皮下注射用。鼻粘膜からの吸収は不安定
- 経口:ペプチドが胃酸で分解、効果出にくい
実用的にはSC一択。注射方法の手順は購入ガイドで詳述。
FAQ
Q1. 初回はどれくらい打てばいいですか? A. 副作用感受性が分からないうちは0.5-1mgでテスト。問題なければ次回1.5-1.75mgで本番。
Q2. 1mgと2mgでどれくらい違いますか? A. 効果はおおむね用量比例だが、副作用(悪心)は2mgで顕著に増える人が多い。効果と副作用のバランス点が1.5-1.75mg。
Q3. 何分前に打つのが正解? A. 性行為の30-45分前。45分後がピークの立ち上がり、2-4時間後に最大化。
Q4. 24時間以内に2回打ってもいい? A. 海外添付文書では非推奨。血圧上昇・悪心が累積する。1日1回まで。
Q5. 希釈は何mLが正解? A. Bac-water 2mLが計算しやすく、誤差も少ない。1mL=5mgで0.3mL=1.5mg、0.4mL=2mg。
Q6. 溶かしたものはいつまで使えますか? A. 冷蔵保存で30日以内に使い切る。Bac-waterの静菌作用で30日が目安。
Q7. シリンジの目盛りが分かりにくいのですが? A. インスリンシリンジ(U-100、1mLサイズ)で2mL希釈なら、20IU=1mg、30IU=1.5mg、40IU=2mg、で覚える。
Q8. 体重で用量を変えるべきですか? A. 大幅には変えない。60kg台で1-1.5mg、80-100kgで1.75-2mg程度の微調整で十分。
Q9. 効きが弱いとき、すぐ増量していい? A. NG。先にタイミング・刺激・アルコール・保管状態を見直す。それから0.25mg刻みで増量。
Q10. 副作用が強い場合、すぐ中止すべき? A. 軽度なら減量・タイミング調整で対応可。強い動悸・激しい血圧変動・失神・持続勃起(4時間超)は中止+受診。詳細は副作用ガイド。
関連商品
- PT141 / 10mg(¥10,000) — 1バイアルで1.5mg×6回分相当
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免責事項
本記事はPT-141(ブレメラノチド)の用量に関する情報提供であり、医師の診断・処方を代替するものではない。日本国内未承認医薬品で、自己使用は自己責任。記載用量はあくまで実用域の目安で、個別の体質・既往により最適値は変動する。
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