トレンボロン の用量とサイクル(一般知識)

安全第一で要点を整理します。

  • 目的と位置づけ:筋肥大/体組成改善のために高い再合成・筋硬度を狙う一方、負担も大きい“上級者向け”AAS。
  • 使い所:減量〜仕上げ期での体脂肪低下と硬度、あるいは短期バルク。ブリッジやPCTには不向き。
  • モニタリング:脂質・血圧・腎/肝・ヘマトクリット・プロラクチン・睡眠/精神症状・皮膚。夜汗/動悸/息切れは要注意。
  • 注意:過剰は心血管リスクと睡眠破綻を増大。エステル選択と期間設計、相互作用(E2/PRL)に留意。
  • 結論:安全第一。国内法・競技規定(WADA等)に反し得ます。必ず医師相談の上、自己判断での乱用は避ける。

この記事でわかること

  1. 1. 本剤の要点(強み・弱み)
  2. 2. 設計の一般知識(サイクル/運用の考え方)
  3. 3. モニタリング(血液検査/自覚症状)
  4. 4. 併用と相性(役割分担)
  5. 5. 副作用・禁忌と受診目安
  6. 6. よくある失敗と対策
  7. 7. FAQ
  8. 8. 購入&無料パーソナル相談

1. 本剤の要点(強み・弱み)

トレンボロン(Trenbolone)は19-nor系AAS。強力なアンドロゲン受容体結合と栄養分配の効率化が特徴で、筋硬度・筋力・除脂肪体重の伸びが大きい一方、脂質悪化・血圧上昇・睡眠障害など負担も顕著です。アロマ化はしませんがプロゲスチン活性があり、エストロゲン(E2)やプロラクチン(PRL)とのバランスが崩れると乳腺症状のリスクが上がります。

短所としては、心肺パフォーマンス低下(息切れ感)、夜間多汗・不眠、気分変動、皮膚トラブル、腎/肝・血液(ヘマトクリット)への影響など。コンテスト仕上げ〜減量局面で評価される反面、健康コストが高く、初心者向きではありません。

題材別の比較(AAS/SARMsの位置づけ)

AAS:トレン(攻撃的な再合成と硬度、負担大)/プリモ(緩やかでクリーン、コスト高)/マステロン(仕上げでの硬度・E2補助)/アナバー(経口、筋力と硬度、肝と脂質に注意)。

SARMs:オスタリン・リガンドロール・YK-11・RAD-140・GW(カダリ ン)・MK-677は“侵襲を抑えた選択肢”として語られますが、長期安全性は限定的でWADAは禁止。AASと比べ効果はマイルドな一方、検査異常や抑制は起こり得ます。

法令・競技規定(WADA等)ではいずれも原則禁止。健康・法的リスクを十分認識し、医師に相談してください。


2. 設計の一般知識(サイクル/運用の考え方)

エステルにより運用が異なります。短エステル(アセテート)は立ち上がり/離脱が速く短期向け、長エステル(エナンテート等)は緩やかで中期向け。期間は短期(例:6–8週)〜中期(例:8–10週)に留め、過度な長期化は避けるのが一般的です。

用量は“低→中→高”のゾーンで語られますが、初回は低用量レンジで反応を確認し、段階的に見直すのが安全側。強い抑制があるため、テストステロン等の基盤を併用し性機能やE2の土台を維持する設計がよく用いられます(個別の投与量指示は医師へ)。

タイミングはトレーニング年齢・体脂肪率・目標に合わせ、減量仕上げでの硬度や“短期バルクでの筋密度”に照準。回復と栄養戦略が鍵で、十分なタンパク(体重×1.6–2.2g/日の考え方)、運動前後の炭水化物、睡眠7–9時間、電解質・水分補給を徹底します。強度は高めつつ、ボリュームと頻度は回復に合わせ微調整。心肺能力が落ちやすいため、LISS中心の有酸素を併用し呼吸苦を招かない範囲で実施。

終了後は休薬期間を確保し、必要に応じてPCT(SERM中心)を検討。強い抑制のため、PCTの開始タイミングはエステルに依存します。自己判断での薬理介入は避け、医師と設計・評価を行いましょう。


3. モニタリング(血液検査/自覚症状)

タイミング 項目例 目的
開始前 E2/総T/AST/ALT/GGT/脂質/血圧/腎機能(Cr, eGFR, 尿蛋白)/ヘマトクリット/PRL/甲状腺/空腹時血糖・HbA1c ベースライン
中間 上記+心拍・安静時息切れ/睡眠評価(不眠・夜汗)/皮膚・にきび/気分 過不足の検知
終了/休薬 同上+精子所見の検討(必要時) 回復確認

自覚症状:動悸・息切れ、頭痛、視界のチカチカ、夜間多汗、不眠、乳房の違和感、性機能低下、濃い尿・むくみ、刺すような咳(投与直後)。異常を感じたら中断と受診を優先。


4. 併用と相性(役割分担)

  • テストステロン:抑制対策の“土台”。E2を適正域に保ち性機能を維持。AIの乱用は避け、血中E2で判断。
  • プリモ/マステロン:仕上げ寄りで相性良。重複し過ぎると脂質低下が加速するためモニター必須。
  • アナバー:筋力・硬度の上乗せ。ただし肝・脂質に負担。期間は短めに。
  • SARMs(オスタリン/リガンドロール/YK-11/RAD-140/GW/MK-677):理論上の補完はあるが、安全性と抑制の重なりに注意。WADAではいずれも禁止。
  • 刺激性脂肪燃焼剤や甲状腺系と同時は心血管負荷が増大。重複は避けるか、医療的管理下で。

5. 副作用・禁忌と受診目安

副作用 頻度感 危険サイン 対処/受診目安
脂質悪化(HDL低下/LDL上昇) よくある 胸痛、強い息切れ 脂質・血圧を定期測定。胸痛・呼吸困難は救急受診。
血圧上昇・動悸 よくある 頭痛/めまい/視覚異常 家庭血圧で管理。高値持続や神経症状は受診。
睡眠障害・夜間多汗 よくある 不眠が連日、日中機能低下 用量見直しと休息。悪化する場合は中止と受診。
皮膚トラブル・脱毛 あり得る 急激な増悪 皮膚科相談。自己処置での強薬連用は避ける。
PRL関連症状(乳房痛・分泌) あり得る 乳頭分泌、乳房腫脹 PRL/E2測定。処方薬(D2作動薬等)は医師管理で。
ヘマトクリット上昇 あり得る 頭痛/手足のしびれ/赤ら顔 採血で確認。高値持続は専門医に相談。
肝/腎負荷 時に 濃色尿・むくみ・黄疸 肝腎機能を採血・尿で確認。異常は中止し受診。
精神症状(苛立ち/抑うつ) 時に 強い不安/希死念慮 速やかに中止し精神科含め受診。周囲に共有。
注射後の咳(いわゆる“Tren咳”) あり得る 持続する呼吸困難 多くは一過性。重い呼吸器症状は救急受診。

禁忌・要注意:心血管疾患、重度の肝腎障害、睡眠時無呼吸、前立腺関連疾患の既往など。既往症があれば必ず医師へ。


6. よくある失敗と対策

  • 強度だけ上げて回復が破綻 → ボリューム/頻度を落とし睡眠を最優先。
  • AI/PRL対策薬を自己判断で乱用 → 採血でE2/PRLを見て医師管理で対応。
  • 長期化・高用量化 → 期間を区切り、休薬とPCTで軸を整える。
  • 水分・電解質不足 → 体重×30–40ml/日の水分と塩分/カリウムを適正化。
  • 併用の重複 → 役割分担を明確化し、脂質/血圧への累積負担を可視化。

7. FAQ

Q. トレンボロンの“向いているフェーズ”は?

定義:強い再合成と筋硬度をもたらす上級者向けAAS。
注意:健康コストが高く、初心者や長期常用には不向き。
次アクション:減量〜仕上げや短期バルクの選択肢として、医師監督下で短期に限定し、採血と血圧管理をセットに。

Q. 効果が体感できない/副作用が出る時は?

定義:体感は栄養・睡眠・トレ設計と相互作用。副作用はE2/PRL/脂質/血圧の乱れで増幅。
注意:症状だけで判断しない。AIやD2作動薬の自己投与は危険。
次アクション:採血(E2/PRL/脂質/肝腎/ヘマトクリット)と血圧を確認。異常があれば中止・受診。設計は強度と回復を再調整。

Q. 他剤との棲み分けは?

定義:プリモ/マステロンは“クリーンな硬度”、アナバーは“経口で筋力と硬度上乗せ”、SARMsは“相対的にマイルド”。
注意:重ねるほど脂質・血圧の悪化リスク。WADAは禁止。
次アクション:目的を一つに絞り、土台(テストステロン・栄養・睡眠)を整えた上で最小限の組み合わせに留める。


8. 購入&無料パーソナル相談


著者プロフィール

みんなのステロイドストア管理人(アナボリックステロイド歴4年) — 「最短でデカく、健康被害は最小」をモットーに、販売と無料パーソナル相談を提供。

免責事項:情報提供目的。医療行為の代替ではありません。体調変化があれば医師に相談してください。国内法・競技規定に抵触し得ます。競技者は必ず所属団体/WADA規定を確認してください。


参考文献

  1. 該当なし
ブログに戻る