2サイクル目何を足す 経験者になるための拡張ガイド

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リード

1サイクル目を無事に終え、PCT(ポストサイクルセラピー、サイクル後の回復期間)もこなし、血液検査も問題なし。鏡を見ると確かに体は変わったけれど、頭の中にはもう次の問いが浮かんでいるはずです。「2サイクル目は何を足せばいいのか」と。

1サイクル目はテストステロン単剤(エナンセートやシピオネート)で終えた人がほとんどでしょう。これは正解です。土台を一度経験したからこそ、次に「化合物を足す」という選択肢が現実味を帯びてきます。ただし、何でも足せばいいわけではありません。化合物ごとに得意分野・副作用プロファイル・PCTの難易度が違うため、選び方を間違えると1サイクル目より結果が悪くなることすらあります。

この記事では、2サイクル目で候補に上がる代表的な化合物を比較し、目的別・ペルソナ別にどう選ぶかを整理します。読み終わるころには、自分の次の一手が具体的に見えているはずです。

結論

2サイクル目で多くの経験者が選ぶのは「テストステロン+1化合物」の組み合わせです。完全に新しい化合物に乗り換えるのではなく、土台のテストステロンを維持したまま、目的に合った1つを上乗せする形が安全性と再現性の両面で扱いやすい構成です。代表候補はナンドロロン系(デカデュラボリン)、ボルデノン、経口剤の追加の3パターン。どれを選ぶかは「サイズ重視か、質感重視か、サイクル中の不快感をどこまで許容するか」で決まります。

2サイクル目に化合物を足す前に確認したい3つの条件

化合物を増やす前に、まず自分が次の3条件を満たしているかを冷静に振り返ってください。これは経験者ほど飛ばしがちな確認です。

条件1:1サイクル目の血液検査を取っているか

サイクル前・サイクル中・PCT後の3点で血液検査を取っていない場合、2サイクル目で化合物を増やすのは時期尚早です。テストステロン値、肝機能(AST/ALT)、脂質(LDL/HDL)、ヘマトクリットなどの自分のベースラインが分かっていないと、2化合物以上を運用したときに何が原因で数値が動いたか追えなくなります。

条件2:PCTで自然分泌が戻っているか

PCT後にテストステロン値が元のレンジに戻っていない状態で2サイクル目に入ると、HPTA(視床下部・下垂体・性腺軸、体内のホルモン分泌をコントロールする系統)の回復がさらに遅れます。自覚症状(朝の状態・気力・性欲)だけでなく、可能であれば血液値で確認するのが望ましい流れです。

条件3:目的が言語化できているか

「もっと大きくなりたい」だけだと化合物選びを間違えます。「除脂肪体重をあと3kg増やしたい」「コンディションを保ったまま増量したい」「ベンチをあと10kg伸ばしたい」のように、目的が動詞と数値で言える状態が理想です。

2サイクル目の拡張候補を3タイプで比較

ここから本題です。2サイクル目で足す候補として現実的に挙がるのは、大きく3タイプ。それぞれの特徴を比較します。

タイプA:ナンドロロン系(デカデュラボリン)

ナンドロロンデカノエート、通称デカは長いエステル(体内でゆっくり分解される脂肪酸の結合形態)を持つ注射剤で、海外では古くからAAS(アナボリックステロイド)の代表格として研究されてきた化合物です。サイズアップと関節の調子の両立で語られることが多く、ベンチプレスやスクワットなど高負荷種目をやり込む層に好まれます。

一方で、プロゲステロン系の副作用プロファイルを持つため、19-ノル系特有の女性化乳房リスクや性機能への影響が議題に上がります。PCTがテストステロン単剤よりも難しくなるため、回復計画も一緒に組む必要があります。

おおまかな用量帯としては、海外フォーラムや過去の文献では週200〜400mgのレンジで運用される例が紹介されています。テストステロンを土台にして、デカを上乗せする構成が定番です。

タイプB:ボルデノン(EQ)

ボルデノンウンデシレネートは、ナンドロロンほどの強い同化作用は持たないものの、食欲増進・赤血球産生・じわじわ伸びる質感重視の増量で語られる化合物です。テストステロンと併用したときのコンディションの保ちやすさで選ばれることが多く、サイクル期間を長めに取って成果を取りに行くスタイルとの相性が良いと言われています。

ヘマトクリット(血液中の赤血球の比率)が上がりやすいため、献血や水分摂取で管理する運用が定番です。エステル(ウンデシレネート)が非常に長いため、効果の立ち上がりはゆっくり、抜けもゆっくりという特徴があります。

タイプC:経口剤の追加(キックスタート目的)

注射剤に経口剤を加える構成も、2サイクル目で検討されるパターンです。サイクル初期の数週間だけ経口剤を入れて立ち上がりを早める「キックスタート」と、サイクル終盤に入れる「フィニッシャー」のどちらかが一般的。ただし経口剤はほぼ例外なく肝臓代謝への負担が議題になるため、肝臓ケア(ミルクシスル、TUDCAなど)と血液検査をセットにする運用が前提です。

3タイプの比較表(目安)

観点 デカデュラボリン ボルデノン 経口剤追加
主な狙い サイズ・関節 質感・食欲 立ち上がり加速
エステル 長い 非常に長い 該当なし
肝臓負担 低い(注射) 低い(注射) 高い
PCT難易度 高め 中 低〜中
サイクル長 12〜16週 14〜20週 4〜6週限定

ペルソナ別:こう選ぶ

抽象論だけでは判断しづらいので、実際の使い手像で整理します。

ケース1:30代前半・体重75kg・ベンチ100kg層

1サイクル目でテストステロンエナンセートを12週やり、終了後に体重で4〜5kg残った人。次の目的が「もう一段サイズを上げる」なら、デカを足す構成が候補に上がりやすいパターンです。重い種目をやり込んでいて関節のきしみを感じ始めている場合、ナンドロロン系の特徴と相性が議題になります。注射本数が増えるため、ケア剤セットを最初から揃えておくと運用が安定します。

ケース2:30代後半・コンディション重視層

サイズよりも見え方を優先する層。バルクで脂肪がつきすぎて夏に間に合わない経験をした人。この場合はボルデノンを足して長めのサイクルでじっくり質感を取りに行くスタイルが議題に上がります。食欲が出やすい化合物なので、食事計画(タンパク質と総カロリーの管理)を先に固めるのが先決です。

ケース3:結果を早く見たい層(慎重に)

「次のサイクルでは初期から動きを感じたい」という層には経口剤のキックスタートが議題に上がりますが、ここは慎重論が多い領域です。肝臓ケアと血液検査の体制が整っていない状態で経口剤を追加するのは、得られるものより失うもののほうが大きくなりがちです。

2サイクル目で同時に固めておきたい補助・PCT体制

化合物を足すと、副作用ケアとPCTも一段難しくなります。1サイクル目より準備の重みが上がる前提で構えてください。

具体的には、アロマターゼ阻害薬(AI、エストロゲンへの変換を抑える薬)であるアナストロゾールやエキセメスタンの常備、PCT用のSERM(選択的エストロゲン受容体モジュレーター)であるクロミフェンやタモキシフェン、必要に応じてカベルゴリン(プロラクチン対策)など、サイクル中とPCT中に手元にあるべきものが増えます。

注射が増える2サイクル目以降は、注射針・シリンジ・消毒・廃棄まで含めたケア剤のまとめ買いが運用効率の面で合理的です。

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FAQ

Q1. 2サイクル目はいきなり3化合物以上スタックしてもいいですか? A. 推奨されない構成です。テストステロン+1化合物の2スタックで様子を見て、ベースラインの動き方を学んでから3化合物以上に進む流れが、結果と安全性の両面で再現性が高い順序です。

Q2. デカとボルデノン、両方足すのはあり? A. 経験者でも議論が分かれる構成です。エステルが長い化合物を2本同時に追加すると、副作用が出たときの切り分けが難しくなります。どちらかを先に試して特徴を体感してから、別サイクルでもう一方を試すほうが学びが大きくなります。

Q3. 1サイクル目と同じテストステロン単剤を2サイクル目に量だけ増やすのはどうですか? A. 選択肢としてはあります。ただし用量を上げるとエストロゲン関連と血圧・脂質の議題が前面に出てきます。化合物を足すよりも単純に見えますが、副作用ケアの重みは変わりません。

Q4. 2サイクル目のサイクル期間はどのくらいが目安? A. 化合物によりますが、デカやボルデノンを使う場合は1サイクル目の12週より長め(14〜20週)になることが多いです。長いぶんPCTも遅れるため、年間のサイクル本数は1〜2本に抑える設計が現実的です。

Q5. 血液検査はどのタイミングで取ればいいですか? A. 最低でも「サイクル前」「サイクル中盤」「PCT後」の3点。可能ならサイクル後半にもう1点入れて4点取ると、化合物追加が何にどう効いたかを言語化できます。

最後に

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