PCTセットの中身を解剖|クロミッド・ノルバデックス・HCG・アロマシンを揃える前に読む完全ガイド
リード
サイクルを終えたあと、自前のテストステロン分泌が止まったまま放置されると、筋量・気力・性機能まで一気に落ち込みます。「PCT(ポスト・サイクル・セラピー=サイクル後の回復期)」が必要だと知ってはいても、いざ揃えようとすると「結局なにを何錠買えばいいのか」が散らばっていて、最後まで決め切れない人が多いのが現実です。
この記事は、PCTで最低限そろえておきたい4種類の薬と、それぞれが何のために要るのかを一つずつ解説していきます。サイクルの重さ別に「軽量/中量/重量」の組み合わせ例、合計でいくらかかるかの目安、入手前に確認しておきたいチェックリストまで、PCTセットを揃える前の判断材料を一通り並べました。
なお、本記事は個人輸入代行の利用にあたっての情報提供であり、特定の使用方法を推奨するものではありません。実際の使用判断や体調管理は、医療機関と相談のうえご自身の責任で行ってください。
結論
PCTの基本セットは、SERM(選択的エストロゲン受容体モジュレーター)としてクロミッドとノルバデックスの2種類、HCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン=精巣を直接刺激するホルモン)、そして必要に応じてAI(アロマターゼ阻害剤=テストステロンが女性ホルモンへ変換されるのを抑える薬)としてアロマシン、の合計4種類が基本構成です。軽量サイクルならSERM中心、中量〜重量ならHCGとAIまで揃えるのが目安となります。当店での4点合計は税込¥59,000、サイクル設計に合わせて使う/使わないを選ぶ前提で在庫を持つのが現実的です。
PCTで揃える基本4点とそれぞれの役割
1. SERM(クロミッド/ノルバデックス):止まった分泌を再起動する軸
サイクル中、外部から入ってきた成分の影響で、脳の視床下部・下垂体・精巣をつなぐ自己分泌の経路(HPTA:Hypothalamic-Pituitary-Testicular Axisの抑制)が止まります。SERMは、脳の受容体に対してエストロゲンの代わりに座ることで「エストロゲンが足りない」と脳に錯覚させ、LH(黄体形成ホルモン)とFSH(卵胞刺激ホルモン)の分泌を促す薬です。これにより、止まった精巣のテストステロン産生をふたたび動かすきっかけになると報告されています。
クロミッド(クロミフェン)とノルバデックス(タモキシフェン)はどちらもSERMですが、性質に差があります。クロミッドはLH/FSHを強く押し上げる一方で、視覚異常などの副作用報告がある成分です。ノルバデックスは乳腺保護(女性化乳房=ジネコマスチアの抑制)に強く、コレステロール値への影響もマイルドとされます。両方を組み合わせる「タンデムPCT」が、現場では一般的な選択肢です。
2. HCG:精巣そのものを起こす役割
HCGはLHと似た働きを持ち、精巣を直接刺激してテストステロン産生と精巣サイズの維持を促すホルモン製剤です。SERMが「脳から精巣への信号を立て直す」のに対し、HCGは「精巣そのものを物理的に呼び起こす」役回りです。
長期サイクルや高用量サイクル後に精巣が委縮した状態のままだと、SERMだけでは復帰に時間がかかるケースがあります。サイクル中の少量併用、もしくはPCT開始の2〜3週間前からの導入が選択肢として知られています。
3. AI(アロマシン):エストロゲン暴れ対策
サイクル中に上がりすぎたテストステロンの一部は、アロマターゼという酵素で女性ホルモン(エストラジオール=E2)に変換されます。E2が高すぎると、女性化乳房・むくみ・気分の乱れ・性欲低下などにつながります。アロマターゼ阻害剤(AI)はこの変換そのものを抑える薬で、アロマシン(エキセメスタン)はそのなかでも「不可逆的に阻害する」タイプです。
PCTにおけるAIの扱いは慎重派と積極派で分かれます。SERMでE2をブロックすれば足りるという考え方もあれば、E2を血液検査で実測して必要量だけ使うという考え方もあります。少なくとも「あれば使い分けられる」状態にしておくと、E2過剰の兆候(乳首のかゆみ・痛み、急なむくみ)に対処しやすくなります。
4. サポート系:肝臓・脂質・血圧
経口の17α-アルキル化系を使ったあとなら、ミルクシスル(シリマリン)・NAC・TUDCAなどの肝サポート、CoQ10やオメガ3による脂質サポート、血圧コントロールのためのテルミサルタン等も視野に入ります。本記事の主軸は「処方薬としてのPCT4点」ですが、サポート系も同時期に並走させる前提で考えておくのが安全です。
用量の目安(現場で語られているレンジ)
以下は海外フォーラムや書籍で語られている範囲の一般的レンジであり、個別の使用量は体格・サイクル内容・血液検査結果によって調整されます。
- クロミッド:Week1〜2に50mg/日、Week3〜4に25mg/日のテーパー
- ノルバデックス:Week1〜2に20mg/日、Week3〜4に10mg/日のテーパー
- HCG:PCT本格開始の2〜3週間前、500〜1000IUを週2回ペース。SERM開始と同時にHCGは止める
- アロマシン:必要時のみ12.5mg隔日〜25mg隔日。SERMと併用しすぎるとE2が下がり過ぎる点に注意
「いつから何mgを何週間」という具体は、サイクル中に使った成分の半減期(エステルが長いほどPCT開始を後ろにずらす必要がある)と、本人の回復速度に依存します。
サイクル別の組み合わせ例
軽量サイクル(短期・経口中心・初回層)
経口メインで4〜6週間ほどのサイクルであれば、SERM2種類だけで組むパターンが現場で見られます。
- クロミッド:50/50/25/25mg
- ノルバデックス:20/20/10/10mg
- HCGとAIは予備として保管しておく程度
中量サイクル(注射エステル中心・10〜12週間)
テストステロンエナンセートやシピオネートをベースに10〜12週で組んだ場合は、HCGとSERMの組み合わせが基本路線です。
- HCG:PCT前2〜3週で500IU×週2
- クロミッド:50/50/25/25
- ノルバデックス:20/20/10/10
- アロマシン:E2過剰の兆候が出たら12.5mg隔日
重量サイクル(長期・複数化合物)
長期間・複数化合物のサイクルでは、HCG・SERM・AIすべてを使い分けるのが基本になります。AIは血液検査の結果と症状を見て足し引きする前提で、4点すべて手元にある状態が望ましいでしょう。
4点の価格合計
当店での取扱価格は以下の通りです(2026年5月時点)。
| 商品 | 容量 | 価格 |
|---|---|---|
| クロミッド50mg | 100錠 | ¥14,000 |
| ノルバデックス20mg | 100錠 | ¥20,000 |
| HCG | 5000IU | ¥15,000 |
| アロマシン25mg(コピー品) | 50錠 | ¥10,000 |
| 4点合計 | ¥59,000 |
クロミッド100錠とノルバデックス100錠があれば、上記テーパー1回分を消化してもまだ残ります。HCG5000IUは500IU×週2換算で約5週間分。アロマシン50錠は25mg隔日換算で約3か月強となります。1サイクルの完走に必要な分量+次サイクルへの予備、という感覚で買うと無駄が出にくいバランスです。
入手前のチェックリスト
PCTセットを注文する前に、次を確認しておくと到着後にあわてません。
1. 今回のサイクルで使った成分のエステル(短いか長いか)と、最終投与日を把握しているか 2. HCG用の注射器・針(インスリン針27Gなど)・アルコール綿が用意できているか 3. 冷蔵保管が必要なHCGの届く時期と、開封後の使用計画は立っているか 4. 血液検査(テストステロン・E2・脂質・肝機能)を受けられる窓口を持っているか 5. PCT中の体調変化を記録するメモ(気分・性欲・睡眠・体重)の準備 6. AIの「使わない」判断を含めて、E2の暴れに気づくセルフチェック項目を頭に入れているか
「揃える」ことそのものより、揃えたあとに何を見て使うか・使わないかを判断できる状態を作るのが、PCTセットを買う本当の目的です。
購入前にもう一度確認したい方へ。「ステロイドとSARMs徹底ガイド」はLINE登録で無料で受け取れます。
LINEでガイドを受け取るFAQ
Q1. SERMはクロミッドかノルバデックスのどちらか1種類だけでも大丈夫ですか? A. 短期・軽量サイクルではノルバデックス単独で組むパターンも現場で語られています。ただし、LH/FSHの押し上げの強さはクロミッドのほうが上とされる一方、ノルバデックスは乳腺保護に強いため、両方を持っておくと組み合わせの自由度が高まります。
Q2. HCGはサイクル中に使うべきですか、PCTで使うべきですか? A. 両論あります。サイクル中に少量(週500IU程度)で精巣維持を続ける派と、PCT本格開始の2〜3週間前から導入する派が知られています。共通するのは「SERMを始めたらHCGは止める」点で、これは脳側の信号を立て直すフェーズで精巣側を刺激し続けると、感度のフィードバックが乱れるためです。
Q3. アロマシンを使わずSERMだけでPCTを組めますか? A. 可能とする見解もあります。SERMが脳の受容体でエストロゲンの作用をブロックする以上、E2が高めでも症状が出にくくなるという考え方です。ただし、サイクル中に乳首の違和感やむくみが出ているのにアロマシンが手元にない状況は避けたほうが現実的で、「使わない選択を取れるように持っておく」のが安全側の判断になります。
Q4. PCTを省略するとどうなりますか? A. 自分のテストステロン分泌が止まったまま戻りにくくなる「ポスト・サイクル・クラッシュ」と呼ばれる状態が報告されています。気力・性機能・筋量の急激な低下、抑うつ傾向、脂質悪化などが指摘されており、完全な回復に半年〜1年単位の時間を要した個別事例もあります。サイクルを組む前提でPCTを組まない選択は、現実的にはリスクが大きい部類です。
Q5. 4点セットを買うと使い切れないのでは? A. クロミッド100錠・ノルバデックス100錠は1サイクル分のテーパーで使い切らず、複数サイクルにまたぐ前提の容量です。HCG5000IUは1サイクル分強、アロマシン50錠は数か月分です。「1サイクル使い切り」ではなく「数サイクルにまたぐ常備在庫」として持つのが、当店で取り扱う容量設定の前提となっています。