MK-677で水太りしてやめた人の話
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MK-677(イブタモレン)を飲み始めて2〜3週間目、鏡を見たら顔が丸い。体重計に乗ったらいきなり3kg増えている。筋トレの成果かと思いきや、ベルト穴が変わるわけでもなく、むしろ足首の靴下のあとが消えなくなった。そんな経験で「これは違うな」とやめた人は珍しくありません。
この記事では、実際にMK-677を3ヶ月続けて水太りでやめた人の事例を軸に、なぜ体重が一気に増えるのか、何kgが脂肪で何kgが水分なのか、用量を下げれば続けられるのか、それともきっぱりやめるべきかを、ジムで聞いた話と公開されている臨床試験の数字をもとに整理していきます。読み終わるころには「自分はどっちのケースか」を判断する材料がそろっているはずです。
結論
MK-677の体重増加の多くは、筋肉ではなく水分と食欲増進による脂肪です。成長ホルモン(GH)の分泌を促す薬理特性上、ナトリウム貯留が起きやすく、開始2〜4週目に2〜4kgの水分増加が報告されています。やめれば1〜2週間で水分は抜けますが、食欲が戻らず増えた分の脂肪はそのまま。続けるなら用量を半分に落として塩分管理、合わない体質なら撤退、の二択で考えるのが現実的です。
体験談:3ヶ月で5kg増、うち3kgは水分だった話
ジム仲間の30代男性、体重72kgから始めて1ヶ月で74kg、2ヶ月で76kg、3ヶ月で77kgまで増えました。ベンチプレスのMAXは5kgしか伸びていないのに体重は5kg増。明らかに筋肉だけではない増え方です。
やめた決め手は「靴下のあと」でした。夕方になると足首がパンパンで、ふくらはぎを押すと指のあとが10秒残る。顔も朝起きたときにまぶたが腫れぼったく、写真を撮るとあごのラインが消えていました。睡眠の質は確かに良くなり、食欲も爆発していて1日4〜5食食べていたものの、体感としては「太った」のほうが強かったそうです。
服用をやめて10日ほどで、靴下のあとは消え、顔のむくみも引きました。体重は5日で2.5kg落ち、最終的に2週間で3kg減。残った2kgは食欲爆発期に増えた純粋な脂肪で、これは戻りませんでした。
なぜMK-677で水太りが起きるのか
GH分泌促進とナトリウム貯留
MK-677は成長ホルモン分泌促進薬(GHS、Growth Hormone Secretagogue)に分類され、脳下垂体からのGH分泌をパルス状に促します。GHには腎臓でのナトリウム再吸収を増やす作用があり、結果として体内の水分量が増えます。これは合成GH(ソマトロピン)を使った人にも共通する現象で、MK-677特有の副作用ではなく「GHが効いている証拠」とも言えます。
公開されている64名対象の二重盲検試験では、MK-677群で1〜2週目に有意な体重増加が確認され、その内訳は除脂肪体重と細胞外水分の両方でした。つまり「ある程度は筋肉、ある程度は水分」が混ざっています。
IGF-1上昇による合成代謝
GHが肝臓に作用するとインスリン様成長因子(IGF-1)が上がります。これが筋合成を後押しする一方、組織への水分保持も強まります。むくみや関節のだるさ、手のこわばり(カーパルトンネル様症状)が報告されているのもこのためです。
食欲爆発(これが一番きつい)
MK-677はグレリン受容体を刺激します。グレリンは「空腹ホルモン」と呼ばれ、本来は食前に分泌されて食欲を出すものです。これが薬で常時刺激されると、満腹中枢が鈍り、食べても食べても物足りない状態が続きます。体験談で「夜中に冷蔵庫を開ける」「ラーメンのあとにアイス2個食べた」といった話が出るのはこれが原因です。
水分増加だけなら抜けますが、食欲爆発で増えた脂肪は実体があるので、薬をやめても戻りません。ここを見誤ると「飲む前より太った」状態が残ります。
水太りと脂肪太りを切り分ける目安
開始から1ヶ月以内、体重増加の中身は次の比率がよく観察されます。
- 水分(細胞外液+ナトリウム貯留):2〜4kg
- 食欲増による脂肪:体感差が大きいが、過食すれば1〜3kg
- 筋グリコーゲン+水:0.5〜1kg
- 純粋な筋肉:1ヶ月では0.3〜0.8kg程度
つまり1ヶ月で4〜5kg増えていたら、その大半は水分と脂肪です。鏡で腹筋のラインがぼやけている、ふくらはぎを押すとへこむ、指輪がきつい、というサインがあれば水太り優位と考えていいでしょう。
逆に「体重は2kgしか増えていないが、肩や胸の張りが出ている」場合は、水分よりも合成代謝寄りの増え方をしている可能性があります。
続ける選択肢:用量半減+塩分制限
「やめるしかないのか」と言われると、そうでもありません。海外フォーラムや個人の記録を見ていくと、用量を下げて続けている人もいます。
用量を25mg→10〜12.5mgに
MK-677の一般的に語られる用量は1日25mgですが、水分貯留と食欲爆発を許容できない人は、10mgや12.5mgまで下げるケースが多くあります。当店で扱っているMK-677 10mg×60カプセルはそのまま1日1錠で10mg、水分症状が落ち着いてきたら2錠で20mgといった調整がしやすい規格です(在庫希少のため、まとめ買いされる方が増えています)。
15mgでGH分泌を保ちつつ水分症状を抑えたい人はMK-677 15mg×50カプセルもありますが、現在欠品中で予約販売の扱いとなっています。
塩分を1日6g以下に
ナトリウム貯留が水太りの主因なので、塩分を絞れば水分増加はかなり抑えられます。ラーメンの汁を残す、加工肉を減らす、外食の頻度を下げるだけでも体感が変わります。カリウムを意識的に取る(バナナ、ほうれん草、アボカド)とナトリウム排出が進みます。
食欲はあきらめる
グレリン刺激は薬理作用なので根性ではどうにもなりません。食事の中身を「たんぱく質+食物繊維」中心に寄せて、過食しても体重に響きにくい構成にしておくのが現実的です。コンビニ菓子を家に置かないだけでも違います。
やめる選択肢:離脱は思ったよりラク
完全にやめる場合、テストステロン系のような視床下部-下垂体-性腺軸(HPTA、自分の体内のテストステロン分泌を司る神経経路)の抑制はないので、PCT(ポストサイクルセラピー、使用後の回復療法)は不要です。やめれば自分のGH分泌は数日〜2週間で元のリズムに戻ります。
体感としては、
- 1〜3日目:夜中に空腹で目が覚める(グレリン反跳)
- 3〜7日目:水分が抜けて体重が落ちる
- 7〜14日目:睡眠の深さが平常に戻る、関節のこわばりが消える
このあたりで一段落します。食欲は1週間ほどで普通に戻ります。
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LINEでガイドを受け取るFAQ
Q1. MK-677の水太りは何kgくらいまでが普通ですか? A. 開始2〜4週で2〜4kgの水分増加は臨床試験でも報告されている範囲です。5kg以上の急増は塩分過多や過食が乗っている可能性が高く、食事を見直す段階に入ります。
Q2. やめた後に体重は戻りますか? A. 水分増加分(2〜4kg)は1〜2週間で抜けます。食欲爆発で増えた脂肪は実体があるので、戻すには通常の減量が必要です。
Q3. 用量を下げれば水太りは防げますか? A. 25mgから10〜12.5mgに半減させると、水分症状が大きく軽くなったという報告は多くあります。ただし個人差があり、5mgでも顔がむくむ人もいます。
Q4. 女性が使っても水太りしますか? A. はい、機序が同じなので起きます。むしろ女性のほうがむくみを自覚しやすい傾向があるため、5mgなど少量から様子を見るのが一般的です。
Q5. 心臓や血糖が心配なのですが? A. MK-677はインスリン感受性をやや下げる作用が報告されており、糖尿病傾向のある方は使用を避けるのが無難です。むくみが強い場合は心機能への負担もあり得るので、無理に続けず一度休薬して様子を見るのが安全です。