【比較】カーダリン(GW-501516) vs オスタリン(MK-2866)|違いと選び方

安全第一で要点を整理します。

  • 目的と位置づけ:筋肥大/体組成改善のために
  • 使い所(オン/ブリッジ/PCT あるいは 筋肥大フェーズ)
  • モニタリング(該当項目)+自覚症状
  • 注意:過不足・タイミング・相互作用。受診目安あり。
  • 結論:安全第一。法令・競技規定・医師相談。

この記事でわかること

  1. 1. 本剤の要点(強み・弱み)
  2. 2. 設計の一般知識(サイクル/運用の考え方)
  3. 3. モニタリング(血液検査/自覚症状)
  4. 4. 併用と相性(役割分担)
  5. 5. 副作用・禁忌と受診目安
  6. 6. よくある失敗と対策
  7. 7. FAQ
  8. 8. 購入&無料パーソナル相談

1. 本剤の要点(強み・弱み)

カーダリン(GW-501516)は「SARM」と呼ばれがちですが、正確にはPPARδ(デルタ)アゴニストです。アンドロゲン受容体を直接刺激しないため、筋肥大そのものの推進力は限定的。一方で、脂肪酸酸化の促進や持久系パフォーマンスの底上げが期待され、減量期やボリューム維持に役立ちます。

現実的な期待値:カロリー管理とトレーニングが前提。単剤で体重が劇的に落ちるわけではありませんが、トレーニング量・NEATの維持、息切れの軽減などを通じて体脂肪低下と筋量維持を後押しする、という位置づけが妥当です。

弱み・注意点:長期安全性の不確実性(動物試験で腫瘍リスクの議論)、ドーピング規定(WADAで長年禁止)、製品純度のばらつき。肝負担は相対的に小さいとされる一方、不純物混入例や過剰な追い込みでCK上昇・筋損傷が悪化することがあります。

SARMsとの関係(オスタリン/リガンドロール/YK-11/RAD-140/GW/MK-677)

オスタリンやリガンドロール、RAD-140は筋タンパク同化寄与が主。GWは「燃料効率と持久力」。YK-11やMK-677(厳密にはSARMでない)などとも役割が異なります。筋保持=SARM、作業能力と脂肪動員=GWという棲み分けが基本です。

AASとの関係(トレン/プリモ/マステロン/アナバー)

トレンやアナバーなどAASは直接的な同化促進が主。GWは心肺作業や脂肪動員を支援し、減量〜リーンバルクで「動ける身体」を維持する補助輪の位置づけ。AAS使用の有無にかかわらず、栄養・回復が最優先です。

法令・競技:国内法令順守とWADA等の競技規定確認は必須。競技者は使用しない判断が原則です。健康面は医師と相談し、自己判断での長期連用は避けてください。


2. 設計の一般知識(サイクル/運用の考え方)

期間は短〜中期(数週間〜数カ月)で区切り、同等以上の休薬期間を設けるのが一般的知識です。目的別には、減量フェーズやAAS/SARMサイクルのブリッジで「作業量の維持」に使われます。ホルモン抑制は基本的に起こしにくいため、PCTが前提の薬剤ではありませんが、他剤と併用した場合はその薬剤の設計に従います。

タイミングは日内の安定性を優先。運動前後の体感をみて整える方法もありますが、個別指示は避け、胃腸の刺激や睡眠への影響が少ない時間帯を選ぶのが無難です。減量中は高タンパク・適正P比(たんぱく質/体重)・訓練日の糖質確保が筋保持に寄与。睡眠は7–9時間、週当たりの強度とボリュームは回復可能域に収めましょう。

心肺系のワークを適度に取り入れつつ、下半身の高ボリューム日に過度な有酸素を重ね過ぎないこと。疲労管理(RPEや主観疲労、安静時心拍)を指標化し、微調整します。


3. モニタリング(血液検査/自覚症状)

タイミング 項目例 目的
開始前 E2/総T/AST/ALT/GGT/脂質/血圧 等 ベースライン
中間 上記+該当項目 過不足の検知
終了/休薬 同上 回復確認

GWでは特に、脂質(HDL/LDL/TG)、空腹時血糖/インスリン、肝腎機能(不純物対策)、CK(過負荷の把握)、血圧・安静時心拍、体重/皮下脂肪厚、睡眠質を追います。自覚症状は動悸、息切れ、頭痛、消化器症状、異常な疲労・筋痛をチェック。数値と体感をセットで判断し、異常時は中止と受診を優先。


4. 併用と相性(役割分担)

  • 相性の良い例:オスタリン/プリモ/アナバー等の「筋保持・同化」を担う剤と併用し、GWは持久・脂肪動員を担当。
  • 注意する組み合わせ:クレンブテロールや過量のカフェイン、T3など刺激性・代謝亢進剤を重ねると循環器負荷・筋分解リスクが跳ね上がる。
  • MK-677は食欲増で減量と矛盾しやすい。目的に応じてどちらを優先するか決める。
  • 重複機能の回避:脂質・血糖に作用する剤を重ねる時はモニター頻度を上げ、過剰な落ち込みや低血糖を避ける。

5. 副作用・禁忌と受診目安

副作用 頻度感 危険サイン 対処/受診目安
頭痛・吐き気・胃部不快 ときどき 嘔吐反復、脱水 中止、水分補給。持続/悪化で受診
動悸・血圧変動 時に 胸痛、強い息切れ、不整脈感 直ちに中止し救急受診を検討
睡眠質低下 時に 入眠困難が連日 投与タイミング見直し。改善なければ中止
CK上昇・筋損傷 過負荷時 尿色濃化、重度筋痛 運動中止・受診。横紋筋融解症を除外
発がんリスク懸念 理論上 警告症状は限定的 長期連用は避け、既往/家族歴があれば使用回避・専門医相談
肝機能変動(不純物由来) 黄疸、濃褐色尿 直ちに中止し受診

禁忌目安:妊娠・授乳、未成年、がん既往や高リスク、重度の循環器疾患。競技者はWADA規定により使用不可。


6. よくある失敗と対策

  • 「脂肪溶解剤」と誤認 → 食事・睡眠・トレ量の基盤が前提。まず基礎を整える。
  • 過負荷で故障 → RPE・安静時心拍・CKを指標にボリューム管理。
  • 刺激剤との多重併用 → 循環器負荷増。役割を分け、段階導入。
  • 長期連用 → 休薬原則。安全性不確実性を踏まえ短〜中期運用。
  • ドーピング失念 → 競技日程から逆算し「使わない」選択を徹底。

7. FAQ

Q. カーダリンの“向いているフェーズ”は?

定義:持久・脂肪動員支援のPPARδアゴニスト。注意:筋肥大は主役になりにくい。次アクション:減量期やブリッジで作業量維持に充て、同化はSARM/AASや栄養で担保する。

Q. 効果が体感できない/副作用が出る時は?

定義:体感には個体差。注意:用量増で解決しようとしない。次アクション:食事・睡眠・トレの見直し、モニター(脂質・血圧・CK等)を行い、異常時は中止し医師相談。

Q. 他剤との棲み分けは?

定義:GW=持久・脂肪動員、SARM/AAS=同化。注意:刺激剤や代謝促進剤の重複でリスク増。次アクション:目的を一つに絞り、段階的に一剤ずつ評価する。


8. 購入&無料パーソナル相談


著者プロフィール

みんなのステロイドストア管理人(アナボリックステロイド歴4年) — 「最短でデカく、健康被害は最小」をモットーに、販売と無料パーソナル相談を提供。

免責事項:情報提供目的。医療行為の代替ではありません。体調変化があれば医師に相談してください。国内法・競技規定(WADA等)を遵守し、不正入手や規制回避を行わないでください。


参考文献

  1. 該当なし
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