側頭部・後頭部は薄くならない|AGAの脱毛部位パターン解説

側頭部・後頭部は薄くならない|AGAの脱毛部位パターン解説

LINE登録で「ステロイドとSARMs徹底ガイド」を無料プレゼント

選び方・使い方・気をつけたいポイントを1冊にまとめたガイドを、LINE登録された方に無料でお渡ししています。

LINEで徹底ガイドを受け取る
登録無料 / ブロック自由

リード

鏡を見るたびに気になるのは、いつも決まって生え際か頭頂部。一方で、側頭部や後頭部の髪はしっかり残っている。「同じ頭皮なのに、なぜここだけ薄くなるのか」と不思議に感じたことがある人は少なくないはずです。

実はこの偏りには明確な理由があります。AGA(男性型脱毛症)は頭部全体で均等に進むのではなく、特定の部位だけに集中して現れるという特徴があるのです。なぜ側頭部と後頭部は最後まで残るのか。生え際から進むのと、てっぺんから進むのでは何が違うのか。円形脱毛症との見分け方は。

この記事では、AGA の部位パターンについて、メカニズムと進行タイプ、似た症状との見分け方までを整理して解説します。

結論

AGA で薄くなるのは、前頭部(生え際)と頭頂部(つむじ)に限られる傾向があります。側頭部と後頭部はほとんど影響を受けにくいことが知られています。理由は、毛包が男性ホルモンに反応するかどうかが部位によって異なるためです。進行パターンは大きく分けて M 字型・O 字型・U 字型(複合型)の 3 種類で、人によって出方が違います。脱毛範囲が円形に局所化していたり、頭部以外の体毛も抜けたりする場合は、AGA とは別の疾患の可能性があります。

なぜ側頭部・後頭部は薄くなりにくいのか

AGA の進行を観察すると、ほぼ例外なく生え際と頭頂部から薄くなっていきます。耳の上の側頭部、襟足にかけての後頭部はそのまま残るケースが大半です。この偏りは偶然ではなく、毛包そのものの性質の違いから生まれます。

毛包ごとに男性ホルモンへの反応が違う

頭皮の毛包は、一見どれも同じように見えて、実は内部の感受性が部位ごとに異なります。AGA の主因とされるのは、テストステロンが酵素によって変換されてできる DHT(ジヒドロテストステロン、活性型の男性ホルモン)です。この DHT が毛包の受容体に結合すると、毛が太く長く育つ期間(成長期)が短くなり、髪が細く短くなる現象が起きます。

ここでポイントになるのが、前頭部と頭頂部の毛包は DHT に反応しやすく、側頭部と後頭部の毛包は反応しにくいという部位ごとの差(専門的には DHT 感受性の部位差と呼ばれます)です。同じ人の同じ頭皮であっても、生え際の毛包と襟足の毛包では、ホルモンへの反応性がまったく違います。

後頭部の毛包は「ホルモンに左右されない」性質を持つ

側頭部・後頭部の毛包は、男性ホルモンの影響を受けにくい性質(アンドロゲン非依存性毛包)を持つと考えられています。このため、加齢や AGA の進行があっても、ここの髪は最後まで残りやすいのです。

実際、自毛植毛では後頭部から毛包を採取して薄毛部位に移植する方法が広く行われていますが、これは移植した後も「もとの後頭部の性質」を保ったまま生着するためです。生え際に移植された後頭部由来の毛包は、移植先の環境ではなく、自分自身の性質に従って育ち続けます。部位による性質の違いが、それだけ強固であることの裏付けとも言えます。

AGA の進行パターン:M 字・O 字・U 字

AGA の進行は、どこから薄くなり始めるかによっていくつかのタイプに分かれます。代表的なのが M 字型、O 字型、U 字型(複合型)の 3 パターンです。

M 字型(前頭部・生え際から)

額の両サイドが後退していくタイプです。正面から見ると、生え際がアルファベットの「M」のような形になっていくため、こう呼ばれます。鏡で前髪をかきあげたときに最初に気づきやすく、本人の自覚も比較的早い段階で生じやすいのが特徴です。

日本人男性ではこの M 字型が多いとされ、20 代後半から 30 代にかけて気になり始めるケースが目立ちます。進行が緩やかな人もいれば、数年で前頭部全体が後退する人もおり、スピードには個人差があります。

O 字型(頭頂部・つむじから)

頭のてっぺん、つむじを中心に丸く薄くなっていくタイプです。本人は鏡では見えにくく、家族や美容師から「つむじが目立ってきた」と言われて初めて気づくこともあります。

頭頂部は皮脂の分泌が多く、毛根への血流も届きにくい部位とされ、進行に気づいた時点ですでにある程度の範囲に広がっている場合があります。スマートフォンのインカメラで頭頂部を撮影して定点観察する習慣を持つと、変化に早く気づきやすくなります。

U 字型(M 字 + O 字の複合型)

M 字型と O 字型が同時に進行し、最終的に前頭部から頭頂部までつながって薄くなるタイプです。後頭部と側頭部だけが帯のように残るため、アルファベットの「U」を逆さにしたような形に見えます。

このパターンに進むかどうかは遺伝的要素や進行年数によって変わり、必ずしも全員が U 字型まで到達するわけではありません。M 字のまま、あるいは O 字のまま長くとどまる人もいます。

進行のスピードと年齢

AGA は、いったん始まると基本的にゆっくりと進行し続ける性質があるとされています。ただし、進行スピードや到達範囲には個人差が大きく、20 代から始まる人もいれば、50 代を過ぎてから気になり始める人もいます。家族(特に父方・母方両方の祖父や叔父)に薄毛の人が多い場合は、進行が早めに出る傾向が指摘されています。

部位パターンが「AGA らしさ」を見分けるポイントになる

薄毛にはさまざまな原因があり、すべてが AGA とは限りません。部位パターンを観察することで、別の疾患との見分けがある程度つきやすくなります。

円形脱毛症との違い

円形脱毛症は、突然コインのような形で毛が抜け落ちる疾患で、AGA とはまったく別の原因(自己免疫の関与が指摘されています)で起こります。AGA がじわじわと数年かけて広がるのに対し、円形脱毛症は数日から数週間で局所的に毛がなくなる急性の症状です。

また、円形脱毛症は部位を選ばず、後頭部や側頭部、まれにまつ毛や眉毛にも生じることがあります。本来 AGA では影響を受けにくいはずの部位が、突然はっきりした境界をもって脱毛している場合、AGA 以外の可能性を考える必要があります。

びまん性脱毛症との違い

びまん性脱毛症は、頭部全体の髪が均等に薄くなっていくタイプで、女性に多く見られます。男性でもストレスや栄養不足、甲状腺機能の異常などで起きることがあります。AGA のように特定の部位に偏らず、頭全体のボリュームがゆっくり落ちていく点が違います。

牽引性脱毛・抜毛症との違い

髪を強く結ぶ習慣や、無意識に髪を抜いてしまう癖がある場合、その部位だけ脱毛することがあります。生え際や分け目に局所的に抜けるという点で M 字型と似ているように見えますが、原因が物理的な力なので、習慣を見直すことで改善する可能性があります。

判断に迷う場合は、自己判断で対応せず、皮膚科や毛髪専門のクリニックで診察を受けることが大切です。

部位によって「効きやすい治療」も変わる

AGA の進行を抑えることを目的とした医薬品はいくつか存在しますが、作用するポイントが違うため、薄くなっている部位や進行段階によって使い分けが検討されることがあります。

DHT を減らすアプローチ

フィナステリドやデュタステリドは、テストステロンを DHT に変換する酵素(5α-リダクターゼ)の働きを抑えるとされる成分です。海外の臨床試験では、頭頂部および前頭部の毛量に対して変化が観察されたという報告があります。DHT に反応しやすい部位の毛包の状態を維持することを狙った成分群と位置づけられます。

血流・成長期に働きかけるアプローチ

ミノキシジルは、もともと血圧の薬として開発された成分で、外用または内服で頭皮の毛包に作用するとされています。海外では発毛剤の有効成分として承認されており、AGA の進行抑制と毛量変化の両面で研究データが蓄積されています。M 字部分よりも O 字部分(頭頂部)に対しての反応性がよいという報告もあり、部位による差が指摘されることがあります。

ただし、いずれの成分も医療用医薬品であり、副作用や個人差があります。使用にあたっては医師の診察を受けたうえで判断するのが基本です。個人輸入による入手は自己責任の範囲で行うものとされています。

自分の進行パターンを把握する習慣

AGA はゆっくり進む性質があるため、毎日鏡を見ていると変化に気づきにくいという特徴があります。月に 1 度、同じ条件で前頭部・頭頂部・側頭部・後頭部の 4 方向から写真を撮って記録しておくと、半年〜 1 年単位で客観的に変化を比較できます。

特に頭頂部は自分の目で直接見えないため、撮影記録の有無で気づくタイミングが大きく変わる部位です。「家族に指摘されてから慌てる」よりも、自分で早めに気づける状態をつくっておくことが、選択肢を広く保つことにつながります。

この記事の内容をもっと体系的に知りたい方へ。「ステロイドとSARMs徹底ガイド」はLINE登録で無料で受け取れます。

LINEでガイドを受け取る

FAQ

Q1. 側頭部や後頭部が薄くなってきた気がしますが、AGA ですか? A. AGA の典型的な部位パターンでは、側頭部・後頭部は比較的最後まで残るとされています。これらの部位がはっきり薄くなっている場合、円形脱毛症やびまん性脱毛症、栄養不足、甲状腺の問題など、別の原因が関係している可能性があります。皮膚科の受診をおすすめします。

Q2. M 字と O 字、どちらが進行が早いですか? A. 一概には言えません。遺伝的背景や生活習慣、年齢などによって進行スピードは個人差が大きく、M 字型でも長年ほぼ変化しない人もいれば、O 字型が急速に広がる人もいます。どちらのパターンであっても、早めに状態を把握しておくことが選択肢を広げます。

Q3. 後頭部から髪を移植すれば、AGA は治りますか? A. 自毛植毛は、移植した毛包が「もとの後頭部の性質」を保つことから、移植部分の髪は維持されやすいと考えられています。ただし、移植していない部分の AGA 進行は止まらないため、内服や外用での進行抑制を並行して行うかどうかが論点になります。クリニックでの判断が必要です。

Q4. つむじが気になりますが、まだ髪はあります。何かしたほうがよいですか? A. AGA は進行性の性質があるため、薄くなる前から状態を観察し続けることが推奨される考え方もあります。気になり始めた段階で皮膚科や毛髪外来で相談し、自分の進行タイプや家族歴を含めて評価してもらうのが現実的です。

Q5. 親が薄毛だと、自分も同じパターンになりますか? A. AGA には遺伝的要素が関与すると考えられていますが、父方・母方どちらの影響もあり得ます。「親と同じ部位」「親と同じ年齢で」始まるとは限らず、進行パターンも本人ごとに異なります。

最後に

ステロイドとSARMsの全体像を1冊にまとめた「ステロイドとSARMs徹底ガイド」を、LINE登録で無料配布しています。

LINEで徹底ガイドを受け取る
ブログに戻る