テストステロン・アンデコネイト(経口/アンドリオール) はいつから効く?体感・効果の科学的根拠
安全第一で、効果/用量/副作用/選び方を整理します(サイクルにおけるケア剤の視点)。
- 本剤の役割:Testosterone Undecanoate(経口)は「ベースの男性ホルモンを整える」ケア剤的立ち位置(注射が使えない場面の代替)。
- 使い所:オンサイクルの土台作り、ブリッジのQOL維持。PCTでは原則不適(回復を抑える)。
- モニタリング:E2、AST/ALT/GGT、脂質、血圧、ヘマトクリット、PSA等+自覚症状で過不足を確認。
- 体感の目安:数時間でT上昇、数日~1週で気分・性欲、2~4週で筋力/脂質・血圧の変化が出やすい。
- 必須の注意:エストロゲン過不足、赤血球増加、脂質悪化。国内法・競技規定(WADA)順守と医師相談。
この記事でわかること
- サイクルでの役割(オンサイクル/ブリッジ/PCT)
- (該当時)エストロゲン管理とAIの違い
- モニタリング(血液検査/自覚症状)
- 使いどころ(一般知識)と注意点
- 併用と相性(役割分担)
- 副作用・禁忌と受診目安
- よくある失敗と対策
- FAQ
- 購入&無料パーソナル相談
1. サイクルでの役割(オンサイクル/ブリッジ/PCT)
テストステロン・アンデコネイト(経口/アンドリオール、Testosterone Undecanoate oral)は、脂質と一緒に摂ることでリンパ吸収される経口テストステロン。注射を避けたい人の「ベースT」を確保し、気分・性欲・ED傾向・トレーニング意欲のブレを抑える「ケア剤的」役割を担い得ます。
- オンサイクル:ベースTとして置くと、アンドロゲンの土台が安定し、他剤由来の気分/EDの乱高下を緩和しやすい。芳香化によりE2も上がるため、E2管理は血液検査で判断。
- ブリッジ:低〜中等度でQOL維持(性欲/気分/筋量の維持)に用いられることがある。ただし抑制は残るため「完全回復の休薬」ではない点を理解。競技者はWADA禁止であることに留意。
- PCT:原則不向き。外因性Tは視床下部-下垂体-精巣軸の回復を抑えるため、回復補助(SERM等)フェーズとは相反します。
法令順守・医師相談が前提。自己判断での導入や、検査なしの運用は避けましょう。
2. (該当時)エストロゲン管理とAIの違い
テストステロンは芳香化してE2が上がります。E2過剰(むくみ、乳房圧痛、気分の波)も、過剰抑制(関節痛、性欲低下、抑うつ)もパフォーマンスを損ねます。AI(アリミデックス/レトロゾール=可逆、アロマシン=不可逆)は「必要時のみ、検査に基づいて、最小限」で調整が原則。Dbolのような芳香化強い薬と違い、Anadrolは直接芳香化は弱い等の差がありますが、「目標E2値を断定」せず個人差と症状・数値の両面で判断してください。
3. モニタリング(血液検査/自覚症状)
タイミング | 項目例 | 目的 |
---|---|---|
開始前 | E2/総T/遊離T/AST/ALT/GGT/脂質/腎/血圧/ヘマトクリット/PSA/PRL | ベースライン |
中間(2–4週) | E2/AST/ALT/GGT/脂質/ヘマトクリット/血圧 | 過不足の検知(E2・肝・脂質・血液濃縮) |
終了/休薬 | 同上+LH/FSH | 回復確認(軸抑制の把握) |
自覚症状は、むくみ・乳房違和感・頭痛・動悸・息切れ・皮膚油分/痤瘡・性欲/勃起・気分・睡眠(いびき/日中眠気)を記録。赤血球増多は4–8週で反映しやすく、脂質は2–4週で変動が見えます。
4. 使いどころ(一般知識)と注意点
一般的には、注射テストの代替として「ベースTを整える」目的でオンサイクルに配置、もしくはブリッジでQOL維持に用いられます。経口アンデコネイトは食事中の脂質同時摂取で吸収が安定しやすく、1日の複数回分割が語られます(個別量の指示は行いません)。
- 効き始めの目安:数時間で血中T上昇、数日~1週で気分/性欲、2~4週で筋力・回復感、同時期にE2変動・むくみの体感が出ることがあります。
- 肝への影響:17αアルキル化剤ほどではないが、GGTや胆汁うっ滞の報告は稀にあり。肝指標は定期チェック。
- 脂質/血圧:HDL低下・LDL上昇、血圧上昇に注意。食事・有酸素・睡眠で下支え。
- 抑制:外因性TはLH/FSHを抑え、精子数低下・睾丸萎縮を招き得ます。挙児希望は医師に必ず相談。
- 法令・競技:国内法と処方ルール、WADA等競技規定に厳密に従うこと。迂回手段の模索は厳禁。
5. 併用と相性(役割分担)
- AI(アリミデックス/レトロゾール/アロマシン):E2高値の検査と症状が揃う時のみ最小限。過剰抑制はパフォーマンス悪化。
- TUDCA:本剤単独では必須でないが、17αアルキル化剤を重ねるなら肝保護の役割分担として検討。
- 皮膚管理(イソトレチノイン等):痤瘡対策の切り札だが、脂質・肝への負担が重なるため血液検査の頻度を上げる。
- ED薬(シルデナフィル/タダラフィル):PIEDの一時対処に用いられるが、狭心症薬(硝酸薬)併用禁忌。医師に相談。
- 重複回避:同系統のテストステロンやDHT系をむやみに積むとE2過剰・前立腺・HCT上昇が増幅。役割分担を明確化。
6. 副作用・禁忌と受診目安
副作用 | 頻度感 | 危険サイン | 対処/受診目安 |
---|---|---|---|
むくみ・体重増加(E2/水分) | よくある | 急な体重増、息切れ | 塩分調整、AIは検査で判断。呼吸困難は受診。 |
乳房圧痛/肥大 | 時々 | しこり・疼痛の増悪 | E2測定と対応。悪化や片側しこりは医療機関へ。 |
痤瘡・皮脂増加 | よくある | 化膿・広範囲悪化 | スキンケア、難治なら皮膚科。イソトレは医師管理。 |
脂質異常/血圧上昇 | よくある | 頭痛・胸痛・動悸 | 生活調整、必要に応じ医師相談。胸痛/神経症状は救急。 |
赤血球増多(HCT↑) | 時々 | 頭痛・めまい・手足のしびれ | 採血で評価。高値持続は医師に。自己処置は避ける。 |
肝機能変化/胆汁うっ滞感 | まれ | 黄疸・濃い尿・右季肋部痛 | 直ちに中止し受診。肝胆道系検査。 |
前立腺/排尿症状 | 時々 | 血尿・著明な排尿困難 | PSAや泌尿器科受診。 |
気分変動/不眠・睡眠時無呼吸悪化 | 時々 | 強い抑うつ・日中傾眠 | 用量見直しと医師相談。睡眠検査も検討。 |
生殖抑制(精子数↓) | ほぼ必発 | 不妊の懸念 | 挙児希望は必ず事前相談。勝手な継続は避ける。 |
7. よくある失敗と対策
- 食事の脂質なしで摂って吸収が不安定 → 摂取条件を整え、検査で実測。
- PCTに外因性Tを置く → 軸回復を阻害。PCTは回復補助に役割交代。
- 症状だけでAIを先行 → 検査でE2を確認し、過剰抑制を回避。
- ヘマトクリット放置 → 2–4週ごとにチェック、異常は医師と対処。
- 「経口=肝に優しい」と過信 → 17αほどでなくとも肝/脂質は要監視。
- 競技・法令を軽視 → WADA禁止。検査回避目的の運用は行わない。
8. FAQ
Q. テストステロン・アンデコネイトはオンサイクルとPCTのどちら向き?
定義:外因性テストステロンはベースTを補う薬剤。
注意:PCTは内因性回復が目的で、外因性Tは回復を抑えるため不向き。
次アクション:オンサイクル/ブリッジの配置可否は医師と検査値を基に判断。PCTは別の回復補助へ役割交代。
Q. いつから効く?体感が乏しい/副作用が出る時は?
定義:血中Tは数時間で上がり、気分・性欲は数日~1週、筋力は2~4週で変化が出やすい。
注意:食事脂質・分割で吸収が変動。E2過不足やHCT↑、脂質悪化に留意。
次アクション:2–4週で採血(T/E2/脂質/HCT/肝機能)。体感乏しければ摂取条件を見直し、危険サインは直ちに受診。
Q. 他のケア剤との棲み分けは?
定義:本剤は「ベースTの安定化」。
注意:E2管理はAI、肝はTUDCA、皮膚はイソトレ、EDはPDE5阻害薬と役割が異なる。重複で副作用が増幅。
次アクション:目的別に1剤1役を徹底し、検査スケジュールを設定。禁忌(硝酸薬×ED薬等)も医師と確認。
9. 今すぐ購入&無料パーソナル相談
著者プロフィール
みんなのステロイドストア管理人(アナボリックステロイド歴4年) — 「最短でデカく、健康被害は最小」をモットーに、販売と無料パーソナル相談を提供。
免責事項:情報提供目的。医療行為の代替ではありません。体調変化があれば医師に相談してください。国内法および競技規定(WADA等)を必ず順守しましょう。
参考文献
- 該当なし