【比較】テストステロン・プロピオン酸(Test P) vs テストステロン・エナンテート|違いと選び方

安全第一で、効果/用量/副作用/選び方を整理します(サイクルにおけるケア剤の視点)。

  • テストステロン・プロピオン酸(Test P)は「短エステル」。素早い立ち上がり/抜けを活かし、副作用管理のケア剤的ベースとして位置づける。
  • 使い所:主にオンサイクルの基材。ブリッジは抑制度を延長し得るため慎重、PCTに外因性Tは基本不適。
  • 要点:E2上昇による浮腫/乳腺刺激をAI等で管理(目標E2は断定しない)。血圧・脂質・HCTも併せて監視。
  • モニタリング:血液(総T/遊離T/E2/PRL/AST/ALT/GGT/脂質/Hb・Hct)+自覚症状(むくみ/性欲/気分/注射部位)。
  • 法令・競技:国内法とWADA等の規定に厳密に従い、自己判断を避け医師に相談。

この記事でわかること

  1. サイクルでの役割(オンサイクル/ブリッジ/PCT)
  2. (該当時)エストロゲン管理とAIの違い
  3. モニタリング(血液検査/自覚症状)
  4. 使いどころ(一般知識)と注意点
  5. 併用と相性(役割分担)
  6. 副作用・禁忌と受診目安
  7. よくある失敗と対策
  8. FAQ
  9. 購入&無料パーソナル相談

1. サイクルでの役割(オンサイクル/ブリッジ/PCT)

テストステロン・プロピオン酸(Testosterone Propionate, Test P)は短い半減期が特徴。オンサイクルにおいては「テスト基材」として、アンドロゲンの土台を確保しつつ、浮腫・血圧・E2関連症状を素早く評価・調整しやすいケア剤的ベースとして機能する。副作用が出た際に中止・減量の反応が早い点は、長エステルに対する最大の利点。

ブリッジでは、低用量での気分・性機能の維持を狙う発想がある一方、外因性Tは視床下部-下垂体-性腺軸(HPTA)の回復を遅らせる。よって「回復補助」という観点ではしばしば逆効果となり、肥沃性(精子)や内因性Tの回復優先なら専門医監督下での別手段を検討すべきである。

PCTでは基本的に外因性テストステロンは用いない。PCTの目的は内因性分泌の再起動であり、Test Pはその目的に反する。症状緩和目的の短期使用も、抑制度を延ばすトレードオフがあるため、医療的評価と代替策の検討が先。

なお、国内法と競技規定(WADAなど)に抵触しうる。使用の可否・検査・診療は必ず医師に相談し、競技者は自競技の規定を必ず確認すること。


2. (該当時)エストロゲン管理とAIの違い

Test PはアロマターゼによりE2(エストラジオール)へ転換する。高E2ではむくみ・乳腺圧痛・血圧上昇、低E2では関節痛・性欲低下・気分不良が起こりうる。Test P自体はAI(アリミデックス/レトロゾール/アロマシン)ではないため、E2関連のケアは別途AIや用量見直しで行う。DbolはE2上昇を招きやすいが、Anadrolの乳腺症状は非アロマタイズ性も絡むためAI単独では不十分な場合がある。なお、個々の至適E2は異なるため「目標E2を断定」しない。血液検査と症状の両輪で調整する。


3. モニタリング(血液検査/自覚症状)

タイミング 項目例 目的
開始前 E2/総T/遊離T/PRL/AST/ALT/GGT/脂質/Cr/eGFR/血糖/血圧/Hb・Hct/PSA ベースラインと禁忌の洗い出し
中間 E2/総T/AST/ALT/GGT/脂質/Hb・Hct/血圧 過不足・副作用の早期検知
終了/休薬 同上+精液所見(必要時) 回復確認と次フェーズ判断

自覚症状は、むくみ・乳頭違和感・性欲/勃起・気分・睡眠(いびき/日中眠気)・血圧家庭測定・注射部位の腫脹/疼痛を記録。短エステルゆえ変化が早く、週ごとの傾向把握が役立つ。異常が出たら即中止/受診をためらわない。


4. 使いどころ(一般知識)と注意点

一般にTest Pは半減期が短く、隔日〜毎日の投与間隔が語られることが多い(個別指示は行わない)。この性質は、E2や血圧の動揺を素早く観察・是正しやすい「ケア性」をもたらす。一方で注射回数が増え、注射部位痛(PIP)や衛生管理のリスクが増す。

エナンテートと比べ、プロピオン酸は立ち上がり/抜けが速く微調整向き、エナンテートは投与間隔が長く安定しやすいが、過不足の是正に時間がかかる。副作用管理を最優先する局面ではTest P、投与頻度を減らしたい・長期安定を重視するなら長エステルが一般論として語られる。

高用量化はE2・HCT・脂質の悪化を加速させる。用量は医学的一般知識の範囲で幅を持って議論されるが、個別指示はせず、必ず医師相談と検査で裏付けること。


5. 併用と相性(役割分担)

  • E2管理:AIは別枠のケア剤。過剰抑制は関節痛・性欲低下を招くため、症状+検査で微調整(断定目標は置かない)。
  • 肝保護:Test P自体は肝負担は大きくないが、17αアルキル化剤(Dbol, Anadrol等)と併用時はTUDCAなどの肝ケアを検討。AST/ALT/GGTと胆汁うっ滞症状を監視。
  • 皮膚:痤瘡・皮脂にはイソトレチノイン等が語られるが、脂質/肝への影響が大きい。避妊・保湿・血液検査の徹底が前提。
  • ED:PIED対策としてPDE5阻害薬(シルデナフィル/タダラフィル等)が使われることがあるが、心血管疾患・硝酸薬との併用禁忌に注意。
  • 重複回避:アロマタイズしやすい剤を多重に重ねるとE2暴騰のリスク。目的ごとの役割分担を整理し、同系統の多剤併用は避ける。
  • 19-Nor併用:PRL(プロラクチン)も含めて採血で評価し、安易な自己処方は避ける。

6. 副作用・禁忌と受診目安

副作用 頻度感 危険サイン 対処/受診目安
E2関連(むくみ/乳腺圧痛/血圧上昇) よくある 急激な体重増、乳頭痛やしこり AIや用量の見直し。しこり/分泌は乳腺外来受診。
低E2(関節痛/性欲・気分低下) 時々 持続的な抑うつ/勃起不全 AI過剰を疑い検査。医師相談。
脂質悪化・血圧上昇 よくある 頭痛/動悸/高血圧持続 生活介入+中止検討。危険域なら循環器受診。
赤血球増多(Hct上昇) 時々 頭重感/赤ら顔/息切れ 採血で確認。高値は中止と血液内科相談。
注射部位痛・発赤(PIP) よくある 熱感/膿/発熱 無菌手技徹底。感染兆候は直ちに受診。
睡眠時無呼吸の悪化 時々 強い日中眠気/いびき増悪 睡眠科受診。中止検討。
前立腺関連(排尿障害) 稀〜時々 尿線減弱/夜間頻尿/血尿 PSAや泌尿器科評価。禁忌に該当時は使用不可。
気分変動・攻撃性 時々 制御困難な易怒性 周囲の指摘も含め中止し、必要に応じ精神科へ。

禁忌の例:前立腺/乳がん、重度の心・肝・腎疾患、妊娠/授乳、未治療の睡眠時無呼吸など。胸痛・片麻痺・失語・呼吸困難などは救急受診。


7. よくある失敗と対策

  • 過剰/過少:短エステルでも数値を見なければ誤る。採血で段階的に調整。
  • 症状だけで決め打ち:乳腺や関節の体感は当てにならないことも。E2/PRL/血圧で確認。
  • PCTにTest Pを残す:抑制度が延長。PCTの目的を再確認し、医師と設計。
  • AIの入れ過ぎ:低E2でパフォーマンス/性機能が低下。最小限の介入を心がける。
  • 注射衛生の軽視:短エステルは回数が増えるほど感染リスク。清潔手技と部位ローテを徹底。

8. FAQ

Q. テストステロン・プロピオン酸はオンサイクルとPCTのどちら向き?

オンサイクルの基材として、副作用の立ち上がり/抜けを素早く観察できる点が利点。PCTでは外因性Tが回復を妨げるため基本不適。ブリッジも抑制度とトレードオフで、医師と目的をすり合わせるのが前提。

Q. 効果が体感できない/副作用が出る時は?

体感のみで判断せず、総T/遊離T/E2/PRL/脂質/HCT/血圧を採血・測定。高E2/低E2の症候と数値の整合を見て、用量やAI、休薬の判断を医師と協議。危険兆候(胸痛/呼吸困難/激痛/感染兆候)は直ちに受診。

Q. 他のケア剤との棲み分けは?

Test P=ベース(土台)。E2はAI、肝はTUDCA(特に17αアルキル化剤時)、皮膚はイソトレ、EDはPDE5阻害薬、と役割を分担。重複や相互作用を避け、数値で最小限に留める。競技者はWADA等の規定遵守が必須。


9. 今すぐ購入&無料パーソナル相談


著者プロフィール

みんなのステロイドストア管理人(アナボリックステロイド歴4年) — 「最短でデカく、健康被害は最小」をモットーに、販売と無料パーソナル相談を提供。

免責事項:情報提供目的。医療行為の代替ではありません。体調変化があれば医師に相談してください。国内法と競技規定(WADA等)を必ず遵守してください。不正入手や規制回避、ドーピング逃れの具体手順には一切関与しません。


参考文献

  1. 該当なし
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