タウロウルソデオキシコール酸(TUDCA) の用量とサイクル例(初心者〜上級)

安全第一で、効果/用量/副作用/選び方を整理します(サイクルにおけるケア剤の視点)。

  • TUDCAは肝・胆道系のケア剤。特に17αアルキル化系オーラルで起こりやすい胆汁うっ滞対策が主目的。
  • 使い所は主にオンサイクル(オーラル使用時)とブリッジ。PCTではSERMの肝負担フォローに検討。
  • モニタリングはAST/ALT/GGT/ALP/ビリルビンに加え、自覚症状(掻痒、黄疸、濃い尿)。
  • AI(E2管理)とは役割が別。TUDCAはE2を触らないため、AIの過不足調整とは切り分ける。
  • 過信は禁物。数値悪化時は中止・受診が優先。国内法・競技規定(WADA等)の確認と医師相談を徹底。

この記事でわかること

  1. サイクルでの役割(オンサイクル/ブリッジ/PCT)
  2. (該当時)エストロゲン管理とAIの違い
  3. モニタリング(血液検査/自覚症状)
  4. 使いどころ(一般知識)と注意点
  5. 併用と相性(役割分担)
  6. 副作用・禁忌と受診目安
  7. よくある失敗と対策
  8. FAQ
  9. 購入&無料パーソナル相談

1. サイクルでの役割(オンサイクル/ブリッジ/PCT)

本剤は「タウロウルソデオキシコール酸(TUDCA)」。アナボリックステロイドのサイクルにおける肝・胆道ケア剤で、特にオーラルの17αアルキル化剤(例:メタンジエノン、オキシメトロン、スタノゾロール、メタステロン等)に伴う胆汁うっ滞型のダメージ対策が主眼。オンサイクルでは胆汁流量の改善と指標(GGT/ALP/総・直接ビリルビン)の悪化抑制を狙う。ブリッジではオーラルから離れた回復期に数値の整え直し、PCTではSERM(タモキシフェン/クロミフェン等)や他剤の肝負担フォローとして位置づける。ただし、ケア剤はリスクをゼロにはしない。悪化時は投与継続より中止・受診が優先である。


2. (該当時)エストロゲン管理とAIの違い

本剤はAI(アロマターゼ阻害薬)ではない。よってE2(エストラジオール)の高低には直接作用しない。E2管理が必要な場合はアリミデックス/レトロゾール/アロマシン等のAIを用いるが、それらは別タスク。TUDCAは肝・胆道、AIはE2と役割を切り分け、同時に数値で過不足を判断する(“目標E2の断定”は避け、症状と血液検査で調整)。


3. モニタリング(血液検査/自覚症状)

タイミング 項目例 目的
開始前 E2/総T/AST/ALT/GGT/ALP/総・直接ビリルビン/脂質/腎/血圧 ベースライン把握
中間 AST/ALT/GGT/ALP/ビリルビン/脂質 胆汁うっ滞・肝細胞障害の検知
終了/休薬 同上 回復確認と次サイクル可否判断

自覚症状:皮膚掻痒、黄疸(眼球黄染)、濃褐色尿、灰白色便、右季肋部痛、食欲不振・倦怠。これらは胆汁うっ滞の赤信号になり得る。


4. 使いどころ(一般知識)と注意点

肝保護(TUDCA)—17αアルキル化剤との関係、AST/ALT/GGT/胆汁うっ滞

一般に、17αアルキル化オーラルはAST/ALTよりもGGT/ALP/ビリルビンの上昇や掻痒・黄疸など、胆汁うっ滞優位の像を示しやすい。TUDCAは疎水性胆汁酸の毒性を下げ、胆汁流出を助ける点で理にかなうケア剤。NACやシリマリンは肝細胞保護寄りで、うっ滞改善はTUDCA(+UDCA系)が得意分野とされる。オンサイクルでのオーラル併用時、あるいはブリッジでの回復補助が一般的な置き方。

用量はサプリ領域の一般的レンジ(例:数百mg/日~上限は製品表示と医療者の判断範囲)に収まるよう設計し、体感で増減せず血液検査で微調整する。胃部不快が出る人は食後分割が語られるが、個別指示は医療者へ。短期での過量常用は避け、あくまで「リスク抑制の補助」として扱う。

選び方:有効成分量の実測(第三者試験)やロット管理が明確な製品を。偽造・混入は競技者にとってドーピング違反リスクにも直結する。

法令・競技:各国の医薬品区分やWADA規定は随時改定される。原則として国内法順守競技団体の承認を確認し、医師に相談すること。


5. 併用と相性(役割分担)

  • TUDCA × 17αアルキル化オーラル:相性は良いが、数値悪化を覆い隠す盾にはしない。閾値超過時は中止・受診が優先。
  • TUDCA × NAC/シリマリン:役割が異なる(胆汁うっ滞 vs 肝細胞保護)。重複より役割分担で最小限に。
  • AI/利尿/脂質ケア:AIはE2、オメガ3やスタチン類は脂質、降圧は血圧—タスクを切り分け、過剰併用を避ける。
  • 吸着剤・制酸剤との相互作用:コレスチラミン等の胆汁酸吸着薬、アルミニウム含有制酸剤は吸収に影響し得る。
  • イソトレチノイン/アルコール:併用で肝負担が増す可能性。競技者は特に慎重に。

6. 副作用・禁忌と受診目安

副作用 頻度感 危険サイン 対処/受診目安
胃部不快・下痢・悪心 時々 持続する激しい腹痛・嘔吐 一時中止し、改善なければ受診
頭痛・めまい 時々 神経症状の悪化 休止・水分補給。続く場合は受診
発疹/過敏反応 呼吸苦・全身蕁麻疹 直ちに中止し救急受診
肝・胆道の悪化 黄疸、濃色尿、灰白色便、右季肋部痛 即受診。AST/ALTやGGT/ALP/ビリルビンが上昇傾向なら専門医へ

禁忌・注意:胆道閉塞や活動性重症肝疾患は医師管理下以外での使用を避ける。妊娠・授乳、既往薬(胆汁酸吸着薬等)併用は必ず医療者に相談。

安全・法令・競技:不正入手や規制回避の具体手順は厳禁。WADA等の最新規定と国内法を確認し、疑義あれば自己判断を避け医師・競技団体へ


7. よくある失敗と対策

  • 「TUDCAがあるから大丈夫」思考:数値悪化を許容しない。悪化時は中止・受診が先。
  • AST/ALTだけ見て安心:胆汁うっ滞ではGGT/ALP/ビリルビンが重要。掻痒・黄疸を見逃さない。
  • 同系統の重複:TUDCAとUDCAや他ケア剤を漫然と多剤併用しない。役割分担で最小限に。
  • タイミング不適切:オーラル導入後に慌てて始めるより、事前ベースラインと早期モニタリングで予防的に。
  • 競技の盲点:サプリの混入・偽造でドーピング違反の可能性。ロット保存・事前申請を。

8. FAQ

Q. タウロウルソデオキシコール酸はオンサイクルとPCTのどちら向き?

主戦場はオンサイクル(特にオーラル期)ブリッジ。PCTではSERM等の肝負担フォローとして状況により検討。いずれも血液検査で必要性を判断し、数値悪化時は使用継続より受診を優先。

Q. 効果が体感できない/副作用が出る時は?

TUDCAは「守る」薬で体感は乏しいことが多い。効果判断はGGT/ALP/ビリルビン等の推移で。副作用(下痢・腹痛等)が続く、黄疸などの危険サインが出た時は直ちに中止し受診

Q. 他のケア剤との棲み分けは?

TUDCA=胆汁うっ滞、NAC/シリマリン=肝細胞保護、AI=E2管理、オメガ3等=脂質、ED薬=勃起機能、と役割で切り分ける。重複併用は避け、検査値に基づき最小限で設計。


9. 今すぐ購入&無料パーソナル相談


著者プロフィール

みんなのステロイドストア管理人(アナボリックステロイド歴4年) — 「最短でデカく、健康被害は最小」をモットーに、販売と無料パーソナル相談を提供。

免責事項:情報提供目的。医療行為の代替ではありません。体調変化があれば医師に相談してください。


参考文献

  1. 該当なし
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