【比較】リガンドロール(LGD-4033) vs RAD-140(テストロン)|違いと選び方

安全第一で要点を整理します。

  • 目的と位置づけ:筋肥大/体組成改善に用いられるSARMs。LGDは筋量の伸びと扱いやすさのバランス型。
  • 使い所:オン期のメイン or ブリッジの軽量化。PCTは抑制度合いに応じて検討(医師相談)。
  • モニタリング:脂質・肝機能・血圧・テストステロン/性腺軸・睡眠/皮膚症状の変化を定点観測。
  • 注意:過量/長期化・重複スタック・睡眠/栄養の軽視は失敗のもと。異常時は中止して受診。
  • 結論:安全第一。国内法・競技規定(WADA等)は厳守し、開始前に医師へ相談を。

この記事でわかること

  1. 1. 本剤の要点(強み・弱み)
  2. 2. 設計の一般知識(サイクル/運用の考え方)
  3. 3. モニタリング(血液検査/自覚症状)
  4. 4. 併用と相性(役割分担)
  5. 5. 副作用・禁忌と受診目安
  6. 6. よくある失敗と対策
  7. 7. FAQ
  8. 8. 購入&無料パーソナル相談

1. 本剤の要点(強み・弱み)

リガンドロール(Ligandrol, LGD-4033)は選択的アンドロゲン受容体作動薬(SARMs)。骨格筋・骨に比較的選択的に作用し、リーンな筋量増加と筋力の底上げが期待されます。臨床研究では「一桁mg台で除脂肪体重の増加」が示唆されており、現実的な期待値は「クリーンバルク〜リコンプ寄りの増量」。水分・むくみはAASより控えめで、脂質(HDL低下)と内因性テスト抑制は中等度という位置づけです。

RAD-140(テストロン)との比較では、RADは体感強度(中枢刺激/攻めの筋力)と抑制の強さがやや上、LGDは扱いやすさと体組成の安定性で優位という印象。初SARMsやブリッジ用途ではLGD、短期で“押す”ならRADという棲み分けが一般的です(いずれもWADA禁止、法令順守と医師相談は必須)。

SARMs内での位置づけ

  • オスタリン(MK-2866):最もマイルド。体脂肪を落としつつ筋量維持に強み。初めての試行や減量期。
  • リガンドロール(LGD-4033):筋肥大と扱いやすさのバランス。リーンバルク/リコンプの主力。
  • RAD-140:筋力・パンプの体感が強い一方、抑制・副作用報告も増える。経験者向け。
  • YK-11:ミオスタチン関連が話題だがエビデンス希薄で副作用報告も。慎重な評価が必要。
  • GW-501516(カードリン):PPARδ作動で持久系・脂質に寄与。SARMではなく別カテゴリ。安全性懸念の報告あり。
  • MK-677(イブタモレン):グレリン作動でGH/IGF-1上昇、睡眠/食欲↑。筋肥大の補助に。

AASとの対比(参考)

  • トレンボロン:圧倒的なリコンプ力だが副作用が重い。初心者非推奨。
  • プリモボラン:クリーンな見た目作り。長期計画で活きる。
  • マステロン:ハード化/見た目のキレ。体脂肪が低いほど真価。
  • アナバー(オキサンドロロン):筋力/硬さ。肝・脂質への配慮が前提。

総括:LGDは「クリーンに増やす」目的に合致。過度な期待や長期連用は避け、法令・競技規定・医師相談を最優先に。


2. 設計の一般知識(サイクル/運用の考え方)

期間は短〜中期(例:数週間〜2〜3か月)で区切り、同等以上の休薬を基本に。初回は単剤・低強度から反応を見るのが定石です。スタックは役割分担が明確な最小限に留め、抑制/脂質/肝への負荷が重ならない設計を。

タイミングは筋肥大フェーズ(小〜中幅のカロリーサープラス)か、リコンプ(メンテナンス±少量)で。減量期ではLGD単剤で筋保持、もしくはGWやMK-677を補助的に組むこともあります。

トレーニングは高強度・進歩性過負荷が軸。コンパウンド種目を週複数回、ボリュームは回復可能な範囲で漸増。睡眠7–9時間、たんぱく1.6–2.2 g/kg、脂質0.8 g/kg目安、炭水化物はトレ日優先。デロードやRIR管理でオーバーリーチを防ぎます。

競技者はWADA等の規定でSARMsは原則禁止です。ドーピング回避テクや検査の抜け道は扱いません。対象者は使用しない判断を。


3. モニタリング(血液検査/自覚症状)

タイミング 項目例 目的
開始前 E2/総T/AST/ALT/GGT/脂質/血圧 等 ベースライン
中間 上記+該当項目 過不足の検知
終了/休薬 同上 回復確認

加えて、ヘマトクリット/腎機能、空腹時血糖/インスリン、甲状腺(必要に応じて)も検討。家庭では血圧・安静時心拍・体重/皮下脂肪厚・睡眠の質(起床時の倦怠/いびき)を記録。乳房違和感、性欲・気分の変化、脱毛・ニキビ、むくみ/息切れは早期サインになり得ます。


4. 併用と相性(役割分担)

  • 良い例:LGD+MK-677(食欲/睡眠/IGF-1サポート)、LGD+GW(持久力・NEAT/脂質の後押し)。
  • 注意:LGD+RAD+YKなど抑制の強い多剤併用は避ける。17αアルキル化経口AAS(例:アナバー)との長期同時併用は肝/脂質負荷が重なる。
  • 重複回避:同系統の効果は1枠に。筋肥大枠(LGD or RAD)、持久/脂質枠(GW)、ホルモン補助枠(MK-677)など役割を明確に。
  • PCTの考え方:性腺軸の抑制が残存する場合はSERM中心の方針が一般的。ただし適否・期間は検査値と症状で判断(医師相談)。

5. 副作用・禁忌と受診目安

副作用 頻度感 危険サイン 対処/受診目安
テスト抑制(性欲/活力低下) 中等度 長引く無気力/勃起機能低下 中止→採血でT/LH/FSH確認。改善乏しければ受診・PCT検討。
脂質悪化(HDL↓, LDL↑) 中等度 胸痛・息切れ・強い頭痛 中止。脂質管理と受診。高リスク者は開始前に医師相談。
肝酵素上昇/消化器症状 低〜中 黄疸・濃い尿・右季肋部痛 直ちに中止し医療機関へ。飲酒/他の肝負荷薬は避ける。
血圧上昇/むくみ 低〜中 160/100以上の持続、頭痛・動悸 中止し受診。塩分/体重管理と睡眠確保。
皮膚/毛髪(ニキビ・脱毛傾向) 個人差 急速な悪化 皮膚科相談。悪化時は使用中止。
気分・眠り(不眠/焦燥/倦怠) 個人差 抑うつ/自傷念慮 即中止し専門医へ。無理なトレは控える。
乳房違和感 低〜中 しこり・痛みの増悪 中止し受診。ホルモンバランスの評価が必要。

禁忌/注意:妊娠・授乳、未成年、前立腺/乳腺疾患の既往、重い肝腎疾患、コントロール不良の高血圧/脂質異常/睡眠時無呼吸は原則避ける。常用薬との相互作用は医師・薬剤師に確認を。


6. よくある失敗と対策

  • 過剰/過少の揺れ → モニターと段階的見直し。
  • 症状だけで決め打ち → 血液検査や医療的評価。
  • 併用の重複 → 役割分担の再設計。
  • 休薬不足 → 期間を区切り、回復を確認してから次へ。
  • 栄養/睡眠軽視 → 成果の8割は基礎管理で決まる。

7. FAQ

Q. リガンドロールの“向いているフェーズ”は?

リーンバルクやリコンプで本領を発揮。減量期は筋保持目的で穏やかに用いられます。競技者はWADA等で禁止のため使用不可。市民トレーニーも国内法・健康面を最優先し、開始前に医師へ相談を。

Q. 効果が体感できない/副作用が出る時は?

体感に依存せず、2〜4週で血液検査と血圧・体重・睡眠を確認。HDL低下やT抑制など不利が上回る場合は中止し、医師に相談。副作用の強い症状(黄疸、胸痛、重度高血圧、抑うつなど)は直ちに使用を止め受診。

Q. 他剤との棲み分けは?

筋肥大枠(LGD/RAD)を1つに絞り、必要に応じて持久/脂質枠(GW)や睡眠/食欲枠(MK-677)を最小限追加。AASと長期に重ねる設計は回避。PCTは検査値ベースでSERM中心を検討(医師判断)。


8. 購入&無料パーソナル相談


著者プロフィール

みんなのステロイドストア管理人(アナボリックステロイド歴4年) — 「最短でデカく、健康被害は最小」をモットーに、販売と無料パーソナル相談を提供。

免責事項:情報提供目的。医療行為の代替ではありません。体調変化があれば医師に相談してください。国内法および競技規定(WADA等)を遵守してください。


参考文献

  1. 該当なし
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