リガンドロール(LGD-4033) の用量とサイクル(一般知識)

安全第一で要点を整理します。

  • 目的と位置づけ:筋肥大/体組成改善のために中強度のアナボリックを狙うSARMs。
  • 使い所:オン期の土台作りやブリッジ用途が語られるが、抑制はあり得るため休薬と検査を前提に。
  • モニタリング:脂質・肝機能・ホルモン(総T/LH/FSH/E2)・血圧・皮膚/睡眠の変化を確認。
  • 注意:過量・長期化・併用の重複で抑制/脂質悪化が増える。異常時は中止し受診。
  • 結論:安全第一。国内法・WADA等の競技規定を遵守し、開始前に医師へ相談。

この記事でわかること

  1. 1. 本剤の要点(強み・弱み)
  2. 2. 設計の一般知識(サイクル/運用の考え方)
  3. 3. モニタリング(血液検査/自覚症状)
  4. 4. 併用と相性(役割分担)
  5. 5. 副作用・禁忌と受診目安
  6. 6. よくある失敗と対策
  7. 7. FAQ
  8. 8. 購入&無料パーソナル相談

1. 本剤の要点(強み・弱み)

リガンドロール(LGD-4033)は選択的アンドロゲン受容体モジュレーター(SARMs)。筋タンパク合成と筋力の向上を狙い、一般に水分保持やエストロゲン化は少ないとされます。一方で下垂体-性腺系の抑制(総テストステロン低下)、HDL低下など脂質悪化、肝酵素の軽度上昇は起こり得ます。臨床研究では短期・低用量で除脂肪量増加が示唆されていますが、ボディメイク用途の高用量・長期は安全性不確実です。国内法・競技規定(WADAではSARMsは禁⽌)に抵触しうる点を最優先で認識してください。

SARMsの位置づけ(オスタリン/リガンドロール/YK-11/RAD-140/GW/MK-677)

オスタリンは穏やかな再コンプ向き、リガンドロールは筋肥大寄りの中等度、RAD-140は強力だが抑制も強め、YK-11は知見が乏しく個体差が大きい報告が多い、GW-501516は持久/脂肪酸酸化(ホルモン抑制は別系統)、MK-677は食欲・GH/IGF-1経路で睡眠や回復寄り。役割を混同せず目的に応じ棲み分けが基本です。

AASとの比較(トレン/プリモ/マステロン/アナバー)

トレンは再コンプ最強クラスだが副作用が極めて強い。プリモ/マステロンはドライ寄りで比較的クリーンな仕上がり、アナバーは経口で導入しやすいが肝負担がある。SARMsは一般にエストロゲン関連副作用は少ない一方、抑制/脂質の悪化は過小評価されがち。どちらも医療管理なしの使用はリスクが高い点は共通です。


2. 設計の一般知識(サイクル/運用の考え方)

期間は短中期(例:数週間単位)で区切り、同期間以上の休薬と検査で回復を確認する発想が基本。半減期はおおむね1日程度とされ、服用タイミングは「毎日ほぼ同時刻で一定」を守るのが一般知識です。臨床研究では0.1–1 mg/日程度で筋量増加が示唆されていますが、コミュニティではこれを上回る用量が語られ抑制と脂質悪化が増える傾向があるため、過量・長期化は避けるのが安全側です。

目的別の置き方は、筋肥大フェーズでのボリューム耐性向上・回復支援や、強度維持を狙ったブリッジが言及されます。ただし「ブリッジでも抑制ゼロではない」点を忘れず、オン/オフの区切りを明確に。PCT(回復支援)の要否は、期間・用量・症状と血液データ(総T/LH/FSH)で判断する考え方で、独断ではなく医師に相談してください。

成果を最大化する鍵は薬ではなく運用全体です。トレは週10–20セット/部位・RPE7–9を基調にプログレッシブオーバーロード、種目は大筋群の複合挙上を主軸に。栄養は体重1kgあたりたんぱく1.6–2.2g、筋肥大期は小幅なプラスエネルギー、減量期は緩やかなマイナス。睡眠は7–9時間、週あたり1日の完全休養/デロードを計画的に。


3. モニタリング(血液検査/自覚症状)

タイミング 項目例 目的
開始前 E2/総T/遊離T/LH/FSH/AST/ALT/GGT/脂質(HDL/LDL/TG)/腎機能/血圧/血糖/HbA1c/ヘマトクリット/甲状腺/安静心拍 ベースライン
中間 上記+皮膚所見/睡眠/気分/性機能のチェック 過不足の検知
終了/休薬 同上(特に総T/LH/FSH/HDL/ALT) 回復確認

自覚症状では、性欲/勃起の質、朝勃ち、疲労感、動悸・頭痛(高血圧)、黄疸・右季肋部痛(肝)、ニキビ・脱毛、睡眠の浅さ/日中の眠気などを観察。異常が持続すれば中止し医療機関へ。


4. 併用と相性(役割分担)

  • 相性が比較的よい例:回復・食欲・睡眠を支えるMK-677、持久/NEAT向上に寄与するGW(いずれも規制/競技規定に留意)。
  • 注意が必要な例:RAD-140や他SARMsとの重ね乗せは抑制・脂質悪化が累積。経口AAS(アナバー等)との同時は肝/脂質のリスクが上乗せ。
  • 重複機能の回避:同系統アナボリックを多剤併用するより、役割を分け(筋力/回復/心肺)期間も分けるほうが安全側。
  • 刺激薬/昇圧作用のあるサプリとの併用は血圧上昇に注意。既往歴(肝/腎/心血管)や内服薬との相互作用は必ず医師確認。

5. 副作用・禁忌と受診目安

副作用 頻度感 危険サイン 対処/受診目安
性腺抑制(総T低下/性欲低下) 中等度 勃起不全・無気力が持続 中止。血液検査でT/LH/FSH確認。回復が遅い/重度は医師に相談(PCTの是非を含め評価)。
脂質異常(HDL低下/LDL上昇) 中等度 胸痛・息切れ・強い動悸 中止し受診。食事/有酸素を強化。数値が悪化する場合は専門医管理。
肝機能異常(AST/ALT上昇) 低〜中 黄疸/濃色尿/右上腹部痛 即中止し医療機関へ。自己判断の継続は不可。
血圧上昇/頭痛/むくみ 低〜中 収縮期160/拡張期100以上が反復 中止。家庭血圧を記録し受診。降圧治療の調整は医師管理。
皮膚・毛髪(ニキビ/脱毛) 個体差 急激な脱毛/難治性ニキビ 皮膚科へ相談。併用薬/ケアの見直し。
気分変調/睡眠障害 個体差 抑うつ・不眠が日常生活に支障 中止し受診。安全確保を最優先。
女性の男性化兆候 不明 声質変化/多毛 即中止し婦人科へ。再開はしない。

禁忌が疑われる背景:妊娠/授乳、重度の肝腎疾患、ホルモン感受性腫瘍、未成年。自己判断の開始・継続は避けてください。


6. よくある失敗と対策

  • 用量と期間のエスカレート → 期間上限を決め、検査で区切る。症状が軽くても数値で判断。
  • 「副作用が少ない」と過信 → SARMsでも抑制・脂質悪化はある。休薬と回復重視。
  • 体脂肪が高いまま筋肥大狙い → まずは軽い減量でインスリン感受性を整える。
  • 栄養/睡眠が雑 → たんぱく量と7–9時間睡眠、ステップ数/有酸素を週2–3回で土台強化。
  • 併用の重複 → 役割分担と期間分割。肝/脂質に負担を集中させない。

7. FAQ

Q. リガンドロールの“向いているフェーズ”は?

定義:筋肥大フェーズでの筋力/除脂肪量の上積み、または強度維持のブリッジ用途が一般に語られます。注意:ブリッジでも抑制ゼロではなく、競技ではWADA違反。次アクション:開始前に法令・競技規定と医師相談、ベースライン検査を実施し、期間・休薬の枠を先に決める。

Q. 効果が体感できない/副作用が出る時は?

定義:体感はトレ/栄養/睡眠の質に強く依存。注意:用量を安易に増やすと抑制・脂質悪化が先に来る。次アクション:フォームとボリュームの見直し、たんぱく/カロリーの最適化、血液検査で過不足をチェック。異常値・症状持続なら中止し受診。

Q. 他剤との棲み分けは?

定義:SARMsは「アナボリック担当」、GWは心肺/NEAT、MK-677は回復/食欲。AASはより強力だが副作用重い。注意:同系統の重ね乗せは抑制と脂質悪化を累積。次アクション:目的を一つに絞り、期間ごとに役割を分けて設計。医師と相互作用を確認。


8. 購入&無料パーソナル相談


著者プロフィール

みんなのステロイドストア管理人(アナボリックステロイド歴4年) — 「最短でデカく、健康被害は最小」をモットーに、販売と無料パーソナル相談を提供。

免責事項:情報提供目的。医療行為の代替ではありません。体調変化があれば医師に相談してください。国内法や競技規定(WADA等)を必ず遵守してください。


参考文献

  1. 該当なし
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