LGD-4033(リガンドロール)用量ガイド|2.5〜20mg 6段階レンジ・脂溶性服用・採血項目・PCT【2026年版】

LGD-4033(リガンドロール)用量ガイド|2.5〜20mg 6段階レンジ・脂溶性服用・採血項目・PCT【2026年版】

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結論3行

  • 用量レンジの3層: LGD-4033(Ligandrol、別名Anabolicum、開発コードLGD-4033)の実使用量は 初心者2.5〜5mg/日 / 中級7.5〜10mg/日 / 上級15〜20mg/日 の3層に分かれる。15mg/日を超えるとHPTA抑制(視床下部-下垂体-精巣軸の抑制、内因性テストステロン分泌の低下)が急激に深くなるため、上級ゾーンは「短期(4〜6週)で抜ける覚悟がある人」に限定される。
  • 服用実務: 血漿半減期が約24〜36時間と長いため 1日1回投与でOK。脂溶性のため空腹時より食事と一緒に摂るほうが吸収が安定する。サイクル長は 6〜8週が標準、10週超は推奨されない(脂質悪化とHPTA抑制が累積)。
  • 必須インフラ: 5mg/日以上の用量を選ぶなら PCT(Post Cycle Therapy、サイクル後の内分泌回復療法)採血モニタリング はセット。Basaria 2013(PMID 22459616)では 臨床用量1mg/日×21日でも除脂肪体重が約1.21kg増加し、テストステロンとSHBGが用量依存的に低下 している。実使用量(5〜20mg)では当然それ以上の影響が出る前提で設計する。

> 本記事は20歳以上の読者を対象とした情報提供で、医療行為・処方の代替ではない。日本国内ではLGD-4033は医薬品として承認されておらず、個人輸入による自己責任利用が前提。WADA(世界アンチ・ドーピング機関)禁止物質(S1.2項)に該当するため、競技登録のあるアスリートは使用しない。サイクル全体の組み方はLGD-4033サイクル完全プラン、Ostarineとの本質比較はOstarine vs LGD-4033を併読推奨。

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1. 「LGD-4033 何mgが正解か」を決める3つの軸

LGD-4033の用量を「○mgが正解」と一律で言える条件はない。決めるべき軸は3つある。

1. 経験値: SARMs(選択的アンドロゲン受容体モジュレーター)を初めて使うのか、Ostarine(MK-2866)などで一度サイクルを回した経験があるのか、AAS(アナボリックステロイド)経験者か 2. 目的: リーンバルク(脂肪を抑えながら筋量を増やす)/本気バルク(短期で体組成を動かす)/カット中の筋量維持/関節サポートのどれか 3. PCT・採血を組めるか: クロミフェン(クロミッド)を入手しPCTを4週間回せるか、サイクル前後の血液検査(テストステロン総量・遊離テスト・LH/FSH/SHBG・HDL/LDL・ALT/AST)を予算化できるか

この3軸の答えで、後述する 2.5mg / 5mg / 7.5mg / 10mg / 15mg / 20mg の各レンジから自分に合うものを選ぶ構造になる。「フォーラムで皆10mgと言っているから10mg」では、自分の身体への抑制度合いも、同化リターンも測れないまま終わる。

> 「結局どのレンジか先に知りたい」読者向けに、次章で1表にまとめる。

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2. 用量レンジ早見表(2.5mg/5mg/7.5mg/10mg/15mg/20mg)

実使用量レンジを6段階に分けて、想定される強度と代償をまとめる。

用量 経験ゾーン 期間目安 想定LBM増 HPTA抑制度 PCT必要性
2.5mg/日 入門・関節サポート 6〜8週 +0.5〜1kg 軽度 軽めPCT推奨
5mg/日 初心者・初回サイクル 6〜8週 +1.5〜2.5kg 中程度 必須
7.5mg/日 中級・標準バルク 8週 +2〜3kg 中〜強 必須
10mg/日 中〜上級・本気バルク 8週 +2.5〜4kg 必須・厚め
15mg/日 上級・短期勝負 4〜6週 +3〜4.5kg 深い 必須・テーパリング
20mg/日 上級・非推奨ライン 4週まで +3.5〜5kg 非常に深い 必須・専門医相談水準

この表で押さえるべき2つのポイント:

  • 2.5mgでも効くという事実: Basaria 2013(PMID 22459616)では1.0mg/日×21日で健常若年男性のLBMが約1.21kg増加している。実使用量2.5mgはこの2.5倍に相当し、LBM増加は十分期待できる。「効かせるためには10mg必要」というフォーラム俗説は、実は臨床データと噛み合わない。
  • 15mg→20mgで副作用が線形を超えて増加: 同化リターン(LBM増加)は10mg→20mgで約1.5倍にしかならない一方、HPTA抑制と脂質悪化は2倍以上深くなる事例が海外フォーラム(Reddit r/sarmssourcetalk、Evolutionary.org)で繰り返し報告される。リスク・リターン比は10mg/日が現実的な上限

> SARMs全7種を横断的に比較した目的別早見はSARMs比較表+ステロイド/ケア剤早見表、LGD-4033を含む7種比較は主要SARMs 7種徹底解説を参照。

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3. 初心者用量(2.5〜5mg/日):反応見の30日間

3-1. なぜ初心者は5mg以下から始めるのか

LGD-4033はSARMsの中でAR(アンドロゲン受容体、男性ホルモンの結合先タンパク質)結合親和性が高く、「同じmg量でもOstarineの3〜5倍効く」化合物だ。Ostarine 20mg/日に相当する強度をLGD-4033では5mg/日で出してしまう。

このため、LGD-4033で初回からいきなり10mg/日に入ると、

  • 自分の身体がHPTA抑制にどれくらい敏感か(=PCTでどれくらい戻るか)が測れない
  • 副作用が出たときに「用量を下げる余地」がない(下げると効果ゼロに見える)
  • 脂質悪化(HDL低下、LDL上昇)が想定外の深さで出ても、最初から強で入っているので調整できない

という3点で詰む。初回は2.5〜5mgで反応を見るのが鉄則。

3-2. 推奨ラダー(段階的増量)

初回ユーザーの推奨ラダーは次の通り。

用量 目的
Week 1〜2 2.5〜5mg/日 忍容性確認・倦怠感・性欲・睡眠の変化チェック
Week 3〜6 5mg/日(継続) LBM増加の主稼働期
Week 7〜8 5mg/日(継続) PCT前のテーパリング不要、そのまま完走

Week 2終了時点で異常な倦怠感、性欲の急激な低下、勃起の質低下があれば、用量を上げず6週で打ち切ってPCTに入る判断も合理的。

3-3. 初心者用量の想定アウトカム

5mg/日×8週(56日間総用量280mg)の典型的なアウトカム:

  • LBM(除脂肪体重) +1.5〜2.5kg
  • ベンチプレス1RM +5〜10kg
  • スクワット1RM +5〜15kg
  • 体脂肪率 -1〜2%(食事条件にもよる)

これは「Ostarine 20mg×8週」とほぼ同等のアウトカム。LGD-4033の真価は「mg数の少なさ=コスパ」と「反応の早さ(2週目から実感)」にある。

> Ostarine単独サイクルとの比較感はOstarine vs LGD-4033 徹底比較、Ostarine単剤の用量設計はOstarine(MK-2866)完全ガイドで詳しく扱っている。

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4. 中級用量(7.5〜10mg/日):バルクの主稼働ゾーン

4-1. このゾーンに進む条件

7.5〜10mg/日に進むのは、次の条件を満たした人に限る。

  • 過去に SARMsサイクルを1回以上完走 している(Ostarine、LGD-4033低用量どちらでも可)
  • サイクル前後の 採血で抑制度合いと回復を確認 している
  • PCTにクロミフェン(クロミッド)25〜50mg/日×4週を組める算段がある

「初心者が物足りないから10mgに上げる」のではなく、「5mgで一度走り切って自分のレスポンスを把握した上で、次は強度を上げる」という順序が安全。

4-2. 7.5mg vs 10mg の違い

観点 7.5mg/日 10mg/日
LBM増加期待値 +2〜3kg +2.5〜4kg
HPTA抑制度 中〜強(テスト50〜65%低下) 強(テスト60〜75%低下)
HDL低下幅 20〜30% 25〜40%
サイクル後の回復期間 6〜10週 8〜12週
PCTプロトコル クロミ25mg×4週 クロミ50mg×2週→25mg×2週(テーパリング)
1瓶でのカバー期間 50カプセル(10mg)を 0.75/日 → 約66日 50カプセル(10mg)を 1.0/日 → 50日

10mg/日で56日(8週)を走るには、当店のLIGANDROL LGD4033 10mg×50(¥13,000、欠品中・予約注文)の1瓶+追加6カプセルが必要。実務上は1瓶で50日(7週強)を走り、最終週はテーパリングしながら完走するか、2瓶用意するのが現実的。

4-3. 1日1回 vs 2分割

LGD-4033の血漿半減期は約24〜36時間と報告されており、1日1回投与で血中濃度はほぼフラットに保てる。Ostarineのように半減期24時間ジャストではないため、朝1回の固定時間摂取で問題ない

「より安定させたい」と2分割(朝・夕)を選ぶ流派もあるが、PK(薬物動態)的に必須ではなく、忘れ防止の観点では1日1回のほうが運用しやすい。

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5. 上級用量(15〜20mg/日):HPTA抑制が急増するライン

5-1. 15mg超ゾーンに踏み込むリスク

15〜20mg/日のゾーンは、SARMs複数経験+AAS経験+定期採血を運用できる人 の領域で、初心者・中級者は踏み込まないのが鉄則。Basaria 2013試験の用量設定は最大1.0mg/日であり、15〜20mgは臨床試験範囲の15〜20倍にあたる。個別の安全性データはユーザー自己報告ベースに頼ることになる。

このゾーンで観察される変化:

  • HPTA抑制がサイクル4週目で既にテスト基底値の20〜30%まで低下する事例
  • HDL(善玉コレステロール)が40〜50%低下する事例
  • LDL/総コレステロール比の悪化が顕著(心血管リスクの上昇)
  • ALT/AST(肝酵素)の中等度上昇(他化合物併用時はさらに増悪)
  • 気分変動・攻撃性・睡眠の質低下が一定数報告される

5-2. 上級ゾーンの設計思想

15〜20mg/日を選ぶ場合、設計思想は次の3点に絞られる。

1. 期間を短く(4〜6週): 8週・10週で回す設計は脂質悪化が累積するため非推奨。最長6週で抜けて長めのPCTに入る 2. PCT厚め+テーパリング: クロミフェン50mg/日×2〜3週→25mg/日×2〜3週、計4〜6週のPCT。HCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)併用も選択肢 3. 採血頻度上げ: ベースライン+サイクル中盤(2〜3週目)+サイクル終了時+PCT終了4週後の最低4点測定

5-3. 20mg/日は「専門医相談水準」

20mg/日の設計は個人輸入代行ブログとして推奨できる範囲を超える。フォーラム上では確かに20mgで4週回す経験者の報告もあるが、

  • 既存の心血管疾患・肝機能異常がないこと
  • 内分泌内科または産業医など、ホルモン採血を相談できる医療リソースがあること
  • 緊急時(乳腺感受性発現・重度倦怠感・気分変動の悪化)に即中断できる判断力があること

の3点が揃わない限り、踏み込まないのが安全。当ブログとしては10mg/日を実用上限として運用することを推奨する。

> 「とにかく強くしたい」という動機なら、LGD-4033の用量を上げるよりRAD140(TESTOLONE)とのスタックのほうがHPTA抑制を分散できて合理的なケースもある。スタック設計はLGD-4033サイクル完全プランを参照。

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6. 服用タイミングと食事:脂溶性化合物の運用実務

6-1. 半減期24〜36時間 → 1日1回でOK

LGD-4033の血漿半減期(血中濃度が半分になるまでの時間)は約24〜36時間と報告されており、1日1回投与で血中濃度はほぼ定常状態を保てる。Ostarineの24時間と比べてやや長く、「飲み忘れの許容幅」も広い。

6-2. 食事との併用が推奨される理由

LGD-4033は脂溶性(油に溶けやすい)化合物で、空腹時より食事と一緒に摂るほうが吸収が安定する。具体的には:

  • 朝食後: 卵・アボカド・ナッツなど脂質を含む食事と一緒に摂取
  • 昼食後: ランチが油もの中心の人はこのタイミングでも可
  • 吸収を最大化したいならMCTオイル併用: 一部のフォーラム情報では、MCT(中鎖脂肪酸)オイル小さじ1と一緒に摂ると吸収が安定するという自己報告がある(エビデンスは強くないが害はない)

避けるべきタイミング:

  • 完全な空腹時(吸収にばらつき)
  • 寝る直前(胃腸の活動低下時)
  • アルコールと同時(肝臓負荷の上乗せ)

6-3. 服用時間を毎日固定する

血中濃度を安定させるため、毎日同じ時刻に摂取するのが原則。仕事の都合で朝・夕いずれでもよいが、固定する。1〜2時間のズレは問題ないが、毎日違う時間に摂ると半減期の長さでも血中濃度のリプルが大きくなる。

6-4. カプセル vs 液体製品の違い

LGD-4033は市場にカプセル製品(10mg×50カプセル等)液体製品(プロピレングリコール・エタノール溶解) の2形態が流通している。

形態 メリット デメリット
カプセル(当店扱い) 用量が固定で誤投薬リスクが低い、携行性が高い 0.5mg単位の微調整は半割りで対応
液体 0.1mg単位で細かく調整できる 溶媒の味が強い、保管に注意、計量誤差リスク

当店のLIGANDROL LGD4033 10mg×50はカプセル型で、5mg/日運用なら半割り、10mg運用なら1カプセル/日と運用がシンプル。

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7. サイクル長:6〜8週標準、10週超は非推奨

7-1. 標準サイクル長の根拠

LGD-4033の標準サイクル長は6〜8週。理由は3点。

1. 同化リターンの逓減: ユーザー実例ベースで、LBM増加カーブは概ね6〜8週目で鈍化する 2. HPTA抑制の累積: 8週を超えると、PCTでの戻りが長期化する事例が増える 3. 脂質悪化の累積: HDL低下・LDL上昇は2週目から始まるが、8週時点では可逆範囲に収まることが多い。10週超で基底値への戻りが遅くなる

7-2. 10週超を避けるべき理由

10週超のサイクル設計を選ぶケースは、コンテストプレップ末期や明確な競技イベントに向けた逆算ケースに限られる。漫然と12週回す設計は、副作用累積に対する同化リターンが鈍化しているため、コスパが悪い。

10週超で観察される問題:

  • 脂質プロファイルの基底値復帰に 3〜6ヶ月 かかる
  • HPTAの完全回復に PCT後さらに2〜3ヶ月 が必要
  • ALT/AST(肝酵素)の中等度上昇が固定化する事例

7-3. オフ期間(次サイクルまでの間隔)

サイクル後の推奨オフ期間は 「サイクル期間+PCT期間」と同等以上

  • 8週サイクル + 4週PCT = 12週稼働 → 次サイクル開始まで最低12週
  • 採血でテストステロン値・脂質プロファイルが基底値に戻ってから次サイクル開始

連続サイクル(オフ期間を取らずに次に入る)は、HPTAが恒常的に抑制されたまま回復機会を失うため、SARMs文化圏では推奨されない。「ブリッジ」という発想はSARMsには合わない(AAS文化圏の概念で、SARMsで適用するとリスクが釣り合わない)。

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8. 単独 vs スタック:用量別の使い分け

8-1. 初回は単独、これは譲れない

初回サイクルは 必ず単独(LGD-4033のみ)。理由は2つ。

  • LGD-4033単体での自分の反応(LBM増加幅、HPTA抑制度、脂質変化)を測るため
  • 副作用が出たときに原因化合物を切り分けるため

「初回からLGD + RAD140」のような設計を組むと、サイクル後に「どの化合物がどれだけ効いたのか」が永久にわからなくなる。

8-2. 経験者のスタック設計

2回目以降のサイクルで、目的別にスタックを組む場合の代表パターン:

パターンA: リーンバルク(LGD + RAD140)

  • LGD-4033: 5〜8mg/日
  • RAD140(TESTOLONE): 10mg/日
  • 期間: 8週
  • PCT: クロミフェン 50mg×2週→25mg×2週(テーパリング)
  • 当店扱い: TESTLONE RAD140 15mg×50(¥11,000、在庫あり)

RAD140はLGD-4033より「ハード」な体感(エネルギー感、攻撃性の上昇)が報告される化合物。HPTA抑制は両化合物の合算で出るためPCTは厚めに。

パターンB: リカバリ・睡眠補助(LGD + MK-677)

  • LGD-4033: 5〜10mg/日
  • MK-677(IBUTAMOREN): 25mg/日(就寝前)
  • 期間: LGD-4033は8週、MK-677は12〜16週まで延長可

MK-677は経口型成長ホルモン分泌促進薬で、HPTA抑制を起こさない。LGDサイクル中の睡眠の質低下・関節痛・リカバリ遅延を補う目的。

パターンC: カット(LGD低用量 + Ostarine)

  • LGD-4033: 5mg/日(関節・同化主軸)
  • Ostarine(MK-2866): 15〜20mg/日
  • 期間: 8週

両者ともAR作動性で同系統のため、効果は完全な加算ではなく一部重複する。Ostarineは関節保護・腱の修復報告が多く、減量時のトレ維持に寄与する。当店扱い: OSTARINE Mk-2866(注射剤)25mg×10ml(¥13,310、在庫あり)。

8-3. スタック時の用量調整

スタックすると単独時より各剤の用量を下げるのが原則。

単独時LGD用量 スタック時LGD用量
10mg/日 5〜8mg/日
8mg/日 5mg/日
5mg/日 2.5〜5mg/日

理由は、スタック相手とのHPTA抑制の積み増しを避けるため。「単独で10mgが効いたから、スタックでも10mg+他剤」では副作用だけが直線的に積み上がる。

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9. PCTプロトコル:5mg/日以上は必須

9-1. PCTの必要性ライン

LGD-4033のPCTは5mg/日以上で必須と考えるのが安全。Basaria 2013試験(PMID 22459616)では1mg/日×21日でもテストステロンとSHBGが用量依存的に低下しており、実使用量(5〜20mg)では当然それ以上の抑制が出る。

「5mg以下なら不要論」はOstarineには当てはまるが、LGD-4033には当てはまらない。

9-2. 標準PCTプロトコル(クロミッド)

選択的エストロゲン受容体モジュレーター(SERM)であるクロミフェンクエン酸塩(クロミッド)を使うのが一般的。

標準プロトコル(5〜10mg/日×8週サイクル後):

用量
Week 1〜2 クロミフェン 50mg/日
Week 3〜4 クロミフェン 25mg/日

軽めプロトコル(2.5〜5mg/日×6週サイクル後):

用量
Week 1〜2 クロミフェン 25mg/日
Week 3〜4 クロミフェン 12.5mg/日(隔日25mgでも可)

強化プロトコル(10mg×10週超サイクル後、またはRAD140併用後):

用量
Week 1〜2 クロミフェン 50mg/日
Week 3〜4 クロミフェン 25mg/日
Week 5〜6 クロミフェン 12.5mg/日(任意)

クロミフェンは視床下部のエストロゲン受容体をブロックすることで、ネガティブフィードバックを解除し、LH(黄体形成ホルモン)とFSH(卵胞刺激ホルモン)の分泌を回復させ、内因性テストステロン産生を立ち上げる。当店扱い: クロミッド 50mg×50(¥7,500、在庫あり)。

9-3. PCT省略の代償

PCTを省略するとどうなるか:

期間 観察される症状
短期(2〜3週) 倦怠感、性欲減退、勃起の質低下、サイクル中の獲得LBMの急速減少
中期(1〜3ヶ月) 自然回復遅延、SHBG/E2バランス不良、気分変動・抑うつ傾向
長期(3ヶ月超) 一部ユーザーで「ポストSARMs症候群」と呼ばれる持続的低テストステロン状態、内分泌科介入が必要な事例

PCTのスキップは「サイクル設計で最大の地雷」。クロミッド1瓶(¥7,500)で4週分のPCTがカバーできるため、コスト的にも省略する合理性はない。

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10. 採血モニタリング:測るべき項目と頻度

10-1. 必須採血項目

サイクル前後で測るべき項目を、優先度順に整理する。

最優先(必須):

  • 総テストステロン(Total T): HPTA抑制度の主指標
  • 遊離テストステロン(Free T): 実際にARに結合しうる活性型テストステロン
  • LH(黄体形成ホルモン): HPTA上流の指標
  • FSH(卵胞刺激ホルモン): 同上
  • SHBG(性ホルモン結合グロブリン): テスト/E2の遊離分を左右する重要指標
  • エストラジオール E2(高感度法): バランス確認

準必須(推奨):

  • HDLコレステロール: LGD-4033で20〜40%低下する代表項目
  • LDLコレステロール: 上昇傾向
  • 総コレステロール / 中性脂肪
  • ALT/AST(肝酵素): 軽度〜中等度上昇の有無
  • γ-GTP: 飲酒併用者は特に
  • 血算(CBC): 赤血球数・ヘマトクリットで多血症の有無

任意(必要に応じて):

  • PSA(前立腺特異抗原): 30代以上は推奨
  • クレアチニン・eGFR: 腎機能
  • HbA1c: 糖代謝

10-2. 採血のタイミング

ポイント 内容
ベースライン サイクル開始2〜4週前
サイクル中盤(任意) サイクル開始4週目(中級・上級ユーザー推奨)
サイクル終了直後 PCT開始前(抑制度合いの確認)
PCT終了4週後 自然回復の確認

ベースラインがないと、PCT後に「戻ったかどうか」の判定ができない。これは何度でも強調する価値がある。

10-3. 国内での採血手段

  • 民間の血液検査サービス: 自費で5,000〜15,000円。テストステロン・SHBG・LH/FSH・脂質4分画・肝酵素を選択可
  • 健康診断のオプション項目: 会社の健診で追加できる項目があれば活用
  • 泌尿器科・内分泌内科: ホルモン関連を相談ベースで(SARMs使用は伏せて、テスト値が気になる旨を相談する形が現実的)

採血コストは「トレーニングへの投資」と同じで、計画に組み込んでおくのが大人の運用。1サイクル(用量+PCT)¥20,000前後に対し、採血が¥10,000〜30,000かかる前提で組む。

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11. 副作用:HPTA抑制・脂質・肝負荷の実態

11-1. 主要副作用一覧

LGD-4033で報告される副作用を頻度順に。

高頻度(用量5mg以上で多くのユーザーに発生):

  • HPTA抑制(テストステロン低下)
  • HDL低下
  • LDL上昇
  • SHBG低下

中頻度(用量・期間に依存):

  • 軽度倦怠感
  • 性欲の変動(用量依存、上昇または低下)
  • 軽度血圧上昇
  • ALT/AST(肝酵素)の軽度〜中等度上昇

低頻度・希少:

  • 重度の肝機能障害(他化合物併用、体質依存)
  • 持続的なポストサイクル症候群

11-2. ステロイド系副作用との比較

LGD-4033は非ステロイド性のため、AAS特有の以下副作用は通常起きないか軽微:

  • アンドロゲン性脱毛(DHT変換経路を経由しない)
  • アクネ・脂漏性皮膚(皮脂腺刺激は弱い)
  • 女性化乳房(芳香化しない)

ただしHPTA抑制によるテストステロン/エストラジオール比の崩れで間接的に乳腺感受性が出るケースは報告される。乳頭の違和感・しこりが出たらクロミフェンを早めに開始する判断もある。

11-3. 肝負荷は「限定的だが油断不可」

LGD-4033はメチル化AAS(17α-アルキル化ステロイド)のような強い肝毒性は持たないが、ALT/ASTの軽度〜中等度上昇は一定数のユーザーで報告される。特に:

  • 飲酒併用
  • アセトアミノフェン(解熱鎮痛剤)常用
  • 他SARMs(YK-11等)併用
  • 既往の肝機能異常

これらの条件下では肝酵素モニタリングの頻度を上げる。NAC(N-アセチルシステイン)600〜1200mg/日、TUDCA(タウロウルソデオキシコール酸)250〜500mg/日のサポート摂取が一部フォーラムで推奨されている。

11-4. 重大な禁忌

以下に該当する人はLGD-4033を使用しない:

  • 既往の肝機能異常者(ALT/AST 基準値2倍以上)
  • 心血管系疾患の既往者
  • 25歳未満(脳・骨端線・HPTA成熟前)
  • 妊娠・授乳中の女性
  • 甲状腺機能異常者(SHBG変動の影響)
  • 既往の高脂血症で薬物治療中の人

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12. 偽物・低純度品の見分け方

LGD-4033は研究用途化合物として流通するため、原料純度のばらつきが大きい。米国Janoshik Analyticalら第三者検査機関による市販SARMs製品のラベル表記と実測値の乖離調査では、製品の20〜50%で何らかの問題(用量乖離・別化合物混入・原料不在)が報告されている。

12-1. 偽物・低純度品のチェックポイント

1. 粉末色(粉末・カプセル製品): LGD-4033の原料は通常白〜オフホワイトの粉末。黄色・茶色・着色されている場合は別物質または劣化の可能性 2. 溶解性(液体製品): 溶媒(プロピレングリコール、エタノール)に対して原料が均一に溶解しているか。沈殿・濁り・分離が見えるなら原料が溶けきっていない 3. 容量の正確性: カプセル製品で重量にばらつきが大きい(±20%以上)場合、製造管理が雑な兆候 4. 第三者検査(COA)の有無: 信頼できる販売元はバッチごとのCOA(Certificate of Analysis、純度証明書)を提示する 5. 異常に低価格: 30日分が極端に安い場合、原料が入っていないか、Ostarineで代用されている可能性

12-2. 体感での見分け方(参考程度)

  • Week 2終了時点でまったく筋力・パンプ感の変化がない: 原料が入っていないか、用量が表示の半分以下の可能性
  • 逆に「初日から劇的にエネルギーが上がる」: 別物質(覚醒剤系の混入や、ハロステロイド等のメチル化AAS混入)の懸念
  • 異常な発汗・心拍上昇・頭痛: 別物質混入の可能性、即中断推奨

体感判定は精度が低く、最終的には信頼できる販売元を選ぶことに尽きる。

12-3. 当店の取扱い

当店ではLIGANDROL LGD4033 10mg×50(¥13,000、欠品中・予約注文)と、後発研究系のLGD3033 10mg×50(¥13,000、在庫あり)を扱っている。LGD-4033が欠品中の場合、構造類似のLGD-3033が代替候補となるが、LGD-3033はLGD-4033とは別化合物で、ヒト試験データはLGD-4033ほど蓄積していない点に注意。本記事の用量設計はLGD-4033前提で記載しており、LGD-3033には完全には当てはまらない。

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FAQ

Q1. LGD-4033は1日何mgが正解ですか? A. 一律の正解はない。初心者は2.5〜5mg/日、SARMs経験ありで標準バルクなら7.5〜10mg/日、上級でも10mg/日が現実的な上限。15mg超はHPTA抑制と脂質悪化が急激に深くなり、リターンに対するリスクが釣り合わない。「フォーラムで皆10mg」は経験者の話で、初回はまず5mgで反応を見る。

Q2. LGD-4033はいつ飲むべきですか?食前/食後/就寝前? A. 朝食後または昼食後が推奨。脂溶性のため食事(特に脂質を含む)と一緒に摂ると吸収が安定する。半減期24〜36時間と長いので1日1回でOK。毎日同じ時刻に固定するのが原則。就寝前と空腹時は避ける。

Q3. LGD-4033は何週まで続けてOKですか? A. 6〜8週が標準、10週超は推奨されない。10週を超えると脂質悪化(HDL低下、LDL上昇)とHPTA抑制が累積し、PCT後の回復に3〜6ヶ月かかる事例が増える。次サイクルまでは「サイクル期間+PCT期間」と同等以上のオフ(8週+4週PCT=12週稼働なら12週オフ)を取る。

Q4. 5mg/日でもPCTは必要ですか? A. 必要。Basaria 2013試験(PMID 22459616)では1mg/日×21日でもテストステロンが用量依存的に低下しており、5mg/日×6〜8週では明確なHPTA抑制が出る。クロミフェン25mg/日×4週(またはテーパリング)を組むのが安全。Ostarineの「5mg以下なら不要論」はLGD-4033には当てはまらない。

Q5. 当店でLGD-4033は今すぐ買えますか? A. 2026年4月時点でLIGANDROL LGD4033 10mg×50(¥13,000)は欠品中・予約注文となっている。すぐ走りたい場合は構造類似のLGD3033 10mg×50(¥13,000、在庫あり)が代替候補。LGD-3033はLGD-4033とは別化合物で、データ蓄積はLGD-4033ほどではない点を理解した上で選ぶ。入荷時期確認・サイクル相談はLINE公式アカウントで個別対応。

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関連商品(2026年4月時点・SoT確認済)

LIGANDROL LGD4033 の入荷時期確認・用量相談は LINE 個別対応:LINE 公式アカウント

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参考文献

1. Basaria S, Collins L, Dillon EL, et al. *The safety, pharmacokinetics, and effects of LGD-4033, a novel nonsteroidal oral, selective androgen receptor modulator, in healthy young men.* The Journals of Gerontology Series A: Biological Sciences and Medical Sciences. 2013;68(1):87-95. PMID: 22459616 2. WADA Prohibited List 2026, Section S1.2 "Other Anabolic Agents" — https://www.wada-ama.org/ 3. USADA Athlete Advisory: SARMs in Supplements — https://www.usada.org/

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免責

本記事は情報提供を目的としたもので、医療行為・処方の代替ではない。日本国内ではLGD-4033(Ligandrol)は医薬品として承認されておらず、個人輸入による自己責任利用が前提となる。20歳未満の使用は推奨されない。LGD-4033はWADA禁止物質(S1.2項)に該当するため、競技登録のあるアスリートは使用してはならない。サイクル前後の血液検査・必要に応じた専門医受診を強く推奨する。心血管系・肝機能・内分泌系の既往がある人は使用を避ける。

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