ステロイドを3年間使ってみた結果

ステロイドを3年間使ってみた結果

ただの一般人が筋トレを始めた話

まず最初に。私は特別な人間じゃない。
有名なボディビルダーでもなければ、フィットネスモデルでもない。
筋トレを始めたのは36歳。しかも当時は完全な運動未経験。脂肪たっぷり、だらしない体。いわゆる「デブ」だった。

そんな自分が筋トレを始めて、3年にわたってステロイドを使って、体をどう変えていったのか。
これは、その経過と学びをすべてまとめた記録だ。


1年目:ナチュラルでの筋トレと減量

筋トレを始めた当時のスペックはこんな感じ:

  • 年齢:36歳
  • 身長:172cm
  • 体重:90kg
  • 体脂肪率:推定40%

完全な肥満体型からのスタートだった。

取り組んだ内容

  • 筋トレメニュー:BIG3(スクワット・ベンチ・デッド)を中心に、週4〜5回
  • 食事:ローファット、高たんぱく。鶏むね・白米・野菜中心。とにかく同じメニューを毎日。

YouTubeやブログを読み漁って、自分なりに真剣に取り組んだ。
結果として、1年で体重80kg・体脂肪率25%まで減量。ナチュラルでは十分な成果だと思う。


限界を感じたその先に

ナチュラルでも前半は筋力が伸びた。半年間は、何をしても記録が上がる。
けれど、1年経過した頃から、体重と一緒に筋量まで減ってきた。
伸び悩み、停滞期。年齢もある。スポーツ経験ゼロで、筋出力の神経が発達していない自分にとって、限界は意外と早く来た。

「もっと筋肉が欲しい。でも、もう伸びないかもしれない」

この時、真剣に考えた。
そして、ステロイドを使ってみるという選択肢に踏み切った


初めてのサイクル:クリニックでのテストステロン注射

最初は知識ゼロだったため、いわゆる「筋トレクリニック」でテストステロンを注射してもらった。

  • テストステロン・エナンセート
  • 初回:週250mg × 8週
  • 2回目:週500mg × 8週

体感と変化

  • 精神的なやる気は向上
  • 筋力も多少アップ
  • ただ、「魔法の薬」ではなかった

副作用として、顔や胸、頭皮にニキビが発生。
これは多くの初回サイクルで見られる現象で、体が初めてホルモン負荷に反応した結果だ。
以降のサイクルでは出なくなった。

問題だったのはPCT(回復期)

クリニックではHCGを7〜8週目に少量投与するだけ。
本来なら:

  • HCGを数週間にわたって継続投与し、
  • さらに**クロミフェン(クロミッド)**でLH・FSHを回復させる

というプロトコルが正しい。
はっきり言って、このクリニックのPCTは不十分だった


自己注射とトレンボロンの衝撃

費用や通院の手間を考え、3サイクル目以降は自己注射に切り替えた。

  • テストE:500mg/week
  • トレンE:200mg/week

明らかな筋力アップ

トレンボロンを使ってから、重量が一気に伸びた。
正確な記録はないが、5〜10%の挙上重量アップは確実だった。

しかし、副作用が強烈

  • やる気の低下
  • 性的不能
  • 食欲減退

→ 後から知ったが、これは典型的な高プロラクチン症状
トレンボロンはプロゲステロン様作用が強く、カベルゴリンの併用は必須
この時は知識不足で使っていなかった。

副作用を防ぐ知識とケア剤の準備は、必須中の必須だと今は断言できる。


ケアの重要性とマステロン・YK-11の導入

6サイクル目頃から、より洗練されたスタックに移行。

  • テストE:800mg/week
  • マステロンE:300mg/week
  • トレンE:400mg/week
  • YK-11:10mg/day

マステロンとは?

  • アロマターゼを抑制し、テストステロンの副作用(女性化)を抑える
  • 見た目の「ハード感」が出る
  • 副作用として、首・肩が凝り固まりやすくなる

YK-11とは?

  • SARMsの中でも特殊で、ミオスタチンを抑える作用がある
  • ステロイドとは異なる経路で筋肥大を促進
  • 副作用は軽微。やや首の凝りが増えた程度

3年間のビフォーアフター

時期 体重 体脂肪率
筋トレ開始前 90kg 40%
1年後(ナチュラル) 80kg 25%
2年後 72kg 17%
3年後 77kg 13%

「体重増=太った」ではなく、筋肉量の増加による増量だ。
見た目は明らかに、引き締まりつつサイズのある体になっている。


今後のプラン:減量とバランス重視へ

直近のサイクル構成:

  • テストE:800mg
  • マステロンE:300mg
  • トレンE:400mg
  • YK-11:10mg

しかし、副作用、特にトレンボロンによる倦怠感や精神面の不調が年々強くなってきた。

今後の調整プラン

  • テストE:600mg/week
  • マステロンE:200mg/week
  • トレンE:200mg/week
  • YK-11:10mg/day

目標は:

  • 一度体脂肪を8%まで落とす
  • その状態でリーンバルク(筋肉を増やしつつ脂肪は増やさない)
  • 体重75kg・体脂肪率8%を目安に維持

終わりに:この経験が誰かの役に立つなら

ステロイドを使うことは、誰にでも勧められることではない。
けれど、正しく使えば、確実に結果は出る
そして、正しい知識とケアが何よりも重要だと、身をもって痛感した。

もしこれを読んで、自分も一歩踏み出したいと思ったなら。
ぜひ気軽に連絡してほしい。

ステロイドの正しい使い方、ケア、栄養管理まで、完全無料でアドバイスしています。

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