アナボリックステロイドの知られていない副作用。筋肉のこわばりと視力低下の体験談

アナボリックステロイドの知られていない副作用。筋肉のこわばりと視力低下の体験談

はじめに

アナボリックステロイドの副作用というと、ニキビや女性化乳房、精神症状などが代表的に挙げられるが、実は筋肉の緊張による副作用も存在する。今回は、その実例として、トレンボロンとYK11の使用によって起きた僧帽筋のこわばりと視力低下について紹介する。

最近、著者はトレンボロンを使用したサイクルにYK11を加えている。実は、YK11を加える前から首や僧帽筋がガチガチになる傾向はあったが、YK11を加えてからその症状は確実に増長したと感じている。一般的に、ハードな質感になると言われるステロイドは筋肉の緊張を伴うことが多く、トレンボロンやYK11はまさにその代表格だ。なぜこうした症状が現れるのか、その原因と対策について詳細に解説していく。


1. 僧帽筋や首のこわばりの原因

1-1. 筋肉の急激な成長

トレンボロンとYK11を使用すると、僧帽筋や首周りの筋肉は急速に発達する。通常のトレーニングでは得られないようなスピードで筋肉が増大し、短期間で体型が大きく変化するのを実感した。しかし、急激な成長によって筋肉の柔軟性が失われ、確実にこわばりと不快感が生じる。特に僧帽筋が急激に発達したことで、首や肩周りの可動域が制限され、常に筋肉が硬直している感覚があった。

1-2. 筋緊張の亢進

トレンボロンは交感神経を強く刺激し、筋肉を常に緊張状態にする。YK11も同様に、筋肉の成長を強力に促進するため、筋肉がリラックスできなくなる。この影響で、首や肩の筋肉は常に硬く、緊張が続いている状態になる。リラックスしているときでも、僧帽筋が固まっていて、日常生活に支障をきたすレベルだった。

1-3. 血圧の上昇

トレンボロンは確実に血圧を上昇させる。血圧が上がると同時に肩や首の筋肉がさらにこわばり、強い圧迫感を感じた。血管が収縮し、血流が制限されることで、筋肉のこわばりが悪化したと考えている。また、夜間に寝つきが悪くなったり、頭痛を感じることもあり、高血圧の影響が全身に及んでいることを実感した。


2. 視力低下の原因

2-1. 頸部の血流不足

首周りの筋肉がこわばると、頸動脈の血流が確実に制限される。筋肉が硬直することで血管が圧迫され、脳や目への血流が不足した。これによって、視界のぼやけや視力の低下がはっきりと現れた。特にデスクワークの最中や、夜間など疲れたときに視界がぼやける感覚が強くあった。

2-2. 神経の圧迫

首の筋肉のこわばりにより、視覚情報を伝える神経が圧迫されることで、視覚に異常が出る。筋肉が硬直したタイミングで視界に違和感を感じることが多く、視線を動かすたびに違和感があった。筋肉の緊張が神経を圧迫し、視神経に負担をかけていると確信している。

2-3. 眼圧の上昇

トレンボロンによる高血圧は眼圧の上昇を引き起こす。眼圧が高まることで視神経が圧迫され、視力が確実に低下した。実際に、視力検査で視力の低下が確認され、眼科での診察を受けることになった。医師からは高血圧の影響が視力に悪影響を及ぼしている可能性が高いと指摘された。


3. 実際に行った対策

  • ストレッチとマッサージ:僧帽筋や首周りの筋肉を重点的にほぐし、緊張を和らげることを意識している。特に筋トレ後は入念にマッサージを行い、筋肉の柔軟性を保つようにしている。
  • マグネシウムとカリウムの摂取:筋肉の緊張緩和のため、マグネシウムとカリウムを意識的に摂取している。これによって筋肉のこわばりが若干緩和された。
  • 水分と塩分のバランス調整:むくみを防ぐために水分と塩分の摂取バランスに注意。また浮腫みの原因であるエストロゲン対策のケア剤を接種したり、フォシーガ等の利尿作用のある薬剤を接種した。

結論

トレンボロンやYK11は強力な効果を持つ反面、明確な副作用が発生する。筋肉の成長は確かだが、それに伴う健康リスクを無視すべきではない。異常を感じたら即座に対策を取ることが必要だ。体調の変化に敏感になり、自分の身体を守る意識を持つことが大切だ。同じような症状に悩む人にとって、この体験が少しでも役に立てば嬉しい。


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