【完全版】成長ホルモンやペプチド系を利用したサイクルを徹底解説

【完全版】成長ホルモンやペプチド系を利用したサイクルを徹底解説

はじめに

今回は成長ホルモンと、成長ホルモンに関連する薬剤を利用したサイクルについて解説します。
成長ホルモンはアナボリックステロイドと違って副作用がほとんどない薬剤であり、ドーピング検査にもほとんど引っかからないため、ボディビルダーだけでなくスポーツや格闘技の選手にも広く使われています。
ただし筋肥大の効果はアナボリックステロイドよりも大きく劣ることと、高価で毎日の注射が必要な事から、なかなか使用のハードルが高いのも事実です。
今回は成長ホルモンの正しい使い方や、より安価な費用と少ない注射回数で似たような効果が出る別の薬剤についても紹介していきます。
そしてそれらを利用するためのサイクルについても紹介します。

これだけは覚えておきたい知識

成長ホルモン(HGH、ソマトロピン)とは

成長ホルモンは、体内で自然に分泌されるホルモンです。主に睡眠中、運動後、低血糖時に分泌が促進され、子どもの頃に特に多く分泌されますが、おとなになるにつれて分泌量が少なくなります。
成長ホルモンには主に下記の作用があります。

  • 脂肪を分解し効率的にエネルギーへ変換
  • 肝臓で糖新生を促し血糖値を上昇
  • 筋肉や骨のタンパク質合成を促進
  • 後述する、IGF1の合成を促進

ボディメイク目的では、この成長ホルモンそのものを外部から注射で接種します。半減期は30分程度と非常に短いですが、合成されるIGF1が12時間程度の効果を発揮するため、1日2回ほどの接種で問題ありません。

IGF-1とは

成長ホルモンにより、肝臓や他の組織で合成されるインスリン様成長因子と呼ばれるものです。主に筋肉や骨の成長、回復を助けます。
成長ホルモンよりも筋肥大効果は高いと言われていて、筋肥大したい箇所に直接注射することで効果を発揮します。全身の成長なら成長ホルモン、部分的な成長ならIGF1と使い分けることもできます。またインスリンと同様、筋肉などの組織に素早くエネルギーを供給する効果もあります。

IGF−1は主にDESとLR3という2つのタイプがあります。
DESは効果時間(半減期)が30分と非常に短く、特定部位に効果を発揮させたい場合に利用します。トレーニング後に対象部位に皮下注射を行うことで、よりピンポイントで効果を発揮します。
一方、LR3は半減期が24時間程度と長く、全身に効果を及ぼしたい場合に有効です。臀部などへ筋肉注射することで、ゆっくりと全身に薬剤を行き届かせます。
どちらのタイプもエネルギーの取り込みに優れるため、バルクアップサイクルで最も効果を発揮します。インスリンなどと同様、トレーニングの前中後にしっかりと糖質を接種することで、筋肉の成長を促進させます。

イブタモレン(MK-677)について

イブタモレンは成長ホルモンやIGF1のように体内に自然にあるものではなく、成長ホルモン分泌促進薬と呼ばれており、その名の通り成長ホルモンとIGF1の自然分泌を増やします。
成長ホルモンやIGF1は注射でないと効果を発揮しませんが、イブタモレンは経口剤のため、初心者にも利用しやすいのが特徴です。
促進剤のため、成長ホルモンやIGF1の直接投与ほど効果はありませんが、これらと比べるとかなり安価であるというメリットもあります。

副作用について

副作用が少ない成長ホルモンですが、むくみや血糖値の変化などの副作用がいくらかあります。
むくみについてはイブタモレンが一番多く、次は成長ホルモン、IGF1はあまりないと言われています。むくみにより血管等が圧迫され、高血圧の副作用が出る場合もあります。
血糖値の変化については、成長ホルモンは肝臓での糖新生が促進されるため、高血糖になりやすいと言われています。一方でIGF1はインスリン性の作用があり、血中の糖を組織へ吸収促進させる効果がありますので、低血糖になりやすいと言われています。

サイクル例

バルクアップサイクル

  • IGF-1 DESまたはLR3 0.05~0.01mg/ day
  • 普段のサイクルと同様のステロイド、ケア剤

IGF1のエネルギーの吸収効果が一番生きるのはバルクアップサイクルです。
十分なエネルギーを筋肉に供給させることで、成長を促進させます。
なおオンサイクル以外にPCTで利用を続けても特に問題ありません。長期使用による効果の減衰がありますので、オフサイクル時には成長ホルモンの接種もお休みするほうがベターです。

カッティングサイクル

  • 成長ホルモン(HGH) 4~8iu/ day
  • 普段のサイクルと同様のステロイド、ケア剤

成長ホルモンの脂肪燃焼効果を活かすことを考えると、カッティングサイクルでの利用が最も適しています。

SARMsサイクル(経口剤)

  • イブタモレン(MK-677) 15mg / day
  • 普段と同様の経口SAMRs、ケア剤

注射が難しい方は、経口剤のSARMsとイブタモレンを組み合わせるとより効果的です。カッティング、バルクアップサイクルどちらでも大丈夫です。

以上となります。
今回ご紹介の薬剤はすべて当ストアでも販売しております。
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