【体験談】マンジャロとオゼンピックを実際に使ってみた

【体験談】マンジャロとオゼンピックを実際に使ってみた

元は糖尿病の治療薬として開発されたマンジャロとオゼンピック。
最近では、自由診療での「食欲抑制目的」で使われることも増えてきていて、特に若い女性を中心に注目を集めている。
当ストアでも取り扱いを始めたこともあり、試しに自分の体で使ってみた。今回はその体験談をまとめておく。


オゼンピックとは

オゼンピックは、有効成分セマグルチドを含むGLP-1受容体作動薬。
GLP-1というホルモンは、食後に分泌されてインスリンを促進し、血糖を下げる作用がある。
この薬が注目されているのは、副次的に「胃の動きを鈍らせて食欲を抑える」効果があるから。
実際、減量目的で使うと、自然と「食べたい」という気持ちがかなり減ってくる。


マンジャロとは

マンジャロは、GLP-1に加えてGIP(グルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド)にも作用する「二重受容体作動薬」。
GLP-1とGIPの両方に働きかけることで、より強力な血糖コントロールと食欲抑制が得られる。
海外ではGLP-1単体よりも減量効果が高いとされていて、今後ますます主流になりそうな薬。


実際に使ってみた:マンジャロ編

まずはマンジャロから使用開始。
用量は7mg。皮下注射してから1日程度で、すぐに効果が出てきた。
特に強く感じたのは食欲の減退で、翌日から「食べたくない」と感じるようになった。

具体的には、普段の7割くらいしか食べられない状態
それ以外の副作用は出なかったので、「これは本当に食欲だけに効いているな」という印象を持った。


実際に使ってみた:オゼンピック編

次に試したのがオゼンピック。
こちらは2mgを2週間使用。
一般的に「マンジャロの方が強力」と言われることもあるが、体感としてはオゼンピックのほうが食欲抑制がキツかった

注射の翌日から、胃もたれや膨満感がはっきりと出てきて、普段の半分程度しか食べられなくなった
特に今回は、プロテインとフルーツぐらいしか受け付けなくて、他のものは全く食べたいと思わなかった。
正直、2mgは少し多かったかもしれないと感じた。


GLP-1系薬の仕組みと注意点

GLP-1というホルモンには、胃の運動を抑える作用がある。
このため、食べたものがなかなか消化されず、胃に残り続ける感覚になる。
結果、常に軽い満腹感があって、自然と食欲が落ちる。

ちなみに、今回は実験として友人にも協力してもらった
彼も自分とほぼ同じような感想で、「打った次の日からほとんど食べたくなくなる」と話していた。
ただ、ひとつ違ったのは、彼が注射前日に揚げ物を食べたという点。

そのせいで、オゼンピックを打った翌日はかなり重い胃もたれに苦しんでいた
GLP-1で消化機能が落ちているタイミングで脂っこいものを入れると、胃の中で停滞してしまい、かなりキツい。
これをきっかけに、脂質の多い食事を避けるようになった

その結果、自然とローファットになって、かつ食欲も落ちているので、クリーンで減量向きの食生活がストレスなく実現できたのは良かった点。


減量期の競技者にもフィットすると思う

ボディビルや格闘技の減量って、最終的には「どれだけ食欲に耐えられるか」の勝負になる。
そのストレスが日常生活やトレーニングに悪影響を与えることもある。

精神論で乗り切るのもアリだが、こういった薬を短期的に使うのも現実的な選択肢
ステロイドと違って表に出ないが、実際にはプロ・アマ問わず、使っている選手も多いと聞く。


まとめ

価格的には月に2〜3万円程度なので、決して安くはない。
ただ、短期集中で減量したいときに、これほど効果がはっきり出る薬はそう多くないと感じた。
1〜2ヶ月だけ使って、そこから維持に移行する、という使い方ならかなり現実的。

副作用の出方や体質との相性もあるので、「まずは少量から」がおすすめ。
うまく使えば、減量期のストレスをかなり軽減してくれるサポートツールになると思う。

ブログに戻る