経口ステロイド向けケア剤セットプロで安全に走り切れた話

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リード

経口AAS(アナボリックステロイドの飲み薬タイプ)を走り終えたあと、健康診断の肝機能数値を見て青ざめた経験は、筋トレ歴の長い人ほど一度は通る道かもしれません。経口は注射と比べて肝臓を経由するぶん、AST(肝細胞の損傷で上がる酵素)・ALT(同じく肝細胞由来の酵素)・γ-GTP(胆道系の指標)といった数値が振り切れることがあります。せっかく筋量を伸ばしても、採血の紙を病院で渡される瞬間に「もう二度とやらない」と決意する人は少なくありません。

この記事では、20年やっている中の人が、自分とジム仲間の経験をもとに「経口を8週走っても採血が許容範囲に収まった」サイクル設計を、ケア剤セットの中身・採血のタイミング・実際の数値変動を含めて解説します。読み終わるころには、なぜケア剤を最初から組み込んでおくと違うのか、どのタイミングで何を入れるべきかが具体的に見えるはずです。

結論

経口AASを走るなら、ケア剤は走り始めと同時にスタートさせるのが現実解です。事後に肝数値が跳ねてから慌てて買うのではなく、サイクル開始日からUDCA(ウルソデオキシコール酸、胆汁の流れを助ける薬)・NAC(N-アセチルシステイン、抗酸化アミノ酸)・降圧/脂質ケアを並走させることで、終了時の採血が「ギリ正常上限以内」に収まりやすくなります。今回は¥21,000のケア剤セットプロ+アナバー8週で、ALTが基準上限を一度も超えなかった事例を中心に、再現性のある組み方を共有します。

事例:アナバー10mg 8週+ケア剤セットプロで採血クリーン

サイクル前提

被験者は30代後半の男性、トレーニング歴12年、過去にテストステロンエナンセートの注射サイクルは経験あり。今回が初の経口主体サイクルで、減量期の絞り込みを目的にアナバー(オキサンドロロン10mg)を選択しています。

  • 期間:8週間
  • 用量:1〜2週 20mg/日 → 3〜8週 30mg/日(朝晩分割)
  • ケア剤:経口ステロイド/SARMs向け ケア剤セットプロを初日から最終日まで毎日服用
  • PCT(Post Cycle Therapy、サイクル後の回復期):サイクル終了後にクロミッド+トリビュラスを4週

体脂肪率はサイクル開始時14.2%、終了時9.8%。除脂肪体重は+2.1kg。減量目的としては想定どおりで、むしろ注目したいのは肝臓・血圧・脂質の数値推移でした。

採血データ(基準上限を超えなかった)

サイクル開始前、4週時点、8週終了直後、PCT終了4週後の4回採血。アナバーは比較的マイルドな経口とはいえ、8週も走れば数値は動きます。今回の推移は以下のとおりでした。

項目 開始前 4週時点 8週終了直後 PCT後
AST 22 31 38 24
ALT 18 35 42(基準上限45) 21
γ-GTP 28 39 48 30
LDL 102 121 138 110
HDL 58 49 41 54
収縮期血圧 122 128 131 124

ALTは基準上限の45IU/Lに対して終了直後で42まで上がりましたが、超えずに踏みとどまっています。HDLが下がりLDLが上がる脂質プロファイルの悪化は経口に典型的な反応で、これはケア剤だけで完全に防ぐのは難しい領域です。ただPCT4週後にはほぼ開始前の値に戻っており、一過性の変動として処理できる範囲でした。

対策:なぜケア剤セットプロでこの結果になったか

セットの内訳と役割

経口ステロイド/SARMs向け ケア剤セットプロ(¥21,000)に含まれている主成分は、おおむね以下のような目的別構成です。

  • UDCA(ウルソデオキシコール酸):胆汁うっ滞(胆汁の流れが滞り肝細胞にダメージが及ぶ状態)を防ぐ目的。日本では肝・胆道疾患の処方薬として広く使われており、海外フォーラムでも経口AAS使用者のスタンダードな伴走薬として認知されています。
  • NAC(N-アセチルシステイン):体内のグルタチオン(肝臓の解毒主役分子)の材料になり、酸化ストレス対策として古くから使われる成分。
  • TUDCA(タウロウルソデオキシコール酸):UDCAのタウリン抱合型で、胆汁酸プールの組成を変える目的。
  • 降圧/脂質サポート系:シトルリン・コエンザイムQ10など、血管内皮と心筋ミトコンドリアのサポート目的の成分。

それぞれを個別に揃えると、UDCA単体(¥30,000・実勢300錠入)だけでもまとまった金額になります。セットでまとめて¥21,000は、初めて経口を走る人が「とりあえず一式」を持つには現実的な選択肢になります。

採血スケジュールが何より効く

ケア剤の中身そのものより、走る前に必ず採血して基準値を取る習慣のほうが、長期的には大きな差になります。今回の事例でも、開始前の数値があったからこそ「+20IU/Lの上昇は許容範囲」と冷静に判断できました。基準点なしで終了後だけ測ると、数字に振り回されて不要な不安を抱えがちです。

推奨する採血タイミングは次の4点です。

1. サイクル開始の1〜2週間前 2. サイクル中盤(今回でいう4週目) 3. サイクル終了直後(またはPCT開始直前) 4. PCT終了から4週後

中盤の採血で数値が想定外に跳ねていた場合は、用量を下げる・期間を短縮する・経口をやめて注射に切り替えるといった判断ができます。「最後まで走り切ってから測る」だと、撤退判断のタイミングを失います。

用量と期間の現実解

アナバーは経口の中では肝負担が比較的軽い部類とされていますが、それでも50mg/日を超えて長期間続ければ数値は確実に上がります。今回の事例で採血が崩れなかった背景には、最大用量を30mg/日に抑え、期間を8週に区切ったという「攻めすぎない設計」があります。

50mg/日×12週のような攻めた設計を選ぶなら、ケア剤セットプロに加えてUDCAを単体で追加投入し、用量を1.5倍程度に引き上げる運用が現実的です。経口を高用量・長期間で走る人ほど、ケア剤の出費を惜しまない傾向があります。

やめるべきサインを決めておく

事前に「ここまで行ったら撤退する」というラインを決めておくことも、結果的に成功体験につながります。目安として参考にされているのは次のような数値です。

  • ALTが基準上限の3倍を超えた
  • 黄疸(白目や皮膚の黄染)が出た
  • 収縮期血圧が安静時で常に140を超える
  • 強い倦怠感が2週間以上続く

これらが出た場合は、ケア剤を強化するのではなく、サイクル自体を中断する判断が優先されます。ケア剤は万能ではなく、あくまで「想定範囲内の変動を抑える」目的のものです。

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FAQ

Q1. ケア剤セットプロはSARMs単体サイクルでも使えますか? A. はい、製品名に「SARMs向け」と入っているとおり、SARMs(選択的アンドロゲン受容体モジュレーター)のサイクルでも同じケア目的で使われています。RAD-140やLGD-4033などは経口AASより肝負担が軽いとされますが、ゼロではないため伴走させる人が多い構成です。

Q2. UDCAは単体で買うのとセットで買うのとどちらがいいですか? A. 50mg/日を超える高用量サイクル、もしくは12週を超える長期サイクルを予定しているならUDCA単体(¥30,000・実勢300錠入)を追加で持っておくと安心です。一般的な8週・中用量までならセットプロ内のUDCAで足りる人が多い印象です。

Q3. ケア剤はサイクル終了後も続けるべきですか? A. PCT期間中(およそ4週間)はケア剤を継続するのが一般的です。肝数値はサイクル終了後しばらく経ってから戻ることが多く、終了と同時にケア剤も切ると、数値が落ち切る前にケアが終わってしまいます。

Q4. アナバーは女性でも使えますか? A. アナバー(オキサンドロロン)は経口AASのなかでも比較的アンドロゲン作用がマイルドな部類で、海外フィットネス文脈では女性の使用例も報告されています。ただ用量・期間は男性とまったく別の設計が必要で、男性の感覚で語ることはできません。診断・処方の代替にはなりませんので、医療判断が必要な領域です。

Q5. 採血はどこで受ければいいですか? A. 一般的な内科クリニックの自費採血(肝機能+脂質パネル+腎機能+血算)で十分です。費用はおおむね5,000〜8,000円ほど。トレーニング目的とは伝えず、健康診断の延長として受ける人が多いようです。

最後に

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