ボルデノン+テストでクリーン12週走れた話

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リード

「次のサイクルこそ、ブヨブヨにせず、ジワジワと除脂肪体重だけ伸ばしたい」。AAS(アナボリックステロイド)を使ったことがある人なら、一度はそう思った経験があるはずです。マスを狙ってテストステロンを高用量で回した結果、ベンチは伸びたけど顔がパンパン、腹も乗っかった、というのはよく聞く話です。

この記事では、ボルデノン(海外で動物用医薬品として流通している、長時間作用型の注射用アナボリック化合物。略号 EQ)とテストステロン・エナンセート(以下テストE)を組み合わせ、いわゆる「クリーンサイクル(脂肪をなるべく増やさず除脂肪体重だけを狙うサイクル)」を12週間走ったジム仲間のケースを軸に、用量設計・血液まわりの管理・つまずきポイントを紹介します。あくまで一例で、医師の診断や処方を代替するものではありません。

結論

結論を先に出します。12週間、ボルデノン週400mg+テストE週400mgで走ったところ、ジム仲間のケースでは体重+4kg・体脂肪率はほぼ横ばい・ベンチ+15kgという伸び方になりました。マスを狙う構成ではないので「水を吸って数字だけ伸びる」感じはなく、写真で見える質が変わるタイプの仕上がりです。一方で、ボルデノンは赤血球を増やしやすい性質があるため、ヘマトクリット値(血液中の赤血球の割合)の上昇と献血スケジュールがほぼ必須の管理項目になりました。

ケース概要:30代後半、4サイクル目のクリーン狙い

紹介するのは、AAS歴4サイクル目の30代後半男性のケースです。過去にテストE単体週500mgでマスを取り、ドライ系を試したくてボルデノンを足した、というよくあるステップアップです。身長172cm、サイクル開始時の体重78kg、体脂肪率15%前後。フルタイム勤務で、ジムは週4、PPL(Push-Pull-Legs)を1.5回転。

用量と注射スケジュール

  • ボルデノン:週400mg(月曜200mg・木曜200mg)
  • テストE:週400mg(月曜200mg・木曜200mg)
  • アロマターゼ阻害薬:アナストロゾール0.5mgを週2回(エストロゲン管理)
  • HCG(hCG、性腺刺激ホルモン):500IUを週2回(精巣機能維持目的)
  • 期間:12週間
  • PCT(ポストサイクルセラピー、サイクル終了後の自己テストステロン分泌回復期):最終投与から3週間後にクロミフェン50mg/日を4週間+タモキシフェン20mg/日を4週間

長時間作用型のエステル(エナンセートとウンデシレネート)を週2分割で打ち、血中濃度の波を抑える設計です。ボルデノンとテストEの組み合わせは、双方とも半減期が長いため、初動の効果実感まで4〜5週はかかります。「2週目で何も感じない」と用量を盛りに行くと、後半でエストロゲン関連のトラブルが出やすくなるので、最初の1ヶ月は淡々と打って待つフェーズです。

12週間の経過:数字で見るクリーンサイクルの伸び方

週 体重 体脂肪率 ベンチ1RM 備考
0週 78.0kg 15.2% 110kg 開始時血液検査
4週 79.4kg 15.0% 117.5kg 食欲増・睡眠安定
8週 81.2kg 14.6% 122.5kg ヘマトクリット52%、献血実施
12週 82.1kg 14.8% 125kg 終了時血液検査

体重の増え方は週0.3kgペースで、いわゆる「メシ食って増やす」サイクルに比べるとかなり緩やかです。代わりに体脂肪率がほぼ動かず、見た目の質が変わるのが特徴的でした。とくに4週目以降、肩や三角筋後部の立体感、背中の溝の深さといった、写真にしないと気付かない部分の変化が出ています。

食事とトレーニング

食事はメンテナンス+200kcal程度の微増、タンパク質は2.2g/kg体重を目安。ボルデノンが食欲を増やしやすいと言われる点はそのとおりで、開始4週目あたりから「3食では入りきらない」感覚が出てきたため、固形+プロテインで小分けにする形に切り替えています。トレーニングは過去サイクルと変えず、PPLでセット数だけ1セットずつ増やしました。

副作用と対策:Hct・血圧・気分の3点セット

クリーンサイクルだからといって、副作用がないわけではありません。むしろボルデノンとテストEの組み合わせで現場的にいちばん管理が要るのは、ヘマトクリット(Hct)です。

ヘマトクリットと献血

8週目の血液検査でHct 52%(基準値の上限近辺)まで上がっていたため、その週に献血(400mL)を実施しました。Hctが高すぎる状態を放置すると、血液の粘度が上がり、循環器系への負担が増すと一般に言われています。海外のAASフォーラムや臨床報告でも、長期サイクル中の献血は循環器リスク低減策として頻繁に話題になります。

献血は日本赤十字社の献血ルームで普通に可能ですが、AASを打っていることは口頭で伝える義務はないものの、薬剤使用歴を聞かれた場合の対応はあらかじめ考えておくのが現実的です。多くの場合、特定の処方薬名を聞かれるので、AAS使用者の経験談では「サプリ・市販薬は使っているが処方薬はなし」と答えて通っているケースが多いようです。法的・倫理的な判断は自己責任の領域ですが、Hct管理という観点では、医療機関での瀉血(しゃけつ)を相談する選択肢もあります。

血圧

8週目時点で安静時血圧が135/85まで上がっていたため、塩分摂取を一段下げ、有酸素運動を週2回・各30分追加しました。12週目には128/80まで戻っています。家庭用血圧計を1台買って、週1で同じ時間帯に測るだけで体調変化に気付きやすくなります。

気分・睡眠

ボルデノンは「mental sides(精神面の副作用)が出やすい」と現場で言われることが多い化合物です。今回のケースでも7週目あたりから「些細なことで苛立つ」「夢が異常に鮮明で睡眠が浅い」という訴えがありました。対策として、就寝前のカフェイン断ち、寝室の遮光、週1回の完全休養日を入れることで一定の改善が見られています。家族やパートナーがいる場合は、サイクル中の気分の波について事前に共有しておくと衝突を避けやすくなります。

ボルデノンとテストの相性が良い理由(の整理)

ボルデノンとテストEを組み合わせる構成は、海外のクリーンバルク・リーンマスサイクルの定番として知られています。理由を整理すると次のとおりです。

1. テストステロンが土台にあることで、性機能や気分などの基礎が崩れにくい 2. ボルデノンは芳香化(エストロゲンへの変換)がテストステロンより穏やかとされ、ウェットになりすぎない 3. 双方とも長時間作用型エステルのため、週2分割で血中濃度が安定しやすい 4. ボルデノンの食欲増進作用が、増量期のカロリー摂取を後押しする

一方で、初回サイクルにはあまり向きません。理由は、効果実感までの立ち上がりが遅く、「効いていないように感じて用量を盛る」という事故が起きやすいからです。テストE単体を一度経験し、自分の体での反応・副作用のベースラインを把握してから組むのが現場的な作法とされています。

取扱商品

みんなのステロイドで扱っているボルデノン・テストE製剤のうち、本記事のケースで使用したスペックに該当するのは以下です。

  • ボルデノン 250mg 30ml 30アンプル — ¥22,000
  • テストステロン エナンセート 250mg 30ml 30アンプル — ¥18,000

週400mg×12週で計算すると、ボルデノン・テストEとも約4,800mg必要になります。250mg/mL換算でそれぞれ約20mLずつなので、30mLボトル各1本でちょうど1サイクル賄える形です。

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FAQ

Q1. ボルデノンとテストEは、本当に12週間も必要ですか?8週で切り上げては? A. 双方とも長時間作用型エステルで、血中濃度が安定するまで4〜5週かかる性質があります。8週で切ると「立ち上がってから2〜3週しか走っていない」状態になりやすく、コストパフォーマンスが悪くなります。海外のリーンマスサイクル例でも、ボルデノンは12〜16週で組まれるケースが大半です。

Q2. アナストロゾールやHCGは必須ですか? A. 必須かどうかは体質と用量によります。週400mg×2のスタックではエストロゲン関連症状(乳輪の違和感・むくみ等)が出る人と出ない人がいるため、症状が出てから足す「on-demand運用」を取る人もいます。HCGも同様で、4〜6週以上のサイクルでは精巣機能維持目的で併用されるケースが多いですが、絶対ではありません。気になる症状や数値があれば、医師に相談したうえで判断するのが現実的です。

Q3. ヘマトクリットが上がりやすいと聞きますが、毎週献血すべきですか? A. いいえ、毎週は不要かつ過剰です。一般的な目安として、サイクル中盤(6〜8週目)と終了直前(11〜12週目)の血液検査でHctを確認し、上限近辺(おおむね52%以上)になっていれば400mL献血を1回入れる、という運用がよく見られます。日本赤十字社の規定で、男性は400mL献血の間隔は12週以上空ける必要があるため、サイクル中に2回打つのは制度的にも難しい設計です。

Q4. PCTはクロミフェンとタモキシフェンの両方が必要ですか? A. テストE週400mgを12週走った場合、自分の体内のテストステロン分泌が止まる現象(専門用語でHPTA抑制と呼ばれる)はかなり深く入っています。クロミフェン単体で回復させる例もありますが、現場ではクロミフェン+タモキシフェンの併用、もしくはエンクロミフェン単体での回復プロトコルが定番です。最終投与から3週間(エナンセートの半減期を踏まえたクリアランス期間)を空けてからPCTを開始するのが、海外のAASフォーラムで共有されている一般的な手順です。

Q5. 次サイクルでマスター・ドロステノロン(マスタロン)等を足してもいい? A. 体脂肪率が10%台前半まで絞れている前提なら、ドロステノロンを後半6週だけ足す「リーンアウトフェーズ」を組む人もいます。ただし化合物が増えるほど副作用の切り分けが難しくなるため、3剤以上のスタックは複数サイクルで反応を確認してから組むのが安全策です。

まとめ

ボルデノン+テストEの12週クリーンサイクルは、「重さより質を狙いたい4サイクル目以降のユーザー」にフィットしやすい構成です。立ち上がりが遅いことを受け入れ、Hctと血圧の数値を地味に追いかけられるかが成否を分けます。マス特化サイクルから一段ステージを上げたい人にとっては、現実的な選択肢の一つになります。

この記事で紹介した商品
ボルデノン - 250mg * 30アンプルの商品ページを見る

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