アナバー50mgで停滞していたMAXが3週で更新できた話

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リード

「ベンチ100kgで止まって半年、何をやっても更新できない」——こんな停滞期に直面している人は少なくありません。トレーニング歴3年を超えた中級者にとって、MAX(挙上重量の最大値)の壁は精神的にも大きな負担になります。

このような停滞を打破する手段として、海外のストレングス系トレーニーの間で長年使われてきたのが、オキサンドロロン(商品名アナバー)を1日50mg近くまで引き上げる運用です。一般的な10〜20mg/日のマイルド運用ではなく、いわゆる「高用量運用」と呼ばれる領域に踏み込むやり方です。

この記事では、半年間停滞していたデッドリフトのMAXを、3週間で20kg更新できたという海外フォーラム上の事例をベースに、どのような用量・スケジュール・サポート体制で運用していたのかを整理します。あわせて、肝臓や脂質への影響をどう監視し、何をもって「中止判断」とするかも具体的に書いていきます。

結論

報告例として多いのは、オキサンドロロン50mg/日を6週間、肝サポート(NAC・TUDCAなど)を併用し、サイクル後にPCT(Post Cycle Therapy:サイクル後ホルモン回復)としてノルバデックス(成分名タモキシフェン)を組むパターンです。事例ではデッドリフトMAXが3週時点で+20kg、6週時点で+27.5kg更新されています。ただしALT(肝酵素)・LDLコレステロールの悪化は避けられず、採血での監視と早期中止判断が前提です。

アナバー50mg運用とは何か——10mg×5錠で組み立てる発想

オキサンドロロンは、もともと筋萎縮性疾患や術後の体力回復を目的に米国で承認されてきた経口アナボリックステロイドです。日本では未承認のため、入手は個人輸入が中心になります。

国内の個人輸入代行で流通している規格は10mg/錠が中心で、50mg/錠の高用量規格は欠品が続くケースが多いのが実情です。そのため、実際の運用では10mg錠を5錠に分けて1日50mgを組み立てる方法が一般的になっています。朝2錠・夕方2錠・トレーニング前1錠、というように分割して服用することで、血中濃度の振れ幅を抑える狙いがあります。

オキサンドロロンの血中半減期は約9時間とされており、1日2〜3回の分割服用が論理的に整合します。1回でまとめて50mgを飲むより、分割した方が肝臓への瞬間的な負荷も平準化されやすいと考えられています。

事例:停滞期から3週でデッドリフトMAX+20kg

ここからは、海外フォーラム(主にr/steroidsおよびMesoRx)で複数報告されているパターンを統合した、典型的な事例を紹介します。

開始時のスペック

  • 30代前半男性、トレーニング歴4年
  • 体重78kg、体脂肪率14%前後
  • ベンチプレス100kg、スクワット140kg、デッドリフト170kgで6か月停滞
  • 過去にAAS(アナボリック・アンドロジェニック・ステロイド)使用歴なし

つまり、いわゆる「ナチュラル中級者の壁」にぶつかっている状態です。

サイクル設計

  • オキサンドロロン:1日50mg(10mg×5錠を朝2/昼1/夕2に分割)
  • 期間:6週間
  • 肝サポート:NAC(N-アセチルシステイン)1200mg/日、TUDCA(タウロウルソデオキシコール酸)500mg/日
  • 血圧管理:シトルリン6g/日、有酸素を週3回×30分追加
  • PCT:サイクル終了2日後からタモキシフェン20mg/日を4週間

このプロトコルの特徴は、サイクル長を6週で短く区切っていることと、PCTを単剤(タモキシフェン)で済ませている点です。オキサンドロロンは抑制が比較的軽い部類とされていますが、50mg/日まで上げると視床下部下垂体性腺軸(HPTA)の抑制は無視できないレベルで起きるため、PCTを省略しない設計になっています。

進捗

  • 1週目:体重+1.2kg、筋ポンプ感の増大、特に変化は実感薄い
  • 3週目:デッドリフト190kg(+20kg)、ベンチ107.5kg(+7.5kg)
  • 6週目:デッドリフト197.5kg(+27.5kg)、ベンチ112.5kg(+12.5kg)、体重+3.8kg

注目すべきは、体重増加が4kg未満に収まっている点です。オキサンドロロンは水分貯留が少なく、筋繊維そのものの収縮力やグリコーゲン保持量を上げるタイプの作用が中心とされるため、見た目以上にストレングス(挙上重量)が伸びやすいという特徴があります。

何が起きていたのか——ストレングスが伸びる仕組み

ストレングスの急伸を説明する要因として、報告レベルで挙げられているのは次のような点です。

筋細胞内クレアチン保持の増加

オキサンドロロンを含む複数のアナボリックステロイドで、筋細胞内のリン酸クレアチン濃度が上昇するという報告があります。リン酸クレアチンは1〜3レップの高重量低レップ域でのエネルギー源として中心的な役割を果たすため、デッドリフトやスクワットのMAXに直接効いてきます。

中枢神経系のドライブ向上

挙上重量は筋量だけでなく、神経系の出力(どれだけ多くの運動単位を一気に動員できるか)に強く依存します。アンドロゲン受容体は中枢神経系にも分布しており、AAS使用者の主観報告では「重量に対する恐怖感が減る」「踏ん張りが効く」といった神経系効果が頻繁に語られます。

回復速度の上昇

3〜5日に1回しかできなかった同一部位の高重量セットを、週2回に増やせるようになる、というのが典型的な感想です。タンパク合成だけでなく、結合組織の回復も速くなる傾向があります。

副作用と中止判断——採血なしで進めるのは危険

ここまでの効果報告だけを読むと「やってみよう」と思うかもしれませんが、50mg/日というのは決して軽量域ではありません。事例の中で実際に観察されている副作用を整理します。

肝酵素の上昇

ALT(アラニンアミノ基転移酵素)・AST(アスパラギン酸アミノ基転移酵素)は、サイクル3週目時点で基準値上限の2〜3倍まで上昇するケースが多く報告されています。基準値上限の5倍を超えた場合は、即時中止が一般的な判断ラインとして挙げられます。

脂質プロファイルの悪化

オキサンドロロンはHDL(善玉コレステロール)を顕著に下げ、LDL(悪玉コレステロール)を上げる作用が強いことが知られています。サイクル6週目時点でHDLが30mg/dL未満まで落ちる例もあり、心血管リスクの観点で短期サイクルに留める意義はここにあります。

性欲・気分の変動

天然テストステロンの分泌が抑制されるため、サイクル後半から性欲低下・気分の落ち込みを感じる人が一定数います。PCTでタモキシフェンを使うのは、エストロゲン受容体への作用を通じて視床下部下垂体性腺軸を再起動するためです。

中止判断の目安

  • ALTが基準値上限の5倍を超えた
  • 収縮期血圧が常時140mmHg超
  • 黄疸・濃い尿・右上腹部痛など肝障害を疑う症状

これらが出た時点で、サイクルを継続するメリットは消えます。

肝サポート・PCTで使う具体的なアイテム

ここからは、実際に何を併用しているかを商品ベースで整理します。

本体——オキサンドロロン10mg

50mgを組み立てるベース。10mg錠を分割するスタイルが現実的です。みんなのステロイドでは10mg×100錠の規格が¥16,000で取り扱いされています(50mg規格は2026年5月時点で欠品中)。

アナバー(オキサンドロロン)10mg×100錠 ¥16,000

肝サポート+PCTのセット

NAC・TUDCA・タモキシフェン等を個別に揃えると煩雑なため、まとめて入手したい場合はセット商品が便利です。経口AAS・SARMs向けに肝サポートとPCT薬を組み合わせたセットが¥21,000で用意されています。

経口ステロイド・SARMs向けケア剤セットプロ ¥21,000

PCT単剤

セットではなくPCTのタモキシフェンだけ追加で確保したい場合は、ノルバデックス20mg×51錠が¥8,000で入手できます。20mg/日×28日=28錠なので、1箱あればPCT4週間分が確保できる計算です。

ノルバデックス(タモキシフェン)20mg×51錠 ¥8,000

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FAQ

Q1. 初心者がいきなり50mg/日から入っても大丈夫ですか? A. 推奨されません。オキサンドロロン初経験者は20〜30mg/日から始め、ALT・AST・脂質パネルがどの程度動くかを把握してから次サイクルで増量する方が安全です。50mg/日は中級者向けの用量帯になります。

Q2. サイクル中に採血する場合、タイミングは? A. 開始前(ベースライン)、3週目、サイクル終了直後の3回が基本パターンです。項目はALT・AST・γ-GTP・総ビリルビン・HDL・LDL・トリグリセリド・テストステロン・LH・FSHを含めると変化が把握しやすくなります。

Q3. アロマターゼ阻害薬(AI)は必要ですか? A. オキサンドロロンはアロマターゼ(テストステロンをエストロゲンに変換する酵素)で代謝されないため、サイクル中のAI(エストロゲン抑制薬)は基本的に不要です。PCTでタモキシフェンを使うのは、抗エストロゲン作用ではなく視床下部下垂体性腺軸の再起動が目的になります。

Q4. アルコールは併用していいですか? A. オキサンドロロンは17α-アルキル化(17AA)構造を持つ経口AASで、肝臓に負荷をかけるタイプです。サイクル中のアルコールはALT上昇を加速させるため、控えるのが基本的な運用です。

Q5. 6週で止めずに8〜10週まで延長してもいいですか? A. 延長するほど肝負担と脂質悪化が累積します。海外フォーラムでも6〜8週で区切るのが多数派です。挙上重量がまだ伸びていても、6週で切り上げてPCTに入り、次サイクルで再挑戦する方が長期的なリスク管理として現実的です。

まとめ

オキサンドロロン50mg/日×6週は、ストレングスの停滞期を打破する手段として海外で長年使われてきたプロトコルです。事例レベルでは、デッドリフトMAXが3週で20kg、6週で27.5kg更新されたという報告も存在します。

ただし、これは「肝サポート・採血・PCT・中止判断ライン」をセットで運用してはじめて成立する話です。本体だけを安く買って単独で走らせるのは、肝障害と脂質悪化のリスクを大きく取りに行く運用になります。

サイクルを組む際は、本体・サポート・PCTを最初から揃えてから入るのが、結果としていちばん効率的でリスクが低い進め方になります。

この記事で紹介した商品
アナバー / 10mg * 100の商品ページを見る

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