クレン＆ヨヒンビン / 40mcg, 5.5mg

概要

クレンブテロール（Clenbuterol）とヨヒンビン（Yohimbine）は、それぞれ脂肪燃焼を目的とした強力な化合物です。この2つをミックスした注射剤は、体脂肪の減少と代謝の向上を目的として使用されます。特に、局所脂肪燃焼（部位痩せ）を目的として脂肪の多い部位に直接注射するケースが多く、カットサイクルやコンテスト前の仕上げに利用されます。

クレンブテロールの効果

• β2アドレナリン受容体作動薬

  • 交感神経を刺激し、基礎代謝を向上させる

• サーモジェニック効果

  • 体温を上昇させ、カロリー消費を増加

• 脂肪分解の促進

  • 脂肪細胞から脂肪酸を放出し、エネルギーとして利用させる

• 筋肉保持

  • 抗カタボリック作用で、筋肉の分解を防止

ヨヒンビンの効果

• α2アドレナリン受容体拮抗薬

  • 脂肪分解を抑制するα2受容体をブロックし、脂肪燃焼を促進

• 血流促進

  • 局所注射によって特定部位の脂肪燃焼を強化

• 食欲抑制

  • 摂取量をコントロールしやすくする効果がある

• エネルギー向上

  • 精神的な活力や覚醒感を増加

副作用

クレンブテロール由来の副作用

• 心拍数増加、動悸

• 手の震え（トレモール）

• 発汗、体温上昇

• 不眠、焦燥感

• 高血圧

• 筋肉の痙攣（カリウム・タウリン不足）

ヨヒンビン由来の副作用

• 焦燥感、不安感

• 動悸や血圧上昇

• 胃腸不快感、吐き気

• 発汗、頭痛

• 軽度のパニック症状（高用量時）

注射剤特有の副作用

• 注射部位の炎症や腫れ

• 感染リスク（無菌操作が重要）

• 局所の過剰燃焼（皮膚が薄くなる可能性あり）

半減期

• クレンブテロール：約36〜48時間

• ヨヒンビン：約1〜2時間（作用時間は短いが強力）

使用頻度、使用量

• 一般的な注射量：

  • クレンブテロール：40mcg/日

  • ヨヒンビン：5.5mg/日

• 投与頻度：1日1回（朝または運動前が推奨）

• 注射部位：脂肪が多い部位（腹部、腰部、大腿部）

• サイクル期間：2週間ON / 2週間OFF（耐性防止）

• 最大使用期間：6週間（その後は休止期間を設ける）

推奨される併用サプリメント

• タウリン（3g/日） → 筋痙攣の防止

• カリウム（300〜500mg/日） → 電解質バランス維持

• マグネシウム → 筋収縮サポート

• 心血管ケア → オメガ3、CoQ10

• 精神安定サポート → L-テアニン、GABA

安全性のポイント

1. 初期テスト注射を実施

   • 最初は少量でアレルギー反応をチェック

2. 無菌操作の徹底

   • 感染リスクを減らすため、清潔な環境で注射

3. 心血管の健康チェック

   • 心拍数や血圧のモニタリングが重要

4. 不安感や動悸が強い場合は中止

   • ヨヒンビンは精神的な影響が強いため、違和感があれば即中止

5. 十分な水分補給

   • 発汗が多くなるため、水分管理を徹底

まとめ

クレンブテロールとヨヒンビンをミックスした注射剤は、非常に強力な脂肪燃焼効果を持つため、カットサイクルやコンテスト準備に最適です。しかし、心血管系や精神的な副作用が強く出ることがあるため、低用量から始めて反応を見ながら調整することが重要です。また、注射時の衛生管理を徹底し、体調に異変があれば直ちに使用を中止する必要があります。