サスタノン400で体脂肪落としつつ筋量維持できた話

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リード

「増量サイクルだとどうしても脂肪が乗る」「カット中は筋量が削れる」。AAS(アナボリックステロイド)を一定期間使っている人ほど、この二択から抜け出したくなるタイミングが来ます。脂肪を減らしながら筋量を維持、あるいはわずかに増やす——いわゆるリコンプ(recomposition、体組成の入れ替え)は、増量とカットを同時に追う難易度の高いフェーズです。

この記事では、サスタノン400(1ml中に400mgのテストステロンエステルが配合された高濃度製剤)を週1回ペースで14週間使い、体重をほぼ維持したまま体脂肪率を3%程度落とせたという一般的なリコンプ事例を、用量設計・週次の体感・食事/トレーニングのバランス・注射運用の負担という4点から紹介します。あくまで体験ベースの記録であり、効能を保証するものではありませんが、「200mg/ml製剤との違い」「高濃度の運用上のメリット」が気になる人の参考になるはずです。

結論

サスタノン400でのリコンプが成立しやすかった要因は、(1)週400mg前後という比較的控えめな用量で14週続けたこと、(2)油量が少なく週1回の注射で済むため皮下/筋肉への負担が分散したこと、(3)カロリーをメンテナンス±5%に収め、たんぱく質を体重×2g以上で維持したこと、の3点に集約されます。高濃度は「強い」のではなく「運用が軽い」のが本質、というのが14週を回した上での実感でした。

サスタノン400とは何か——200mg/ml製剤との違い

サスタノンはテストステロンエステル4種(プロピオン酸/フェニルプロピオン酸/イソカプロン酸/デカン酸)をブレンドした製剤で、短鎖から長鎖まで放出速度の異なるエステルが混ざっていることで血中濃度の立ち上がりと持続性を両立するよう設計されています。日本でいわゆる「サスタノン250」と呼ばれるのが1ml中250mgの伝統的な濃度で、これに対して1ml中400mgまで濃度を上げたのが「サスタノン400」です。

濃度が高いということは、同じ総mgを入れるのに必要な油量が少なく済むということ。例えば週400mgを入れる場合、250mg/ml製剤なら1.6ml必要なところ、400mg/ml製剤なら1mlで完結します。油量0.6mlの差は注射部位の張り・痛み・腫れに直結する要素で、特に長期サイクルでは無視できません。

高濃度の運用メリット

  • 注射回数を減らせる: 週1回でも血中濃度の谷が出にくい長鎖エステル比率のおかげで、200mg/ml製剤を週2回に分ける必要が薄れます。
  • 注射部位の負担が軽い: 1回あたりの油量が少ない=刺入後の油の広がりが小さく、PIP(post injection pain、注射後痛)が出にくい傾向があります。
  • 携行性: 同じ総用量を10ml瓶1本で14週カバーできる可能性が高く、サイクル中の補充タイミングが読みやすい。

高濃度の注意点

  • 油に対する有効成分の溶解度が高い分、賦形剤(ベンジルアルコール/ベンジルベンゾエート)の割合が増えているケースが多く、人によっては刺入時の灼熱感が強く出ることがあります。
  • 「同じ1ml打ったから250と同じ」ではなく、400mg/mlは1mlで400mg入る——目盛り換算を間違えると一気に過剰投与になります。シリンジ目盛りの読み違いはサスタノン400で最も多い事故です。

14週リコンプ事例——週400mgでどう動いたか

ここからは、AAS経験者(過去にテストステロンエナンセートサイクルを2回完走済み)が、減量と維持の中間を狙ってサスタノン400を使った14週の記録を時系列で見ていきます。

スタート時のスペック

  • 体重: 82.5kg
  • 体脂肪率: 18.2%(InBody測定)
  • 除脂肪体重: 約67.5kg
  • メイン目標: 体脂肪率15%前後まで落としつつ、除脂肪は維持か微増

用量プロトコル

  • サスタノン400 を 週1回 1ml(=400mg) を14週間
  • アロマターゼ阻害剤(AI)としてアナストロゾール 0.5mgを週2回(月・木)
  • PCT(post cycle therapy、サイクル後の自分のテストステロン分泌を戻すための薬)としてクロミフェン+タモキシフェンを離脱後3週目から4週間

週ごとの体感ログ

  • Week1-2: 体重微増(+0.5kg)。むくみではなくグリコーゲン充填感。ジムで扱える重量が一段階上がる。
  • Week3-5: カロリーをメンテナンス-200kcal/日に絞り始める。体重はほぼ動かないが、見た目の腹周りが落ち始める。
  • Week6-8: 体重82.0kg、体脂肪率16%台に。ベンチプレスは伸び続け、+5kgが各種目で更新される。
  • Week9-11: ここで一度プラトー。カロリーを-300kcalに深掘りせず、たんぱく質を体重×2.2gに引き上げて維持。
  • Week12-14: 体脂肪率15.1%着地、体重82.0kg。除脂肪体重は約69.5kg(+2kg)で終了。

体脂肪率の実数値はInBodyの誤差を含む参考値ですが、ベルトの穴が2つ縮んだ・鏡で腹斜筋の縦線が見えるようになった、という主観的な変化と整合していました。

食事とトレーニング

  • 食事: P 180g / F 70g / C 250g前後。週1回チートデイは設けない。
  • トレーニング: 週5分割。重量更新を最優先し、レップ数を稼ぐ追い込みは抑制。
  • 有酸素: 朝の早歩き30分のみ。HIIT(高強度インターバル)は入れず、回復を優先。

週1注射で済む——運用負担の軽さがリコンプを後押しする

リコンプは食事のコントロール幅が狭く、トレーニングの記録更新だけが頼りになるフェーズです。ここで注射運用が煩雑だと、それ自体がストレスになって食事の自制を崩しやすい——というのが過去サイクルでの反省でした。

サスタノン400で週1注射に絞れたことで、

  • 注射日と買い物・外食の予定がぶつかりにくい
  • 部位ローテーション(大腿外側→殿筋上部外側→三角筋外側)が週1で十分回る
  • 注射器・針の消費が減り、衛生管理コストが下がる

という3つの効果がありました。特に部位ローテーションが楽になるのは大きく、同一部位の連続使用で起きやすい線維化(硬結)を回避しやすくなります。

注射手順で気を付けたこと

  • 23G/25mm針で抜薬→27G/25mmに付け替えて刺入(高濃度油の抵抗を考慮)
  • 刺入前にアルコール綿で皮膚を消毒、皮下脂肪を避けて筋層へまっすぐ
  • 刺入後に必ず吸引(逆血確認)、血液が引けたら抜針して別部位へ
  • 抜針後は綿球で1分圧迫、当日の激しい運動はその部位を避ける

油量が少ないとはいえ、高濃度製剤は刺入時の抵抗・抜針後のオイル戻りが起きやすい局面があります。ここを丁寧にやれない人は、200mg/ml製剤で週2回に分ける運用の方が合うかもしれません。

健康指標と副作用——14週間で起きたこと

サイクル前・中間(Week7)・終了直後の3回、血液検査を実施しました。一般的な傾向として観察された変化は以下の通りです。

  • 総テストステロン: 基準範囲の上限を大きく超える領域に上昇
  • エストラジオール(E2): AIを使っているため上限超え手前で推移
  • HDLコレステロール: やや低下、LDLは小幅上昇
  • ヘマトクリット: 47.2%→50.8%(基準内ではあるが要観察ライン)
  • AST/ALT: 軽度上昇、基準範囲内に収まる

ヘマトクリット上昇は経口剤ほどではないとはいえ、テストステロン製剤全般で見られる現象です。水分摂取を1日3L以上に保ち、必要に応じて献血を検討する、というのが一般的な対処として知られています。

副作用としては、Week6あたりから軽度のニキビ(背中・肩)、入眠時の発汗が出ました。脱毛は遺伝的素因がない人では出にくい傾向にありますが、リスクのある人はフィナステリドの併用、または5α還元酵素で強い男性ホルモンに変換されにくいエステル選択を検討する余地があります。

サスタノン400のリコンプ運用に向いている人・向いていない人

向いている人:

  • AASのサイクル経験が1回以上ある(初心者向け用量ではない)
  • 週1注射の手技に抵抗がなく、衛生管理を継続できる
  • 食事ログを最低14週間続けられる
  • 血液検査をサイクル前後で取れる

向いていない人:

  • 初サイクルでテストステロン製剤の体感を把握していない
  • アロマ系副作用(女性化乳房・むくみ)が過去サイクルで強く出た
  • 注射部位を1-2カ所しかローテーションできない
  • 短期間で大きな変化を求めている(リコンプは原理的に遅い)

リコンプはバルクやカットと違い、体重スケールが動かないフェーズが長く続きます。鏡・ベルト穴・写真の3点でしか進捗が見えない時期に耐えられるかが、最大の関門です。

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FAQ

Q1. サスタノン250とサスタノン400、どちらを選ぶべきですか? A. 週総用量が同じなら成分量としては等価です。週400mg以下の運用なら油量の少ない400mg/ml製剤の方が注射負担は軽くなります。500mg/週を超えるサイクルや、週2回以上の高頻度プロトコルを組みたい場合は250mg/mlの方が用量調整しやすい場面もあります。

Q2. リコンプ中もケア剤は必要ですか? A. テストステロン製剤を使う以上、アロマターゼ阻害剤(AI)とサイクル後のPCTは前提になります。リコンプだからといってケア剤を省略していい根拠はなく、むしろ長期化しやすい分E2管理は重要です。注射AASをまとめてケアしたい場合、AI・PCT・肝サポートが一通り揃ったケア剤セットを用意しておくと運用が楽になります。

Q3. 週400mgで本当にリコンプは成立しますか?もっと盛った方がいいのでは? A. 体組成を入れ替える目的では、週400mg前後で「除脂肪維持に十分な合成シグナル」と「副作用を抑えやすい範囲」のバランスが取りやすいというのが一般的な見解です。週600-800mgまで上げれば筋量増加は速くなりますが、それは「増量」フェーズの話で、リコンプとは目的が異なります。

Q4. PIP(注射後痛)が強い場合の対処は? A. (1)針ゲージを27G→25Gに上げて油の通過抵抗を下げる、(2)刺入前に薬液を体温まで温める、(3)部位を大腿→殿筋外側に変える、(4)油量を分割して週2回にする、の順で試すことが多いです。ベンジルアルコール濃度への過敏で起きるPIPもあるため、製剤ロット変更で改善するケースもあります。

Q5. PCT後にどれくらい筋量を保てましたか? A. 上記事例ではPCT完了から8週後の時点で除脂肪体重68.3kg、体脂肪率15.8%でした。サイクル終了時から除脂肪-1.2kg、体脂肪率+0.7%程度の戻り。リコンプで得た除脂肪のうち、ある程度はPCT期にも残せた計算になります。ただし戻り幅は個人差が大きく、PCTプロトコルとトレーニング継続度に強く依存します。

この記事で紹介した商品
サスタノン / 400mg * 10mlの商品ページを見る

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