プリモボラン(メテノロン) はいつから効く?効果の出方と個人差
安全第一で要点を整理します。
- 目的と位置づけ:筋肥大/体組成改善のために
- 使い所(オン/ブリッジ/PCT あるいは 筋肥大フェーズ)
- モニタリング(該当項目)+自覚症状
- 注意:過不足・タイミング・相互作用。受診目安あり。
- 結論:安全第一。法令・競技規定・医師相談。
この記事でわかること
- 1. 本剤の要点(強み・弱み)
- 2. 設計の一般知識(サイクル/運用の考え方)
- 3. モニタリング(血液検査/自覚症状)
- 4. 併用と相性(役割分担)
- 5. 副作用・禁忌と受診目安
- 6. よくある失敗と対策
- 7. FAQ
- 8. 購入&無料パーソナル相談
1. 本剤の要点(強み・弱み)
プリモボラン(Methenolone)はDHT系AASの中でも「低リスク寄りで体組成を整えやすい」位置づけ。注射のエナンテートはエストロゲン化せず、水分・むくみが少ないためドライで硬い見た目に寄りやすい。一方で“爆発的な体重増”よりも「ゆるやかな筋量増+皮下脂肪の見え方改善」を狙う薬理が中心。
いつから効くか:エナンテートは半減期が長く、立ち上がりは緩徐。体感は2〜3週頃から、見た目や記録の変化は4〜6週で分かりやすくなり、6〜8週でピークに到達しやすい。食事・睡眠・トレ強度が整っているほど早く出る。個人差は、体脂肪率(高いと見た目変化が遅い)、トレ歴、回復力、アンドロゲン感受性が左右する。
強み:脂質や肝への負担が相対的に軽め(注射型)、ニキビ・水分貯留・乳房痛リスクが低い、集中力やトレパフォーマンスを安定させやすい。弱み:抑制はゼロではなく、貧血傾向やHDL低下、毛髪・皮膚リスクはあり。単体では増量幅が控えめで、食事・トレの精度が低いと「効かない」と感じやすい。
競技・法令:WADA等では禁止。日本国内でも医療以外の扱いに法的リスクがありうる。自己判断での使用は避け、体調変化は医師に相談を。
2. 設計の一般知識(サイクル/運用の考え方)
期間:立ち上がりが緩やかなため、中短期よりも中期(例:8〜12週)で筋量の純増と体組成の改善を狙う設計が一般的。初回は短め、反応を見て延長の順。
役割分担:ベースのテストステロンに対し、プリモは「安定した合成促進+皮下水分の抑制」という補佐役。単体運用は抑制や性機能への影響が読みにくく、ベースホルモン設計の一般知識を持って臨む。増量期は食事の余剰カロリーで筋量寄与を最大化、減量期はカロリー赤字下でも見た目を崩しにくいのが強み。
トレ運用:メインリフトは中高強度(RPE7–9)で漸進、補助はボリューム管理。関節が“乾きやすい”人は、可動域の管理・ウォームアップ・テンポ調整でストレス分散。週あたりの総挙上量と睡眠時間(7–9h)をセットで管理する。
栄養:たんぱく質は体重当たりの一般的指標を満たし、脂質は過度に落とし過ぎずHDL保護を意識。発酵食品・食物繊維・EPA/DHA源を取り、コレステロール・血圧対策も並走。
PCT:抑制は軽めと言われるが、期間や併用次第でしっかり起こる。終了後はSERM中心のPCTを検討するのが一般的な知識。個別の薬剤・量は医師に相談を。
3. モニタリング(血液検査/自覚症状)
タイミング | 項目例 | 目的 |
---|---|---|
開始前 | E2/総T/AST/ALT/GGT/脂質/血圧/血糖/Hb・Ht/腎機能/PSA(該当) | ベースライン |
中間 | 上記+CBC/甲状腺/皮膚・睡眠の自覚評価 | 過不足の検知 |
終了/休薬 | 同上+精巣容積・性機能の問診 | 回復確認 |
自覚症状チェック:むくみ・動悸・息切れ、頭痛・血圧上昇、肌荒れや脱毛進行、夜間覚醒・いびき悪化、リビドー変化、関節痛、気分変調。少しでも異常があれば中断し医師へ。
4. 併用と相性(役割分担)
- 相性良:テストステロン(基盤)。プリモは“見た目を崩さず底上げ”に寄与。
- 注意が必要:同じDHT系(マステロン、アナバー)との重複はドライ方向に偏り過ぎ、脂質悪化や関節ストレスが増えやすい。
- 避けたい重複:肝ストレス薬剤の多重化、強アンドロゲンとの高強度同時使用による抑制・血圧・睡眠悪化の増幅。
SARMs(オスタリン/リガンドロール/YK-11/RAD-140/GW/MK-677)
SARMsは抑制や脂質悪化が起こり得るため、AASとの同時多用は管理が難しい。GW(PPARδ)は有酸素パフォーマンスを補いやすいが、規制・安全性議論が続く点に留意。MK-677は睡眠・食欲・水分に影響しやすく、減量期の見た目に干渉する可能性も。併用は効果の相加だけでなく副作用の相加も起こる前提で設計する。
AAS(トレン/プリモ/マステロン/アナバー)
プリモは“クリーンな見た目”に強み。トレンは強力だが睡眠・精神・心肺負荷が重く、同時使用は上級者でもモニタリング必須。マステロンは硬さ演出に近く、どちらか一方で十分なケースが多い。アナバーは筋力寄与が分かりやすいが、脂質・肝への配慮を。
5. 副作用・禁忌と受診目安
副作用 | 頻度感 | 危険サイン | 対処/受診目安 |
---|---|---|---|
性腺抑制(性欲低下・精巣萎縮) | 中等度 | 勃起障害、抑うつ | 中断し内分泌科へ。PCTは医師と相談。 |
脂質異常(HDL低下/LDL上昇) | よくある | 胸痛・動悸 | 血液検査で把握、悪化時は即休薬・受診。 |
赤血球増多・血圧上昇 | 時々 | 頭痛・鼻血・倦怠 | 血圧管理、重症は救急受診。 |
皮膚・毛髪(ニキビ/脱毛) | 個人差大 | 急速な脱毛 | 皮膚科相談、用量・期間を見直す。 |
肝機能変化(注射は軽め) | 稀〜時々 | 黄疸・濃褐色尿 | 直ちに中止し受診。 |
女性の男性化 | 用量依存 | 声の低下、体毛増 | 初期症状で即中止・婦人科へ。 |
睡眠障害・不安感 | 時々 | 不眠・動悸 | 刺激物を控え、改善なければ受診。 |
禁忌:妊娠/授乳、前立腺癌・乳癌(男性)、重度肝腎疾患、心血管イベント既往は原則回避。併用薬(抗凝固薬等)との相互作用は医師に確認。
6. よくある失敗と対策
- 「即効性」期待で短期終了 → 立ち上がりを理解し、中期で評価。
- カロリー設計が曖昧 → 増量は軽い余剰、減量は適度な赤字を数値管理。
- ドライ偏重で関節が痛む → テンポ・RPE・可動域を調整し、油脂摂取を極端に落とさない。
- 重複併用で脂質が悪化 → 役割が被る薬剤は整理、検査値で判断。
- 症状だけで決め打ち → 必ず血液検査と血圧計で裏取り。
7. FAQ
Q. プリモボランの“向いているフェーズ”は?
見た目を崩さず筋量を積みたい増量後半〜リコンプ、減量中の維持に相性が良い。オンの主力の一角として、あるいは強い抑制期を挟んだ後のブリッジで“整える”役割。ただしWADA等では全面禁止、競技者は使用不可。
Q. 効果が体感できない/副作用が出る時は?
体感が乏しい時は、まず食事・睡眠・トレの基本指標を見直し、血液検査で抑制や脂質の状態を確認。副作用が出る場合は中断し医師へ。PCTの要否・内容は個別性が高く、独断は避ける。
Q. 他剤との棲み分けは?
「見た目のドライさ・安定性=プリモ」「爆発的増量=他の強力AAS」「筋力寄与=アナバー等」「仕上げの硬さ=マステロン」という役割分担が一般的。SARMsやペプチドを重ねるほど管理項目が増えるため、同時多用は最小限に。
8. 購入&無料パーソナル相談
著者プロフィール
みんなのステロイドストア管理人(アナボリックステロイド歴4年) — 「最短でデカく、健康被害は最小」をモットーに、販売と無料パーソナル相談を提供。
免責事項:情報提供目的。医療行為の代替ではありません。体調変化があれば医師に相談してください。国内法・競技規定(WADA等)を順守してください。不正入手・規制回避・ドーピング回避テクニックの具体手順には一切関与しません。
参考文献
- 該当なし