T3(リオチロニン) はいつから効く?効果の出方と個人差
安全第一で要点を整理します。
- 位置づけ:T3は代謝を押し上げる“減量系ケア剤”。筋保持・心血管リスクに配慮が必須。
- 使い所:主にオン期の減量フェーズやブリッジ短期。PCTでの使用は一般に非推奨。
- 効き始め:数時間で体温・心拍などの変化、脂肪減少は数日〜2週で体感、脂質改善は週単位。
- モニタリング:TSH/FT3/FT4、心拍・血圧、脂質、血糖、体重・体温。症状で過不足を拾う。
- 注意:β2作動薬・刺激物と過度併用は不整脈等リスク。国内法・WADA等の規定と医師相談を厳守。
この記事でわかること
- 1. 本剤の要点(強み・弱み)
- 2. 設計の一般知識(サイクル/運用の考え方)
- 3. モニタリング(血液検査/自覚症状)
- 4. 併用と相性(役割分担)
- 5. 副作用・禁忌と受診目安
- 6. よくある失敗と対策
- 7. FAQ
- 8. 購入&無料パーソナル相談
1. 本剤の要点(強み・弱み)
いつから効く?効果の出方と個人差
リオチロニン(T3)は吸収・作用発現が速く、服用後数時間で安静時心拍や体温がやや上がりやすくなります。食欲や眠りの浅さなどの体感は1〜3日、脂肪減少の実感は食事・運動を合わせて数日〜2週間が目安。一方で脂質(LDL/HDL)や甲状腺ホルモン軸(TSH)の変動は週単位で現れます。個人差は大きく、カロリー赤字の度合い、筋量、甲状腺機能のベース、睡眠/ストレスで体感速度が変わります。
強み
- 代謝回転・脂肪動員の促進。短期間の減量ブーストになり得る。
- 半減期が短めで調整しやすい(過不足の判定が比較的早い)。
弱み
- 筋タンパク分解も高めるため筋損失リスク。AAS下でも油断禁物。
- 心血管・骨・甲状腺軸抑制の副作用。特に高強度カフェイン/β2併用で不整脈が増える。
他剤との位置づけ(GLP-1/GIP・SGLT2・メトホルミン・β2/T3・ペプチド・SARMs・AAS)
減量の主軸は食事と有酸素/NEAT。補助として、食欲抑制・糖代謝はGLP-1/GIPやメトホルミン、利尿/糖排泄はSGLT2、脂肪動員はβ2作動薬、代謝律速はT3、筋保持はAAS/SARMs(競技・法令に留意)、回復は成長ホルモン系ペプチドが役割分担。T3は「切る」側の補助で、他剤と重複過剰とならない設計が肝です。
2. 設計の一般知識(サイクル/運用の考え方)
使い所は主にオン期の減量フェーズか、ブリッジの短期。PCTは睾丸—下垂体—甲状腺軸の回復期であり、T3追加は一般に非推奨です。期間は数週間単位で設定し、食事は高タンパク、カロリーは段階的に下げ、電解質・ミネラル(ヨウ素/セレンを含む微量栄養)を確保。睡眠時間の確保と高強度の有酸素は心拍/血圧を見ながら調整します。
運用は「低用量から段階的に様子を見る」が医学的一般知識。急な開始・急な中止は体調変動を招きます。筋保持のためレジスタンストレーニングはボリューム過多を避け、RPE管理と十分な休養日を。AASと併用する場合でも、T3過多は筋分解が上回る局面を作るため、モニタリングで早めに微調整します。
国内では処方薬相当であり、入手や使用は法令順守が大前提。競技者はWADA等の最新規定と所属団体のルールを都度確認し、医師に相談してください。
3. モニタリング(血液検査/自覚症状)
タイミング | 項目例 | 目的 |
---|---|---|
開始前 | TSH/FT3/FT4、安静時心拍・血圧、脂質(LDL/HDL/TG)、空腹時血糖/HbA1c、腎機能、E2/総T、AST/ALT/GGT | ベースライン |
中間 | TSH/FT3/FT4、心拍・血圧、体重/体温、脂質、血糖、電解質 | 過不足の検知 |
終了/休薬 | 上記同様+症状レビュー(睡眠/動悸/便通/寒暖感) | 回復確認 |
自覚症状での目安:動悸・手指振戦・暑がり/寝汗・下痢・不安/焦燥は過量サイン、寒がり・倦怠・むくみは不足/リバウンドサイン。安静時心拍は朝起床時に継続記録すると変化を捉えやすいです。
4. 併用と相性(役割分担)
- 良い例:メトホルミン(食後血糖/食欲の穏やかな制御)、GLP-1/GIP(食欲抑制・過食予防)。筋保持の観点ではAASの適正範囲併用が理にかなうが、心血管リスクは総和で上がる。
- 注意例:β2作動薬(クレンブテロール等)や高用量カフェイン/エフェドリンは頻脈・不整脈リスクが累積。SGLT2は利尿・ケトーシス傾向が増し、低糖質食と併用で体調崩しやすい。
- 重複機能の回避:熱産生・心拍を上げる剤の多重併用は避け、食欲/血糖系と代謝系で役割分担を。
- ペプチド(GH/GHRP等):脂肪動員の方向性は近いが、浮腫・血糖上昇の管理が必要。併用時は血糖/浮腫を追加監視。
5. 副作用・禁忌と受診目安
副作用 | 頻度感 | 危険サイン | 対処/受診目安 |
---|---|---|---|
動悸・頻脈/不整脈 | よくある | 安静時心拍>100、胸痛、脈が飛ぶ | 直ちに中止し医療機関へ。胸痛・息切れは救急受診。 |
不眠・不安・手指振戦 | よくある | 眠れない/震えが続く | 刺激物中止、休薬検討。改善なければ受診。 |
下痢・体重急減 | ときどき | 急な体重減少、脱水兆候 | 水分/電解質補給、持続時は受診。 |
筋力低下・筋量減少 | ときどき | 挙上重量の顕著低下 | トレ量見直し・タンパク/休養強化、必要なら休薬。 |
骨量低下リスク | 長期で問題 | 骨痛・骨折 | 長期使用は避け、医師管理下で評価。 |
甲状腺軸抑制 | 用量依存 | 強い倦怠・寒がり | 段階的終了とTSH再検。症状強ければ受診。 |
禁忌/注意:未治療の副腎不全、重い冠動脈疾患・不整脈、コントロール不良の甲状腺疾患、妊娠/授乳は原則禁忌。既往がある場合は必ず医師と相談。
6. よくある失敗と対策
- 開始直後から強めに攻める → 段階導入と朝の安静時心拍/体温で微調整。
- β2や刺激物を積みすぎる → 役割分担し、心拍・血圧が安定する組み合わせに。
- PCTに投入してしまう → 回復期は代謝ブーストより内分泌の安定化を優先。
- 食事・睡眠が崩れる → 高タンパク/十分な微量栄養、7–9時間睡眠を死守。
- やめ方が乱暴 → 短期使用・段階的終了、TSH/FT4の回復確認。
7. FAQ
Q. T3の“向いているフェーズ”は?
主にオン期の減量(カット)局面やブリッジの短期調整。筋量を伸ばす増量フェーズやPCTは優先度が低い/非推奨です。競技者はWADA等の最新規定を必ず確認し、医師の指導を受けてください。
Q. 効果が体感できない/副作用が出る時は?
まずTSH/FT3/FT4、安静時心拍・血圧、体温・体重の推移を確認。過量サイン(動悸・不眠・下痢)があれば中止/受診。体感が乏しい場合も安易な増量は避け、食事/NEAT/睡眠の土台を見直します。
Q. 他剤との棲み分けは?
食欲/血糖=GLP-1/GIP/メトホルミン、排泄=SGLT2、熱産生=β2、代謝律速=T3、筋保持=AAS/SARMs、回復=GH系ペプチド。心血管負荷が重ならないよう一度に“上げる軸”は限定します。
8. 購入&無料パーソナル相談
著者プロフィール
みんなのステロイドストア管理人(アナボリックステロイド歴4年) — 「最短でデカく、健康被害は最小」をモットーに、販売と無料パーソナル相談を提供。
免責事項:情報提供目的。医療行為の代替ではありません。体調変化があれば医師に相談してください。国内法・競技規定(WADA等)を必ず確認し順守してください。
参考文献
- 該当なし