初サイクル前後で血液検査クリアできた成功談

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リード

「初めてのサイクルを終えたあと、職場の健康診断で肝臓の数値が引っかかったらどうしよう」——筋トレを本格化させてAAS(アナボリック・アンドロゲニック・ステロイド、いわゆる筋肥大目的のホルモン剤)に踏み込もうとしている人が、いちばん最初に詰まる壁がここではないでしょうか。

ジムでの増量はうまくいっても、毎年の健康診断や生命保険の血液検査でAST/ALT(肝細胞由来の酵素、肝障害の代表的な目印)が跳ね上がっていれば、医師から精密検査の指示が出ますし、家族にも説明が難しくなります。

この記事は、20年ほど現場の声を集めてきた中の人が、初サイクルを組んだ筋トレ仲間の「血液検査の数値を基準内に収めながらサイクルを完走できた」実例を、検査値の推移と具体的な工夫に分けて解説するものです。

検査前に焦って断薬する前に、計画段階で何を仕込んでおけば良かったのか、読み終えたあとに自分のサイクル設計に落とし込める形にまとめました。

結論

初サイクル前後で血液検査を「基準内」で乗り切るための要点は、(1)肝負担の少ない注射型テストステロンを土台に短めに組むこと、(2)サイクル中ずっとUDCA(ウルソデオキシコール酸、胆汁酸の流れを助ける肝サポート成分)系を併用すること、(3)採血のタイミングを最終投与から2〜3週間以上空けることの3点に集約されます。経口17α-アルキル化(肝臓を一度通っても分解されにくいよう構造を変えたタイプ、肝負担が大きい)系をいきなり入れないことが、結果的に検査値の安定につながっています。

サイクル前後で何がどう動いたのか:実例の数値

取り上げる人の前提

紹介するのは、20代後半のジム歴4年・体重75kg前後の男性です。プロテインとクレアチン以外は未経験、基礎疾患なし、飲酒は週1回程度。AAS初回として、注射型のテストステロン・エナンセート(略してテストE、体内に長く留まるよう設計されたエステル型のテストステロン)のみの単剤サイクルを10週間で組みました。

開始前のベースライン

サイクル開始3週間前に採血しています。

  • AST(GOT):22 U/L(基準内)
  • ALT(GPT):28 U/L(基準内)
  • γ-GTP(ガンマGT、肝胆道系の酵素):31 U/L(基準内)
  • HDLコレステロール(善玉):58 mg/dL(基準内)
  • LDLコレステロール(悪玉):102 mg/dL(基準内)
  • クレアチニン(腎機能の目印):0.95 mg/dL(基準内)

「ジムでハードに追い込む人としては平凡」な数値からのスタートでした。

サイクル中(投与5週目)の中間採血

意外と知られていませんが、サイクル中盤での採血は「自分の身体が今どう反応しているか」を把握する材料になります。

  • AST:34 U/L(基準上限ぎりぎり手前)
  • ALT:41 U/L(基準上限ぎりぎり手前)
  • γ-GTP:38 U/L(基準内)
  • HDL:47 mg/dL(やや低下)
  • LDL:118 mg/dL(やや上昇)
  • クレアチニン:1.05 mg/dL(基準内、ただし上振れ)

ASTとALTは「上がってはいるが基準内」というラインでした。トレーニング直後の採血だと骨格筋由来のASTが乗ってくるので、運動を2日空けた朝に採っています。

終了後(最終投与から3週間後)の採血

職場の健康診断の3週間前に最終投与を済ませる形でスケジュールを引きました。

  • AST:24 U/L(基準内)
  • ALT:30 U/L(基準内)
  • γ-GTP:33 U/L(基準内)
  • HDL:55 mg/dL(ほぼ復帰)
  • LDL:108 mg/dL(ほぼ復帰)
  • クレアチニン:0.97 mg/dL(基準内)

ベースラインに近い水準まで戻り、健康診断はすべて「異常なし」で通過しました。サイクル中盤に上振れしていた数値が、終盤の減衰とサポート成分の継続でゆっくり戻ってきた流れです。

何を仕込んでいたのか:具体的な対策

経口17α-アルキル化系を初回に入れない

ダイアナボル(メタンドロステノロン)やアナドロール(オキシメトロン)など、経口で効きが速いタイプは「肝臓を通っても壊れにくいよう構造をいじった」分、肝臓に長く負担を残します。初サイクルでは入れずに、注射型のテストEだけで土台を作ったのが最大のポイントでした。

サイクル全体での投与量は、週あたり250〜500mgの範囲に収めています。海外の研究レビューでは、テストステロン単剤の中等量サイクルにおける肝酵素上昇は経口型より明らかに小さいとされており、初心者が「数値を壊さずに完走する」ための定番の組み方になっています。

注射型テストEのコストは、当店取扱のテストステロン エナンセート 250mg/ml 30ml 30アンプルで30アンプル ¥18,000です。週1回0.5ml(125mg)を10週続けても2〜3アンプルしか消費しないため、初回1セットあれば期間が余ります。

UDCA系を「サイクル前から終了2週間後まで」継続

UDCA(ウルソデオキシコール酸)は、日本では肝機能改善薬として長年処方されてきた成分で、胆汁酸の流れを整えることで肝細胞のストレスを和らげると考えられています。AAS文化圏では、肝負担を見越して「予防的に入れておく」運用が一般的です。

サポート成分の使い方は次のとおりです。

  • サイクル開始1週間前から開始
  • 1日あたりUDCAとして600〜900mgを2〜3回に分割
  • 最終投与から2週間後まで継続

当店取扱のウルソデオキシコール酸 UDCA 450mgは1錠450mg・実300錠入り ¥30,000で、1日1〜2錠運用なら4〜5か月分の在庫になります。

吸収性を重視する人は、タウリンを結合させたタウロUDCAを選ぶ層もいます。当店ラインナップのタウロウルソデオキシコール酸 TUDCA 500mgは商品名にTUDCAと入っていますが、中身は実UDCA 300mg×100錠 ¥12,100の構成です。「とりあえずUDCAを安く始めたい」場合の選択肢として扱う人が多い棚です。

採血のタイミングを「最終投与から3週間後」に固定する

テストEは半減期が長く、最終投与から1〜2週間は血中に有効成分が残ります。この時期に採血をすると、肝酵素もコレステロールも「上振れの真っ最中」の数値が記録されてしまいます。

健康診断や任意の採血は、最終投与から「最低2週間、できれば3週間」空けると、ベースラインに近い数値で測れることが多いです。健康診断の日程が動かせない場合は、その日から逆算してサイクル終了日を決めるのが現実的です。

採血の3日前から「筋トレを抜く」

採血直前のハードな筋トレは、骨格筋由来のASTやCK(クレアチンキナーゼ、筋肉由来の酵素)を押し上げて、肝障害と区別しにくい数値を作ります。採血の3日前から有酸素のみに切り替えるだけで、ASTが10〜20 U/L下がる人もいます。

飲酒・サプリの整理

採血直前の1週間は飲酒を抜き、市販のプロホルモン系サプリやハイドーズの脂溶性ビタミンも一旦止めるのが無難です。サプリの組み合わせ次第で肝酵素が上がる症例は珍しくありません。

サイクル設計の全体像(再現用テンプレ)

  • W-3:ベースライン採血
  • W-1:UDCA系開始、食事と睡眠を整える
  • W1〜W10:テストE週125〜250mg×2回(または週1回の長め投与)
  • W5:中間採血(数値の暴走チェック)
  • W10:最終投与
  • W11〜W12:UDCA系を継続、トレーニング維持
  • W13:採血→健康診断

このテンプレに沿って動くだけで、数値の「想定外の暴れ方」をかなり抑えられます。

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FAQ

Q1. 健康診断の3日前にUDCA系を飲み始めても間に合いますか? A. 直前だけ飲んでも、それまでに上がってしまった数値は急には戻りません。UDCA系は「サイクル開始前から終了後まで通して使う」運用が前提です。直前駆け込みではなく、計画の最初から組み込んでください。

Q2. 経口型は絶対に入れないほうがいいですか? A. 「入れない」ではなく「初回には入れない」が答えに近いです。経口17α-アルキル化系は肝酵素を押し上げやすく、初回で自分の感受性を把握する前に重ねると、数値の原因切り分けが難しくなります。注射型を一度経験してから検討する流れが現実的です。

Q3. 中間採血はどこで受けられますか? A. 自費の健康診断クリニックや、街中の「採血ドック」を扱う検査ラボで、肝機能・脂質・腎機能セットを依頼すれば数千円〜1万円台で受けられます。理由を聞かれることはほぼなく、結果はその場または郵送で受け取れます。

Q4. AST/ALTが基準上限の1.5〜2倍まで上がっていた場合は? A. その時点でサイクルを止め、UDCA系を継続したまま数週間〜1か月の休止を取って再採血する判断が一般的です。基準の3倍を超えるような跳ね方をしたら、医療機関の受診を優先してください。AAS使用の事実を伝えるかは別問題ですが、検査値を放置する選択はおすすめしません。

Q5. HDLが下がるのは戻りますか? A. テストステロンサイクルではHDLが一時的に下がる傾向があり、終了後に有酸素運動と食事を整えながら数か月かけて戻っていくケースが多いです。サイクル中に毎週20〜30分の有酸素を3回挟むだけでも、低下幅が緩む人がいます。

最後に

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