【比較】YK-11 vs RAD-140(テストロン)|違いと選び方

安全第一で要点を整理します。

  • 目的と位置づけ:筋肥大/体組成改善のために、YK-11は「筋抑制の解除(ミオスタチン抑制仮説)」、RAD-140は「高い同化作用」の代表格。
  • 使い所:基本はオン期の筋肥大向け。ブリッジは抑制リスクに注意、PCT中の使用は推奨されにくい。
  • モニタリング:脂質(HDL低下/LDL上昇)、肝機能、血圧、性腺系(総T/FSH/LH)、皮膚・睡眠・気分を重点観察。
  • 注意:過量・長期化は抑制/脂質悪化/肝負荷が増大。相互作用は経口AAS・肝代謝薬で重なりやすい。
  • 結論:誇大な期待は禁物。国内法・WADA等の競技規定を順守し、体調変化は医師へ相談。

この記事でわかること

  1. 1. 本剤の要点(強み・弱み)
  2. 2. 設計の一般知識(サイクル/運用の考え方)
  3. 3. モニタリング(血液検査/自覚症状)
  4. 4. 併用と相性(役割分担)
  5. 5. 副作用・禁忌と受診目安
  6. 6. よくある失敗と対策
  7. 7. FAQ
  8. 8. 購入&無料パーソナル相談

1. 本剤の要点(強み・弱み)

YK-11は「ミオスタチン(筋肥大のブレーキ)抑制」を標榜するSARMs系の一種として流通しますが、ヒトの高品質臨床データは乏しく、安全性・有効性は未確立です。体感としては筋密度・硬さの向上を期待する声がある一方、脂質悪化・肝酵素上昇・性腺抑制のリスクは他SARMsと同様に想定されます。RAD-140(Testolone)は「強い同化作用と比較的低いアンドロゲン性」が語られる代表的SARMsで、筋肥大・筋力の体感が出やすい半面、抑制と脂質悪化は起こり得ます。

現実的な期待値としては、トレ/栄養/睡眠が最適化されている前提で、数週〜数か月単位の筋サイズ・レップ耐性の漸進的な改善が目標です。「短期で劇的に体が変わる」類の誇大広告は鵜呑みにしないこと。国内法や競技規定(WADA等)では一般に禁止物質の範疇に含まれます。自己判断での使用は健康被害や競技資格喪失のリスクがあるため、必ず医療的評価と法令確認を。

SARMsの位置づけ(オスタリン/リガンドロール/YK-11/RAD-140/GW/MK-677)

  • オスタリン(MK-2866):マイルド。ブリッジや関節サポート目的で語られやすいが、抑制ゼロではない。
  • リガンドロール(LGD-4033):筋量寄り。体感が出やすい反面、脂質/抑制の監視が必須。
  • YK-11:ミオスタチン抑制仮説。ヒトデータ乏しく個体差が大きい。安全域は不明瞭。
  • RAD-140:強めの同化。筋肥大フェーズの主軸候補として語られる。
  • GW-501516:持久系・脂質改善方向の話題が多いが、安全性問題の議論あり。
  • MK-677:成長ホルモン分泌促進作動薬。食欲・睡眠の質改善が語られるが浮腫・血糖へ配慮。

AAS(トレン/プリモ/マステロン/アナバー)の比較観点

  • トレン:同化強力・副作用も強い。睡眠悪化・血圧・精神面の管理が難易度高。
  • プリモ:クリーンな見た目狙いで語られるがコスト高。注射剤中心。
  • マステロン:硬さ・ドライ感。低体脂肪で映えるが脂質悪化に注意。
  • アナバー(オキサンドロロン):経口AAS。筋力・見た目のキレを狙うが肝・脂質配慮。

SARMsは「比較的扱いやすい」というイメージが先行しますが、抑制・脂質・肝への影響は無視できず、AASと同様に医療的モニタリングが不可欠です。


2. 設計の一般知識(サイクル/運用の考え方)

サイクルは「短期で様子を見る」が原則。一般的には数週間〜2か月前後のオン期→休薬期間を設け、合間に血液検査で回復を確認します。長期連続や過量は抑制と脂質悪化が累積しやすく、回復遅延の原因になります。

YK-11は単体だと個体差が大きいため、筋肥大期の主軸としてはRAD-140のような「同化の芯」を据え、YK-11は補助的に位置づける考え方が一般的です。ブリッジやPCT中の使用は、抑制や回復遅延の観点から推奨されにくいことが多いです。

トレーニングは高強度メイン+ボリュームは回復と相談。目安として、週当たりの有効セットは部位別に段階的に調整し、関節違和感や睡眠悪化が出たら即減量(デロード)を挟む。栄養は高タンパク(体重×1.6〜2.2g/日のレンジを参考)・適正エネルギー・微量栄養素確保。就寝7時間以上、就床前のブルーライトやカフェイン調整も効果的です。

PCTの考え方:オン期で総T/LH/FSHの低下が見えた、あるいは自覚症状(性欲低下など)が強い場合、SERM中心のPCTが一般知識として語られます。具体の薬剤や用量は個々の検査値と既往で異なるため、医師と相談してください。


3. モニタリング(血液検査/自覚症状)

タイミング 項目例 目的
開始前 E2/総T/AST/ALT/GGT/脂質/血圧/血糖/HbA1c/腎機能/甲状腺/ヘマトクリット ベースライン
中間 上記+LH/FSH/プロラクチン/CK/CRP 過不足の検知
終了/休薬 同上 回復確認

自覚症状での赤信号:動悸・息切れ、黄疸・濃い尿、激しい眠気/不眠、気分不安定、胸部圧迫感、視界異常、強い筋腱痛など。いずれも出現時は中止・受診を。


4. 併用と相性(役割分担)

  • YK-11+RAD-140:筋量と密度の両狙い。ただし抑制・脂質・肝の負荷は重なるため最小限の期間・用量レンジで。
  • RAD-140+MK-677:睡眠質/回復サポートを狙う設計。浮腫・食欲増・血糖に注意。
  • RAD-140+GW-501516:ワークキャパと脂質指標の両立を狙う声。ただし安全性議論を踏まえ医師相談を。
  • SARMs+経口AAS(アナバー等):見た目のキレは狙いやすいが、肝・脂質が重なりやすい。重複は避け、役割を一本化。
  • 重複機能の回避:同じ「強同化×経口」を多重化しない。抑制と肝・脂質の3点は常に引き算。

5. 副作用・禁忌と受診目安

副作用 頻度感 危険サイン 対処/受診目安
性腺抑制(総T低下、性欲/勃起低下) 中等度 持続する無気力・性欲消失 中止し検査。必要に応じSERM等を医師下で検討。
脂質悪化(HDL↓/LDL↑) よくある 動悸・胸痛・強い息切れ 中止・受診。食事/有酸素/医師の脂質介入を。
肝機能上昇(AST/ALT/GGT) 散見 黄疸・右季肋部痛・濃色尿 直ちに中止し受診。禁酒・併用薬見直し。
血圧上昇・浮腫 散見 頭痛・動悸・視界異常 計測値悪化で中止。降圧治療が必要な場合は医師へ。
睡眠障害/気分変調 ときに 不眠持続・不安/攻撃性増大 デロード/中止。精神症状は早期受診。
皮膚/脱毛・ニキビ 個体差 急激な脱毛進行 皮膚科相談。用量・期間の見直し。
関節・腱違和感(ドライ感) ときに 鋭い疼痛・可動域制限 トレ量減・休養。腱障害疑いは整形外科へ。
血糖/食欲変動(併用で) 併用時 過度の口渇・倦怠 血糖測定。MK-677併用時は特に注意。

禁忌・慎重投与:妊娠/授乳、未成年、重篤な肝腎疾患、心血管イベント歴。競技者はWADA等の禁止表を必ず確認。


6. よくある失敗と対策

  • 過剰/過少の揺れ → モニターと段階的見直し。短期での劇的変更は避ける。
  • 症状だけで決め打ち → 血液検査や医療的評価。体感だけでは抑制や脂質悪化を見落とす。
  • 併用の重複 → 役割分担の再設計。同化の芯は一つ、サポートは最小限。
  • 回復戦略の欠如 → 休薬/PCT/デロード/睡眠をあらかじめ設計に組み込む。
  • 法令・競技の見落とし → 国内法/WADA規定を事前確認。リスクは自己責任にならないよう専門家へ。

7. FAQ

Q. YK-11の“向いているフェーズ”は?

一般にはオン期の筋肥大フェーズで補助枠として語られます。ブリッジ・PCT中は回復遅延の懸念があり推奨されにくいです。体脂肪が落ちてくる後半で“見た目の密度”を狙う設計もありますが、個体差が大きく、まずはRAD-140等で同化の芯を固める方が予測可能です。

Q. 効果が体感できない/副作用が出る時は?

効果が薄い時はトレ強度・ボリューム・タンパク/総エネルギー・睡眠を見直し、血液で抑制/脂質/肝を確認。副作用が出る時は直ちに中止し検査へ。抑制所見があれば医師とPCTを相談してください。

Q. 他剤との棲み分けは?

筋量の芯=RAD-140やLGD、見た目/密度=YK-11やマステロン、持久/脂質=GW、回復/睡眠=MK-677、といった役割分担が一般的。ただし重複は最小化し、肝・脂質・抑制を常にモニター。


8. 購入&無料パーソナル相談


著者プロフィール

みんなのステロイドストア管理人(アナボリックステロイド歴4年) — 「最短でデカく、健康被害は最小」をモットーに、販売と無料パーソナル相談を提供。

免責事項:情報提供目的。医療行為の代替ではありません。体調変化があれば医師に相談してください。国内法・競技規定(WADA等)を順守し、不正入手や規制回避を助長する行為は行いません。


参考文献

  1. 該当なし
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