マンジャロ 似てる薬|GIP/GLP-1作動の代替検討

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リード

マンジャロ(一般名チルゼパチド)が話題になる一方で、「同じような作用機序の薬は他にないのか」「もし入手しづらくなったら代替はあるのか」と気になっている方は多いはずです。マンジャロはGIP(胃抑制ペプチド)受容体とGLP-1(グルカゴン様ペプチド1)受容体の両方に作用する、いわゆるデュアルアゴニストという比較的新しいタイプの薬です。この記事では、マンジャロに似ている薬を「同成分」「同じデュアル作動」「より広い多重作動」「単独GLP-1だが減量効果が近い」という4つの軸で整理し、どんな違いがあるのかを客観的なデータをもとに解説します。

結論

マンジャロに最も近いのは、同じ成分であるチルゼパチドを使ったゼップバウンド(米Eli Lilly)と、個人輸入で流通するチルゼパチドバイアル型製剤です。さらに作用機序を広げた「次世代型」がレタトルチド(GIP+GLP-1+グルカゴン三重作動)で、海外で臨床試験中。減量目的で実用域が近いのはセマグルチド(オゼンピック/ウゴービ)です。順に違いを見ていきます。

似ている薬1: ゼップバウンド(同成分の肥満症用ブランド)

ゼップバウンド(Zepbound)は、マンジャロと同じチルゼパチドを有効成分とする製剤です。違いは「適応症」と「ブランド戦略」にあります。マンジャロは2型糖尿病治療薬として承認されているのに対し、ゼップバウンドは肥満症治療薬として米FDAから2023年11月に承認されました。

主成分は完全に同じ

両者の有効成分・投与経路(週1回の皮下注射)・用量設計(2.5mg / 5mg / 7.5mg / 10mg / 12.5mg / 15mgの段階増量)はほぼ同一です。SURMOUNT-1試験(NEJM 2022)では、ゼップバウンド15mgを72週投与した群でベースライン体重比マイナス20.9%という結果が報告されています。

日本での入手性

ゼップバウンドは日本では未承認です。マンジャロは日本でも承認・保険適用がありますが、適応は2型糖尿病に限られ、減量目的での処方は自由診療になります。日本国内で「肥満症ブランドのチルゼパチド」を入手するルートは事実上、個人輸入代行を含む海外調達経路が中心です。

似ている薬2: チルゼパチド バイアル型(同成分・個人輸入流通)

ペン型のマンジャロやゼップバウンドに対して、ガラスバイアル(小瓶)に粉末や溶液で入ったチルゼパチド製剤も海外には存在します。自分でシリンジに吸い上げて投与するタイプで、流通量はペン型より多く、価格も抑えられる傾向があります。

ペン型との違い

ペン型は1本ごとに用量が固定されているのに対し、バイアル型は1本から複数回分を取り分けて使う設計です。希釈や用量計算が必要になる代わりに、増量ステップを細かく調整しやすい点が支持されています。

当店の取り扱い

当店ではマンジャロ(TIRZEPATIDE) / 5mgを¥18,000、マンジャロ(TIRZEPATIDE) / 10mgを¥30,000で取り扱っています。いずれも個人輸入の範囲で、医薬品の自己使用を目的とした提供です。

似ている薬3: レタトルチド(GIP+GLP-1+グルカゴン三重作動)

レタトルチド(retatrutide、開発コードLY3437943)はEli Lillyが開発中の次世代減量薬で、マンジャロのデュアル作動にさらにグルカゴン受容体作動を加えた「トリプルアゴニスト」です。

臨床試験データ

第2相試験(NEJM 2023)では、レタトルチド12mg週1回投与を48週続けた肥満成人群でベースライン体重比マイナス24.2%という数値が報告されました。マンジャロのSURMOUNT-1(マイナス20.9%)を上回る数値として注目を集めています。

入手可能性

ただし、レタトルチドは2026年5月現在、世界どの国でも承認されていません。第3相試験(TRIUMPH試験群)が進行中で、承認は早くても数年先と見込まれます。「マンジャロより強い薬」として期待は大きいものの、合法的なルートで一般人が入手できる段階ではありません。誇大な広告で「レタトルチドを処方します」と謳うクリニックや販売サイトには注意が必要です。

似ている薬4: セマグルチド(GLP-1単独だが減量目的で実用域が近い)

セマグルチド(オゼンピック/ウゴービ/リベルサス)は、GLP-1受容体に単独で作用する薬です。GIPには作用しない点でマンジャロとは機序が違いますが、減量目的で語られるとき「もう一つの選択肢」として頻繁に比較対象になります。

体重減少量の比較

STEP1試験ではセマグルチド2.4mgを68週投与した肥満成人群でマイナス14.9%(NEJM 2021)、頭打ち試験のSURMOUNT-5(NEJM 2025)では、チルゼパチド最大用量とセマグルチド最大用量の直接比較でチルゼパチド優位(マイナス20.2% vs マイナス13.7%)が報告されています。減量幅ではチルゼパチドの方が大きい傾向です。

経口剤というメリット

セマグルチドにはリベルサスという経口剤があり、注射が苦手な方の選択肢になります。チルゼパチドには現時点で経口製剤が存在しません(経口型は別成分のオルフォルグリプロンが開発中)。

副作用プロファイル

消化器症状(吐き気・便秘・下痢)はどちらも頻度の高い副作用で、添付文書ベースでは大きな差はありません。ただし投与量と忍容性のバランスは個人差があり、片方で消化器症状が強く出ても、もう片方では問題なく続けられるという報告も少なくありません。

マンジャロ系統の薬を検討するときの共通注意点

似ている薬を横断的に検討する際、共通して理解しておきたいポイントが3点あります。

MTC(甲状腺髄様癌)の家族歴がある人は使用しない

GLP-1作動薬全般で、動物実験において甲状腺C細胞腫瘍の発生率上昇が観察されています。ヒトでの因果は確立していませんが、添付文書上、MTC(甲状腺髄様癌)または多発性内分泌腫瘍症2型(MEN2)の個人歴・家族歴がある方は禁忌とされています。

BMI(体格指数)が適正な人は適応外

マンジャロやゼップバウンドの肥満症適応は、BMI(体格指数)30以上、または27以上で肥満関連合併症を有する成人が対象です。「あと2-3kg痩せたい」という美容目的の使用は、承認上の適応からは外れます。

急性膵炎の既往者は慎重投与

GLP-1作動薬と急性膵炎の関連は議論が続いていますが、添付文書上は膵炎既往者への慎重投与が求められています。腹部の持続痛が出た場合は速やかに使用を中止し、医療機関を受診してください。

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FAQ

Q1. マンジャロとゼップバウンドはどちらが効きますか? A. 成分・用量設計が同じなので、減量効果に本質的な差はありません。ブランドと適応症(糖尿病 vs 肥満症)の違いだけと考えてください。

Q2. レタトルチドはどこで買えますか? A. 2026年5月時点で承認国はなく、合法的に一般人が入手できるルートはありません。臨床試験以外で流通しているとすれば、品質・安全性が担保されていない可能性が高く、推奨できません。

Q3. マンジャロが合わなかった場合、セマグルチドに切り替えてもいいですか? A. 機序が違うため、片方で消化器症状が強く出てももう片方では許容できるという報告はあります。ただし切り替えは自己判断ではなく、処方医や輸入代行サイトの注意事項を確認のうえ慎重に進めてください。

Q4. バイアル型とペン型はどちらがおすすめですか? A. 増量ステップを細かく調整したい方や、コストを抑えたい方にはバイアル型、用量計算を避けたい方にはペン型が向きます。初めて使う方は、用量間違いのリスクが低いペン型から始めるのが無難です。

Q5. マンジャロ系統の薬は一生続ける必要がありますか? A. 中止すると体重が再増加する傾向は複数の試験で報告されています(SURMOUNT-4試験など)。生涯継続が必須というわけではありませんが、減量後の維持戦略(食事・運動の継続、低用量維持など)を併せて考える必要があります。

最後に

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