
スポーツや格闘技向け。最適なアナボリックステロイドのサイクルについて
はじめに
アナボリックステロイドというとボディメイク目的でビルダーが利用していることが多いですが、著者のステロイドパーソナルにはスポーツや格闘技の選手たちからの依頼も多くあります。この記事では、スポーツや格闘技に適したステロイドサイクルを紹介したいと思います。
スポーツや格闘技とボディメイクの違い
スポーツや格闘技では、成績を向上させる目的でアナボリックステロイドが使用されることがあります。普段のトレーニングでより大きな筋力や筋肥大を得るために利用されるだけでなく、試合中のパフォーマンス向上にも寄与します。
例えば、テストステロンエナンセートなどのアナボリックステロイドを使用すると、筋肥大が促進されるだけでなく、トレーニングへの意欲が高まり、普段以上に多くのトレーニング量をこなすことが可能になります。このような効果は、スポーツや格闘技の分野でも実感されるでしょう。
しかし、過度に筋肉をつけすぎると逆にパフォーマンスが低下するリスクがあります。そのため、スポーツや格闘技では筋量を適度に抑えながら、筋力や瞬発力を高める目的でステロイドを使用することが一般的です。
一方で、高用量のステロイドを使用すると心筋肥大のリスクが高まるため、心拍数を増加させるような運動を控える必要があります。ただし、スポーツや格闘技そのものが心拍数を上げる運動であるため、使用するステロイドの種類や量には特に注意が求められます。
各スポーツで最適なステロイドサイクル
格闘技
格闘技では、筋力・瞬発力・耐久力を求められる一方、スピードや柔軟性を失わないことが重要です。また階級制の競技が多く、体重管理も大きな課題となります。
そのため、テストステロンエナンセートなどのような浮腫みが発生するステロイドの使用を少なくして、マステロンやボルデノンに置き換えると良いです。
その他、減量薬のクレンブテロールやフォシーガも有効です。
クレンブテロールは喘息の薬で、気管支を広げて酸素を取り込みやすくすることで、体全体の代謝が上がり、結果として減量につながります。それだけでなく、酸素の取り込み増加により持久力向上も期待できます。
フォシーガは糖尿病患者向けの薬で、腎臓で血中グルコースの再吸収を阻害し、それらを尿として排出します。結果的に摂取カロリーが下がり、尿の量も増えるため浮腫みを抑えることができます。
具体的な注射剤のサイクルは下記になります。
- テストステロンエナンセート 300mg/week
- ボルデノン 300mg/week
- マステロン 200mg/week
- クレンブテロール 40mcg/day
- フォシーガ 20mg/day
このサイクルは大きな筋肥大には繋がりませんが、副作用少なく筋肥大が可能です。
注射が苦手な方は、下記の経口SARMsを使ったサイクルもおすすめです。効果は注射の3分の1程度ですが、かなり副作用が少ないのがメリットです。
- オスタリン 30mg/day
- リガンドロール 20mg/day
- クレンブテロール 40mcg/day
- フォシーガ 20mg/day
筋力が必要なスポーツ(短距離走など)
特に筋力の向上が求められます。また、競技によっては体重増加によってパフォーマンスが落ちてしまうものもあるため、注意してステロイドを選ぶ必要があります。
最も筋力を向上させることができるステロイドはトレンボロンです。瞬発的な筋力向上はもちろん、筋肥大効果もかなり高いのでベースの筋出力を押し上げる効果があります。
例えば下記のようなサイクルが有効です。
- テストステロンエナンセート 400mg/week
- トレンボロンエナンセート 200mg/week
- マステロン 200mg/week
持久力が必要なスポーツ(長距離走など)
格闘技や筋力系のスポーツと大きく異なり、心筋肥大を引き起こす可能性が高いため、アナボリックステロイドの使用はおすすめしません。
成長ホルモンやSARMsなどを利用して、副作用少なくパフォーマンスを向上させると良いです。
成長ホルモンは脂肪をエネルギーに変える能力を高めるため、長時間の運動でのエネルギー利用効率を高めることができます。
また筋肉の疲労回復効果も高く、コラーゲンの合成を促進させるため、腱や関節の回復にも有効です。
またクレンブテロールも有効で、酸素の取り込みが向上するため、持久力の向上に繋がります。
具体的なサイクルは下記です
- 成長ホルモン(HGH)4iu / day
- オスタリン 30mg/ day
- クレンブテロール 40mcg/day
成長ホルモンは注射での接種が必要ですが、注射が苦手な方はイブタモレンというSARMsで代替することもできます。
イブタモレンは成長ホルモンの生成を促進する薬で、直接成長ホルモンを接種するよりかは効果が低いですが、代替策としては有効です。
以上、格闘技やスポーツでのステロイドサイクルでした。
著者はボディメイクだけでなく、様々なステロイドサイクルの相談を受けていますので、ぜひお問い合わせください。