【RAD-140(Testolone)徹底解説】どれだけ筋肥大するか・LGD比較・スタック【2026年版】

【RAD-140(Testolone)徹底解説】どれだけ筋肥大するか・LGD比較・スタック【2026年版】

先に結論(3行)
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この記事で分かること

SARMs(Selective Androgen Receptor Modulators、選択的アンドロゲン受容体モジュレーター)の主力として並んで語られるのが RAD-140(テストロン)とLGD-4033(リガンドロール)。「どっちが強い?」「どっちが副作用が軽い?」「最初に試すならどっち?」「PCT(ポストサイクルセラピー、サイクル後の回復期)はどっちでも必要?」 — このあたりは検索しても海外フォーラムの噂レベルの情報が多くて判断しづらい。

ここでは、RAD-140とLGD-4033の作用プロファイル、効果の強度差、副作用とその頻度、用量レンジ、サイクル設計、PCTの必要性、スタック(他剤と組み合わせる)相性、そして「どんな人がどっちを選ぶべきか」を整理する。

20年やっている中の人とジム仲間の経験、PubMedで読めるSARMs関連の臨床試験(LGD-4033は臨床試験データがそこそこあり、RAD-140は限定的)、海外でのユーザー報告を踏まえて書いた。あらかじめ前提として、両者ともFDA・PMDA・EMAいずれにおいても医薬品として承認されていない研究化合物(リガンドロールは一部の臨床試験段階を経ているが承認には至っていない)である点を理解しておく。

結論先出し

RAD-140は「SARMsの中でもアナボリック作用が強い、テストステロン代替志向の強度系」。LGD-4033は「臨床試験データがある程度蓄積されていて、副作用プロファイルがやや読みやすい標準系」。純粋な筋肥大の強度ならRAD-140 > LGD-4033。副作用の出方の穏やかさ・体感の安定感はLGD-4033。HPTA抑制(自分の体内のテストステロン分泌が止まる現象)は両者とも用量依存的に起き、PCTは両者とも必要(用量と期間で重さは変わる)。初心者で慎重派ならLGD-4033、強度を取りに行くならRAD-140。コスト面は当店ではRAD-140の方が在庫しやすく、LGD-4033は欠品も多い。スタック相性はLGD-4033が穏やかでオスタリン(MK-2866)などと組みやすい。RAD-140はテストステロン補充のような立ち位置でMK-677や他のSARMsと組ませるのが王道。

RAD-140(テストロン)とは

開発背景

RAD-140はRadius Health社が開発した非ステロイド性SARM。元々は前立腺がん・乳がんへの治療応用、悪液質や筋萎縮への適応を狙った開発化合物で、ヒトを対象にした臨床試験(乳がんへのフェーズ1/2試験など)が進められた経緯がある。承認には至っていない。

作用プロファイル

アンドロゲン受容体への結合親和性が高く、特に骨格筋・骨組織に選択的に作用する設計。前立腺・皮脂腺などへの作用は相対的に弱いというのがSARMsの売り。動物モデルでテストステロンに匹敵するアナボリック効果を示しつつ、アンドロジェニック副作用は軽減されたとされている。

ユーザー間での評価

「SARMsの中で最も筋肥大寄与が大きい」「LGD-4033より体感が強い」という評価が一般的。一方で、感情面の変化(攻撃性・不眠・気分の波)が強めに出るという報告も多い。

LGD-4033(リガンドロール)とは

開発背景

LGD-4033はLigand Pharmaceuticals社が開発した非ステロイド性SARM。Ligand社からその後Viking Therapeutics社にライセンス移管され、加齢に伴う筋萎縮や骨減少症への治療応用を目指して臨床試験が行われた。フェーズ1/2試験で健常男性に対する安全性と筋量増加効果が報告されている(Basaria et al. 2013など)。承認には至っていない。

作用プロファイル

アンドロゲン受容体への高い親和性と組織選択性を持ち、骨格筋・骨への選択的アナボリック作用を示す。RAD-140と比較すると「強度はやや穏やかだが、副作用の出方も穏やか」というバランス型。

ユーザー間での評価

「初SARMsとしての定番」「読みやすい体感」「8週で2-4kgのLBM増加が期待できる」という評価が多い。RAD-140に比べて感情面の変化が穏やかで、日常生活への影響が小さい。

効果の強度比較

筋肥大の絶対量

実用ベースの体感では、8週サイクルで:

  • RAD-140 15-20mg/日 → LBM +3-5kg(個人差大)
  • LGD-4033 10mg/日 → LBM +2-4kg

RAD-140の方が伸びは大きいが、副作用とHPTA抑制の重さも比例して大きくなる。

筋力の伸び

両者ともサイクル中盤(3-5週)で筋力の伸びを実感しやすい。RAD-140の方が「ジムで重量が伸びる」体感が強い、というユーザーレポートが多い。

体組成の変化

LGD-4033は「クリーンなLBM増加」(脂肪が増えにくい)という性質が言われる。RAD-140はカロリー余剰で使うと脂肪も多少乗る。減量時のLBM維持目的なら両者とも機能する。

副作用の比較

共通する副作用

  • HPTA抑制(自分のテストステロン分泌が止まる現象、用量依存)
  • 軽度のテストステロン低下症状(性欲減退・倦怠感):サイクル後半で出やすい
  • 軽度の脂質プロファイル悪化(HDL低下)
  • 軽度の肝機能数値の上昇(AST/ALT)
  • 頭痛・倦怠感(初期適応期)

RAD-140に特徴的な副作用

  • 攻撃性・闘争性の増加(アンドロジェニック作用の表れ)
  • 不眠・浅眠
  • 気分の波(高揚と落ち込み)
  • ニキビ・皮脂増加(LGD-4033より頻度が高い)
  • 軽度の脱毛悪化(AGA素因がある人)
  • 高用量(20mg超)で動悸の報告

LGD-4033に特徴的な副作用

  • HPTA抑制が用量依存的に明確(臨床試験で確認されている)
  • 軽度のむくみ(高用量)
  • 比較的精神面の変化は穏やか

肝毒性

両者とも経口SARMsなので肝負担はゼロではないが、17α-アルキル化AASに比べると軽度。8週サイクル中の肝機能数値の軽度上昇はよく見られるが、サイクル後に正常化する場合が多い。

用量レンジ

RAD-140

  • 初心者:10mg/日(8週)
  • 中級者:15mg/日(8週)
  • 上級者:15-20mg/日(6-8週)

20mg/日を超える運用は副作用とリスクが見合わない領域。15mg/日が標準。

LGD-4033

  • 初心者:5mg/日(8週)
  • 中級者:10mg/日(8週)
  • 上級者:10-15mg/日(8週、それ以上は副作用と見合わない)

10mg/日が標準。15mg/日を超えるとHPTA抑制が重くなる。

朝1回服用が基本

両者とも半減期が長い(RAD-140は約60時間、LGD-4033は約24-36時間)ので、1日1回・朝固定で安定する。分割の必要は薬理学的に薄い。

サイクル設計とPCT

標準的なサイクル長

両者とも6-8週がスタンダード。8週を超えるサイクルはHPTA抑制が深くなり、PCTが長引く。

PCTの必要性

「SARMsはPCTいらない」という言説があるが、用量と期間によっては明確に必要。

RAD-140:8週・15mg/日 → 用量依存的にHPTA抑制が起きる。PCT(クロミフェン25mg/日 × 4週、またはタモキシフェン20mg/日 × 4週)を組むのが現実的。

LGD-4033:8週・10mg/日 → 健常男性での臨床試験(Basaria et al. 2013)で1日1mg・3週間でも血清テストステロンとSHBGの低下が報告されている。10mg/日・8週ならHPTA抑制は明確。PCTは必要。

PCT短縮の判断

低用量(RAD-140 5mg/日、LGD-4033 5mg/日)・短期(4週)なら、PCTを短縮(クロミフェン25mg/日×2-3週)、または天然のテストステロンブースター(亜鉛・ビタミンD3・マカ等)で代用する選択肢もある。ただし採血で総テストステロンが基準値内に戻っていることを確認するのが安全。

採血モニタリング

サイクル前・サイクル中4週時点・終了時・PCT後の各時点で総テストステロン・LH・FSH(下垂体から出るホルモン、HPTA抑制の指標)・脂質プロファイル・肝機能を見るのが理想。最低でも開始前と終了時の2点。

スタック相性

RAD-140 + MK-677

MK-677(イブタモレン)は経口GH分泌促進剤。RAD-140との併用は王道スタック。RAD-140で筋肥大、MK-677でリカバリと睡眠の質を底上げする組み合わせ。

LGD-4033 + MK-2866(オスタリン)

LGD-4033 5-10mg/日 + MK-2866 25mg/日。穏やかなSARMsスタックで、初心者寄りの組み立て。LBM増加と関節保護(MK-2866の関節サポート効果)。

RAD-140 + AAS

AAS(テストステロン等)サイクルの後半にRAD-140を重ねる、またはAASサイクルとの間のブリッジ(つなぎ)期にRAD-140を入れる、といった運用がある。HPTA回復との兼ね合いで判断。

LGD-4033 + AAS

同様にAASサイクルとの組み合わせは可能だが、LGD-4033は単独で使う方が「何が効いているか」を判断しやすい。

同時併用(RAD-140 + LGD-4033)

理論上可能だが、両者ともHPTA抑制を起こすので累積する。コストとリスクが見合わないので、通常は片方ずつ別サイクルで使う。

どっちを選ぶか:目的別判断

初SARMs、安全寄りに試したい

LGD-4033 5-10mg/日を8週。臨床試験データがあり、副作用が読みやすい。

強度を最大化したい

RAD-140 15mg/日を8週。LBMの伸びが大きい代わりに、副作用とPCTが重い。

AGA素因がある、脱毛が気になる

LGD-4033優先。RAD-140はDHT軸ではないがアンドロジェニック作用が強めで、AGA素因がある人で脱毛悪化の報告がある。

減量期にLBM維持

両者とも機能するが、LGD-4033 5mg/日(低用量)が穏やかで使いやすい。

コンテスト前のブースト

RAD-140 15mg/日を6-8週。強度が出やすい。

攻撃性や精神面の変化を避けたい

LGD-4033。RAD-140は攻撃性・不眠が出やすい。

サイクル例

LGD-4033初心者サイクル(8週)

  • 1-8週:LGD-4033 10mg/日(朝)
  • 9-12週:PCT クロミフェン25mg/日
  • 採血:0週・8週・PCT後

RAD-140中級者サイクル(8週)

  • 1-8週:RAD-140 15mg/日(朝)
  • 1-8週:MK-677 12.5mg/日(就寝前、任意)
  • 9-12週:PCT クロミフェン25mg/日 + タモキシフェン10mg/日
  • 採血:0週・4週・8週・PCT後
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よくある質問(FAQ)

Q1. SARMsはPCTいらないって本当?

A. 用量と期間による。低用量(RAD-140 5mg、LGD-4033 5mg以下)・短期(4週)なら必要ないかもしれないが、標準用量・8週ならHPTA抑制は明確。PCT組むのが安全。

Q2. RAD-140とLGD-4033、初心者にはどっち?

A. LGD-4033。臨床試験データがあり、体感が読みやすい。RAD-140は強いがその分副作用も大きい。

Q3. 同時併用で倍になりますか?

A. 倍にはならず、HPTA抑制とリスクが累積するだけ。普通は片方ずつ。

Q4. 経口SARMsで肝臓は大丈夫?

A. 17α-アルキル化AASよりは穏やかだが、ゼロではない。8週で肝数値が軽度上昇することは普通。サイクル後に正常化するか採血で確認。

Q5. AASとSARMs、どっちを先に試すべき?

A. SARMsの方が副作用プロファイルが穏やかで、注射手技も不要(経口)なので「試しやすい」のは事実。ただし「SARMsが弱い軽い薬」と思って軽く扱うとPCTを軽視して失敗するパターンもある。どちらを使うにしても、用量・サイクル設計・PCT・採血の基本は同じ。

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